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April 22, 2010

にじいろやぎさんからお手紙:学生有志→琉球大学へ、セクハラへの抗議

やぎ.jpgピージャーさんが、おでこにお手紙をはりつけてやってきました。新聞で、琉大のセクハラ事件の処分に対して学生有志による抗議があったことが報じられていましたが、おでこのお手紙は、その抗議文のようです。ちょっと長いですが、パリッと全文貼り付けます。

今回の性暴力被害の訴えに対して、セクハラと認めなかった大学と裁判所に抗議するだけでなく、大学が説明責任を果たし、セクハラ対策や相談窓口がしっかり機能するよう要求し、さらに、ジェンダー・スタディーズに関する専任教員と講義や、図書館にセクハラ関連本コーナーも要求しています。ほかにも、「女性問題」は性差別だろっとか、あらゆる暴力はゆるさんぜよ、とか書かれています。

裁判所に訴えた被害者の声をききつつ、被害者の声をききそこねた琉大に向かって自分たちの声を響かせて、正義を求める声を完全に踏みにじることはできないぞ、と示しているように思われました。


キャンパス・セクシュアル・ハラスメントへの学生有志による抗議声明及び公開質問状

 琉球大学大学院修了生が在学中、指導教授から性的暴力を受けたとして、2006年9月22日に教授と琉球大学を相手取り提訴した裁判において、昨年2月に和解が成立した。被告は訴訟が開始された当初、原告とは交際関係にあったと強弁し、裁判所は一審で両者の関係は原告の意に反するものではなかったと結論付けた。二審において原告が和解を余儀なくされた際には、被告は「訴訟を通じてその関係が原告女性の意に沿わないものであったことを理解した」と述べるにとどまり、セクハラの事実は否定した。その後、琉球大学は、2010年3月30日付で法文学部教授を諭旨解雇処分とし、翌31日付で教授の辞職願を受理したことが新聞紙上で発表された。このような教授と大学及び裁判所の姿勢は、性暴力の背景にある大学の指導教授と学生間における権力関係を全く無視したものであり、性暴力を性暴力として認めず、性暴力の被害を無化しようとする暴挙にほかならず、私たち学生は到底納得できない。

 琉球大学は、裁判記録を検討した上で「セクハラの認定は見送った」と発表した。この事実を学習権の主体である学生は、大学からの直接的な説明によってではなく、新聞紙上で初めて知らされたのである。今回の事件についての琉球大学の対応をずっと注視してきた私たち学生に対して、大学が果たすべき説明責任が放棄されたことに強い危機を感じる。セクシュアル・ハラスメントと認識せず、しかもその経過を学生に対して一切の報告や説明を行わないということは、大学内において再びこのような事件が起こっても構わず、さらに新たな被害者が出たとしても救済措置を取るつもりはないと考えているようにしか見受けられない。

 そもそも、セクシュアル・ハラスメントは、不均衡な権力関係のなかで発動された性暴力そのものである。被害者がそれを暴力として認識し、告発するに至った非常に困難な過程とその正当性を、裁判所及び大学はまるで無視しているといわざるを得ない。裁判で性暴力の被害を訴えるという行為を選択することは、法廷で事実の詳細を語らなければならない性質上、被害者本人に対し、困難という言葉では言い表せないほどの精神的苦痛を強いる場合も多く、それはセカンドレイプという二次被害を生むケースもある。大学は被害者に対し、裁判以外の場においても、独自の方法で謝罪、被害者への補償、大学内の環境改善に努めるのが当然の責務であるのにもかかわらず、琉球大学当局はこれを完全に怠っている。これは、被害者に対する暴力が繰り返し発動されたことにほかならず、性的な支配から自由な空間を切り開こうとする正義への要求をも踏みにじるものであると私たちは考える。

 また、新聞紙上においては、「セクハラの認定を見送った」あなた方がなぜ教授を諭旨解雇としたのかについてまったく言及されていない。この記事の見出しで用いられている「女性問題」という語句の使用は、両者の関係を人間関係において有り得るはずもない「不適切な」ものであったとする完全に誤った認識へ巧妙に誘導してしまう。これは指導教員と学生という不均衡な権力関係の事実から目を逸らさせ隠蔽することに他ならず、被害女性ばかりか、全ての女性に対しての性差別的表現でもある。人権を侵害する社会的性差別の撤廃に努めるべき大学がこのような語句を使用したのであれば、その信頼を失わせる行為であり、社会的責任は大きい。この「女性問題」という語を、諭旨解雇の理由としてあなた方が使ったのであるなら、ただちに撤回し、被害者に謝罪すべきである。

 このような、性暴力を告発する「声」を掻き消してしまおうとするあなた方の態度は、沖縄戦そして米軍占領を経て日米安保条約体制という軍事同盟のもと繰り返し発動されてきた無数のレイプと、それを告発する「声」、または「声なき声」までも圧殺してきたレイプという<政治>の歴史と一直線に繋がっていると思えてならない。そして、琉球大学が米軍統治下の混乱期において設立され、第一次琉大事件をはじめとする数々の抑圧に与してきたことを想起するなら、これは大学という場でありながらも軍事的暴力と蜜月にあったことを暴露するものである。私たちは、暴力を許容する政治的空間や言動、身振りへの怒りを表明し、現存する不正義を拒絶する。そして、性暴力をはじめとする、あらゆる暴力に抗議する。

学生有志は以下の通りに要求するものである。その回答を2010年5月7日金曜日午後5時までに下記のメールアドレスに求める。

1. 本件をセクハラと認定とすること。被害者に対し、大学側から謝罪すること。さらに教授を懲戒解雇すること。また、新聞紙上において発表された「女性問題」という表現をあなた方が使用したのであるなら、その撤回と、被害者に対して謝罪すること。

2.琉球大学がセクハラの認定を見送り、教授を不明瞭な理由のまま諭旨解雇とするに至った経緯およびセクシュアル・ハラスメント調査委員会の決議について大学側がもちうる情報の一切を全学の学生・教職員その他大学という場所で性暴力を被る可能性のある全ての人々に明快に告知した上で、説明会で情報開示すること。

3.琉球大学は、「セクシュアル・ハラスメントの防止のための指針」を定めており、そのなかの『「4.対策」における(3)調査および救済の項目』では、セクシュアル・ハラスメント救済の申立等があった場合には「適切な措置を講じて被害者の救済にあたる」としている。しかし、「適切な措置」についての具体的な項目は設けられておらず、どのように「救済」をするのかも不明確である。また、申し立てを行う被害者はもちろん、それを証言する第三者に対しても、更なる暴力を発動させないための救済措置は当然取られなければならない。よって、今後、セクシュアル・ハラスメント及びあらゆる暴力による被害の申し立てをした個人、またはそれを証言した個人に対し、大学生活、社会生活上で一切の不利益が生じないことを大学が保証する具体策を提示すること。

4.セクハラ相談窓口の利用状況を報告し、琉球大学に所属する全ての学生及び職員に対して、セクシュアル・ハラスメントについての定期的な聞き取り調査の実施を行う。その結果を踏まえた上で、相談窓口の改善を可及的速やかに検討すること。

5.ジェンダー・スタディーズに関する専任教員枠を琉球大学における全学部、大学院、法科大学院、そして放送大学のすべての過程において設置し、通常講義を最低でもむこう5年間連続して開講すること。

6.図書館にジェンダー論関連の図書を整備し、セクハラの防止はもちろん、発生時の対処法に関して記述のある図書などをまとめ、独立したコーナーを設置すること。

7.琉球大学当局が学内におけるハラスメント再発防止の徹底、上記の要請項目の達成を図る責務を負っていることは言うまでもないが、学内で暴力の恐怖に脅かされない権利を持つ全ての人間が主体となってこれに取り組むために、学生代表の役員会への参加及び教員、職員、学生による学長・理事の選挙制度を確立すること。

8.抗議に加わる全ての者の権利を保障し、いかなるペナルティをも科さないこと。

2010年4月16日
学生有志

あっちこっちで同時多発

■サンフランシスコ
Date: Thursday, April 22, 2010
Time: 10:30 am
Location: St. Patrick’s Church, 756 Mission Street, San Francisco
Features: Music, Visuals, expert and community speakers:

■ワシントンDC
NO MORE US MILITARY BASES!
Please come and oppose new US military bases in Okinawa---Network for Okinawa
April 25th, Sunday at 2 pm
Where: In front of the Japanese Embassy
2520 Massachusetts Avenue, N.W.
Washington, DC 20008

■ハワイイ
Sunset Candlelight Peace Vigil for Okinawa
Where: In front of the Japanese Consulate
Honolulu, Nu`uanu Avenue & Kuakini,
Sunday, April 25, 2010, 6pm

■帝都1
沖縄を踏みにじるな! 新宿緊急デモ
日時:4月24日(土)18:15集合 18:30出発
場所:新宿東口アルタ前広場集合、新宿の繁華街を一周!(予定)
(デモコースは http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/ に掲載 します。)
呼びかけ:「反戦と抵抗の祭<フェスタ>09」実行委員会有志
(植松青児、小泉john一郎、小塚太、園良太、茂木遊、ヨシダ)(アイウエオ順)
主催:沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会
連絡先:090?5344?8373(茂木)
e-mail:no.base.okinawa@gmail.com

■帝都2
4・25沖縄県民大会とともに声をあげよう東京集会
4月25日(日)午後3時開始
県民大会と同じ日時です。集会後デモ行進をします。
社会文化会館・三宅坂ホール
(東京都千代田区永田町1-8-1電話03-3592-7531)
有楽町線・半蔵門線「永田町」駅4分
http://www.syabunkaikan.org/Traffic.html
<呼びかけ>沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック
東京沖縄県人会 練馬沖縄県人会 千葉沖縄県人会
<共  催>辺野古への基地建設を許さない実行委員会
<連絡先>090-3910-4140
案内チラシを印刷できます。
http://www.jca.apc.org/HHK/NoNewBases/10NNB/4.25aseembly.pdf

■帝都3
NO BASE! OKINAWA ~キャンドルで人文字をつくろう!
4月25日(日)18時~              
明治公園(新宿霞岳町、渋谷区千駄ヶ谷一丁目)
歌、スピーチ、キャンドルによる人文字      
※当日、キャンドル代(orペンライト代)として500円程度のカンパにご協力を!
「沖縄に基地はいらない」全国同時アクションTokyo    
沖縄一坪反戦地主会関東ブロック/WORLD PEACE NOW

April 20, 2010

さよならアメリカ、さよならニッポン

moriguchisayonara.tiff
画廊沖縄のお知らせが届いた。日米安保改訂50年企画森口豁展-さよならアメリカ-
2010年5月15日-30日 11:00-18:00
(期間中、月曜日定休日)
15日は夕方18時からオープニングとアーティストトークも予定されているそうだ。その時期、沖縄には沢山の人たちが「平和行進」で来県しているだろうし、翌5月16日には普天間基地を人間の鎖で包囲する企画も予定されている。森口さんの仕事を知る多くの人たちが駆けつけるだろう。
 ところで、この展示案内には、=安保-Friendship=というシリーズタイトル(なのかコピーなのかわからない)が付いていて、どこか釈然としない。もちろんアイロニーなのだけれど。案内の葉書に採用された写真は「中城城に立つ自衛隊」と題された1966年の写真。そしてタイトルは「さよならアメリカ」。そうか。「さよならニッポン」のことに言及していない。
 「さよならアメリカ」は、アメリカへの訣別の辞ではなく、入れ替わりにやってくる日本をどう眼差すか、その不安定な心象を表しているのだと思う。「祖国」や「帰る」という修辞を繰り返し疑いながら、日本にどのように再び包摂されるのかが、厳しく問われた局面だったからだ。Friendshipなどというエセ臭い語との醜悪な組み合わせによらずとも、安保に対する不信感が充満し、「さよならニッポン」の思想を鮮やかに胚胎した局面だったはずだ。
 だがそれは、ミナマデイウナ的当然の了解事項では、実はなかったのだ、今日に至ってなお。という茫漠とした不安をかき立てる、そのような葉書である。

1972年頃、狭山のハイドパークあたりでは、アメリカにも日本にもふぃっと訣別できる軽やかさがゆるされていたのかな、と思う。いや、これもまた、アイロニーではあるか。

April 16, 2010

4月17日緊急シンポ「密約外交の闇をただす」@けんぱく

4・17緊急シンポジウム
「密約外交の闇をただす −沖縄返還密約訴訟判決を受けて−」
☆日時 4月17日午後2時 (開場1時40分)
☆場所 県立博物館・美術館 1階講座室
☆入場無料
 【進行】
基調報告(午後2時5分〜3時5分)
密約訴訟判決の内容と意義  原告弁護団長代行 小町谷育子
日米外交から見た判決の意義  琉大教授 我部政明(原告)
パネル討論 登壇者(予定、コーディネーター候補)
☆小町谷育子、日隅一雄、岡島実(原告弁護団)
☆新崎盛暉、我部政明(原告)
☆岩崎貞明さん(メディア総研事務局長)
主催・実行委員会 問い合わせ先 松元 090(2716)4478


 沖縄返還密約開示訴訟の判決が9日、東京地裁で言い渡されました。

 今に連なる沖縄の基地過重負担の原点とも言える基地自由使用を米軍に担保し、国民の見えないところで巨額の裏負担をした政府の所業は歴史的な裁断を受けました。密約の存在は判決で認定され、国民の知る権利をないがしろにしてきた国は厳しく指弾されました。

 シンポジウムでは、沖縄密約開示訴訟の原告弁護団を牽引した小町谷育子弁護団長代行や沖縄在住の原告が参加し、判決の歴史的意義をあらためて沖縄の地で解き明かしつつ、密約外交の過ちを将来に引きずらないための外交文書の開示の在り方などの課題を討論し、あるべき姿を探ります。米軍普天間飛行場の移設問題を焦点とした基地の過重負担の底流となった密約を認定した判決が私たち沖縄社会に何を問いかけ、そして今後どう立ち向かっていくべきかについても議論を深めます。多くの方の参加を呼び掛けます。

田ノ浦に100人以上の作業員が

上関原発予定地、田ノ浦から速報、届いています。
http://twitpic.com/photos/takafumitomita
http://www.ustream.tv/channel/3518386

下地厚氏72時間ハンスト宣言

「鳩山政権のこれ以上の沖縄差別を絶対許さない」!
 私は、東京に住む一人の沖縄の人間として、普天間基地問題での鳩山政権の約束反故の態度に抗議し、4月19日正午からの72時間連続ハンガーストライキを決行することで、抗議の意思を明らかにします。

つづきは http://www.jca.apc.org/HHK/2010/simojiketui.html で。

4月24日沖縄を踏みにじるな!新宿緊急デモ

沖縄を踏みにじるな! 新宿緊急デモ
 
▼日時:4月24日(土)18:15集合 18:30出発
▼場所:新宿東口アルタ前広場集合、新宿の繁華街を一周!(予定)
(デモコースは http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/ に掲載 します。)
▼呼びかけ:「反戦と抵抗の祭<フェスタ>09」実行委員会有志
(植松青児、小泉john一郎、小塚太、園良太、茂木遊、ヨシダ)(アイウエオ順)
▼主催:沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会
▼連絡先:090?5344?8373(茂木)
e-mail:no.base.okinawa@gmail.com


「変化」を求めた政権交代。
誰よりも求めたのは沖縄だった。民主党は沖縄で全勝だった。
それは「普天間基地の県外移設」が公約だったから。
今やついに首相が「県外移設は困難」と言い始めた。
裏切られる今の政治に、誰よりも怒っているのは沖縄の人たちだ。

「日米同盟」は「日米軍事同盟」のことにすぎない。それを政府もメディアもま
るで全ての前提にしながら、私たちは生きてきた。その分犠牲を作り出す。
「日本の国益のために仕方ない」と言えば言うほど、沖縄の自己決定権を奪って
いる。
沖縄の米軍海兵隊は戦争の最前線。イラクやアフガニスタンへ行き人を殺し続 けている。
全ての「もうやめてくれ!」という叫びは、誰よりも私たち自身に向けられた声だ。
4月25日には、沖縄で県内移設に反対するため何と10万人規模の大会がある。
沖縄の人たちは何十年も抗議を続けてきた。今を逃したらもう立ち直れないほど
絶望すると言われている。私たちはそれにどれだけ応えてきただろう。
だから一人ひとりが動き出そう。沖縄との温度差をなくそう。これが私たちの課題
だ。それが広がれば政治は変わる。
初めての人も忙しい人も、自分の時間を少しでも使って今こそデモに来てほしい。
人があふれる新宿のど真ん中で、私たちの声を響かそう!

★翌日の「4.25沖縄県民大会とともに声をあげよう」東京集会&デモへ!
4月25日15時に社会文化会館・三宅坂ホールに集合です。
4月の毎週金曜日18時半からは、首相官邸前での抗議アクションも行われています!
http://www.jca.apc.org/HHK/NoNewBases/10NNB/NNBJ_4.25tokyou%20assembly.html

4月24日たねを食卓へ@mofgmona

生物多様性ノレッジカフェ2nd /生物多様性と地域づくりシリーズ1st
「たねを食卓へ:生きものの恵みと地域づくり〜ベトナムNGO Seed to Table から学ぶ」
ゲストスピーカー:伊能まゆ (NGO Seed to Table 代表)
とき:4月24日(土)15:00-17:00 セミナー
          17:00-20:00 意見交換+ 懇親パーティ
ところ:モフモナ mofgmona (宜野湾のカフェ)
    沖縄県宜野湾市宜野湾2-1-29 tel: 098-893-7303
詳細は http://okinawabd.ti-da.net/e2785393.html

April 02, 2010

なんだこれ。

タイムスの記事は、セクハラでないなら、いったいなぜ懲戒の対象となったのか、問いただす姿勢の欠片もない。新報にいたっては、別件と混ぜて報道し、結果的にセクハラ問題について重要視しないという水面下のメッセージとなる効果を持つ。

「教授を諭旨解雇/女性問題で」『沖縄タイムス』2010年4月1日(社会面36)。

 琉球大学(岩政輝男学長)は31日、指導をしていた大学院生の女性と不適切な関係を持ったとして、法文学部の男性教授=60代=を30日付けで諭旨解雇処分とし、教授の辞職願を31日付けで受理したと発表した。
 女性がセクハラを主張して教授を提訴した訴訟では、1審がセクハラを認めず女性が敗訴。2審ではセクハラに言及しない形で教授と和解していた。
 琉球大学は処分にあたり、裁判記録を検討した上で「セクハラの認定は見送った」としている。

「琉球大学教職員2人処分 架空・水増し請求などで」『琉球新報』2010年4月1日。
 琉球大学(西原町、岩政輝男学長)は30日、備品購入で架空・水増し請求を行い、大学に約180万円の損害を与えたとして、大学総務部の男性専門員(50代)を停職12カ月の懲戒処分にした。男性は31日付で辞職した。大学からの相談を受け、浦添署は男性が架空・水増し請求の金を私的に流用していないか捜査する方針。さらに同日、指導していた女子学生と不適切な関係を持ったとして、法文学部教授(60代、男性)を諭旨解雇処分にした。
 大学によると、男性専門員は同大学付属病院の経営管理課長代理だった2006年12月と07年1月、取引先の印刷業者と結託し、実際は購入していない大学病院の備品費用90万円を大学に架空請求させた。
 07年6月には、同じ業者から備品を購入した際、88万円を水増し請求させた。業者は大学が支払った架空・水増し請求分の合計約180万円を男性に渡していた。

ところで「諭旨解雇」とはwikipediaによれば
「諭旨解雇(ゆしかいこ)は、使用者が労働者を説得し、退職届または辞表の提出を要求すること。諭旨が上位者の地位を利用して強圧的に行われた場合は退職強要に該当し違法である。ただし、懲戒事由がある場合は、懲戒解雇として認められる可能性がある。主に、従業員に不祥事があった場合で、就業規則に定めた懲戒事由にあたるか微妙な場合に用いられる。転職の際に、解雇事由が懲戒解雇となっていると不利になることが多いため、本来は懲戒とすべきところを諭旨解雇扱いにすることもある。このような性質上、退職金の支払についてはケースバイケースである。」となっている。

チャーター便のまえに

女性集会では「チャーター便で東京に乗り込み、官邸、国会議事堂を人間の鎖で囲むぞ!」との勢いある発言も飛び出して大いに会場を温めたのだが、そのまえに、うちなー波状攻撃。


「県外移設」の不履行は絶対に認めない!
● 4月6日(火)~9日(金)沖縄県民(ウチナンチュ)が官邸前へ集結し、鳩山政権に対して「非暴力」で公約遵守を求める意思表示をします。
● 民主党支持者を含め、「県内落着」はおかしいと考える市民(ヤマトンチュ)のみなさん、集まった沖縄県民(ウチナンチュ)に温かい声をかけるとかカンパをするとか、「非暴力」で彼らを応援してください。3000人以上の市民が足を運んでくださることを期待しています。
● ただし、組織的動員はご遠慮ください。どういう組織・団体に所属されていてもけっこうですが、誰かに指示、命令されてではなく、個人の意志、責任で応援してください。
● 4月6日(火)の午前10時30分からスタートさせる予定です。
● スタートに先立って4月2日(金)に沖縄で記者会見を行います。
● 呼びかけ人 安里英子(基地・軍隊を許さない行動する女たちの会) 安次富浩(名護市民) 金城 実(彫刻家) 知花昌一(読谷村議) 真喜志好一(建築家、「琉球国・建設親方」)
● 本土側呼応者 足立満智子(千葉県成田市議) 今井 一(ジャーナリスト) 島田清作(元東京都立川市議)

『テレビが伝えない普天間問題の真実』
─現地ニュースキャスターが緊急報告─
報告:三上智恵さん(琉球朝日放送ニュースキャスター・ディレクター)
4月9日(金)18:30~21:00
岩波セミナールーム
千代田区神田神保町2-3 岩波アネックスビル3F(1Fは岩波ブックセンター)

普天間基地返還が決まって16年、政府は辺野古基地建設を強行しようとしたが、実現していない。
鳩山政権はキャンプ・シュワブ陸上部など、県内移設を画策しているが、これが事実であれば何の解決にもならない。辺野古の人たちの苦しみをテレビドキュメントで描き、数々の賞を受賞した三上智恵さんを招き、作品を見ながら普天間問題の真実に迫る。
参加費:1000円、学生500円
主 催 JCJ(日本ジャーナリスト会議)放送部会 放送を語る会
TEL 03-3291-6475

辺野古・高江乗り合いカー情報4月

arukitsukarete.jpg平和市民連絡会では、高江・辺野古への支援行動を行うために那覇からの輸送車を出しています。輸送車の日程は下記の通りです。
4月 3日(土)-5名 4月10日(土)-5名
4月13日(火)-3名 4月14日(水)-3名
4月15日(木)-5名 
4月16日(金)-3名(辺野古限定)
4月17日(土)-5名 4月19日(月)-3名
4月21日(水)-3名 4月22日(木)-3名
4月24日(土)-5名
4月26日(月)-3名(辺野古限定)
4月28日(月)-3名 4月29日(木)-5名

1. 輸送車は、那覇インター前バス停で待機しています。
2. 同バス停を9時に出発して、同乗者の希望により高江・辺野古まで行きます。高速内のバス停での途中乗車も可能です。
3. 同乗希望者は、必ず城間(080-1782-6598)または長嶺(090-2712-6486)へ事前に連絡して下さい。
沖縄平和市民連絡会では、この行動の定期化のため、カンパを募っています。カンパの宛先は、『(口座番号)は01710-5-88511』『(加入者名)は平和市民連絡会』『通信欄に辺野古・高江行きカンパ』と記入してください。