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November 27, 2009

GP meets FJ in Hiroshima 1

20091123202339.jpg 今夜のメニューはキムチチゲだとの合意に至ったとき、学長は言った、「マスイ、ですかね」。その言葉を聞き終わらないうちに、事務局CHOは「マスイだね」と応える。当意即妙というよりは、単に同じこと考えてたというほどの会話。事務局CHOというのは、別組織の役職名であるが、便宜的にここではそう書いておこう。学長とは、名うてのあのシャリバリ地下大学学長。見た目と風貌と実年齢は、いずれも二人の役職名とは相容れない。

 そして、不覚にも「マスイ」を「麻酔」と脳内感知した私は、たしかに、ヒロシマ・ビギナーであった。
 
 フード・ジョッキー。その名を知らしめた問題作が発表されてすでにひさしい11月某日、異議を申し立てるべく筆者が申し入れた「フード・ジャム」が実現した。これはその報告である。

 

 「ちょうどポイントがたまったところですよ」と、学長はほくそ笑む。いっぽうの事務局CHOは、置きっぱの自転車の回収と買い物場所との最大公約数的ルートを検討しているため、他人の話に耳を貸す余裕のない状態に陥っている。けっきょく両者はマスイで合流する手はずだったのが、「自転車のカギは昨夜着ていたジャケットのポケットだった」というありがちな失態のために、「プロの食材の店」なるスーパーが合流地点と定まった。
 
 学長は、心なしか急ぎ足だった。沖縄から来た筆者の挑戦におののいているのか。「オレに付いて来られるかな、ふははは」的勇み足なのか。はたまた、これから始まるジャムに、はやる心を抑えきれないのか。と思っていると、どうやらその「マスイ」の閉店時間が迫っているらしいのだ。まるで、仕事と家事を両立させていることを矜恃とするため、夕食の準備に要する時間を思い描きながら買い物を手早く済ませる一家の母のようだ。美しい。

 「マスイ」は、果たして、商店街の一角にある肉屋だった。店頭に到着したその瞬間に、事務局CHOから携帯に電話がかかる。どうやら学長に細かく指示を出しているようだ。「三枚肉はスライス500グラムのほかに、かたまりでも500グラム。あとモツを、ですね」。電話の指示を確認するために、ショーケースを見て指さし確認しながら復唱する学長の声に、筆者と、そして二人の店員が耳を澄ませている。店員の一人は、若い。沖縄でならさしずめ「にーにー」と呼ばれるだろう年頃の、シャギーにカットした頭髪が、肉屋らしからぬ風貌。その隣に、会社なら「専務」と呼ばれそうな顔立ちの、落ち着いた中年の男が控えている。「専務」は、「にーにー」に、三枚肉のスライスの計量を任せて、自身は奥の冷蔵庫から、塊肉を取り出してくる。断面をこちらに見せて差しの入り具合を「このくらいですがよろしいですかね」と確認させた。ふむ。できるな。この男。

 そうしているうちにも、「にーにー」に向かって「モツは奥だ、まだ冷凍してないのがあるから」と、業務用の小声でささやく。だが、にーにーのほうは、先客の注文を受けて出来上がった弁当二つを包んで奥から現れた店主夫妻に気を取られたのか、その指示を聞き損ねていた。

 「あのー、モツがもうないんッスけど」。

 同じ指示を二度言わせるのか。その怒りが、閉店間際の倦怠の時間にやってきた客に対する苛立ちと相まって、普段は冷製な専務の心の闇に作用したに違いない。いつもなら、計量する前からほぼ正確に肉の塊に包丁を入れることの出来る腕が鈍った。二度、包丁を入れて500グラムを切り取る羽目になってしまった。一日をよい気分のままで終えようとするのは、案外と難しいものだなと、専務は独りごちた。かどうかは知らない。
 
20091123195947.jpg 「プロの食材の店」で、肉以外の様々なものを調達する。肉選びに洗練さを見せたあの才覚と打って変わって、化調だの保存料だのに無頓着な、FJたち。この点で「るー大生」は倫理的サブライムを得た。なかでも特筆すべきは、広島名物であり広島独立の象徴とすべきとかれらが主張してやまない「イカの姿フライ」、そして、鍋を計画したら必ず最後に投入すべきものとのオートスイッチが入るらしい辛ラーメンだった。その、辛ラーメンも、同じではないらしい。数種を取りそろえているのは、「○×屋」であり、さっそく二人は、別ルートで会場へ向かうD面氏に電話を入れる。けっきょく一度に鍋に入れてしまえば差異が失われるだろうに、との筆者の懸念をよそに、ふたりはD面氏に、韓流インスタント袋麺のそれらの銘柄について事細かに指示を出した。

 イカの姿フライは、どこにでもあるように見えて、世界中で見かけるイカの姿フライの90%は、広島県産である、らしい。プロの食材スーパーで、あのお好み焼きソース界の<帝国>、オタフクのイカの姿フライを発見。「ブランドなんかいらない」ナオミ・クラインに影響されすぎたためか、スターバックスもナイキも無縁といった顔のふたりは、ある種の罪悪感から来る動揺を隠せない。そのとき、救世主が現れた。
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 その名も「理由あり姿フライクラッシュ」。
 せんべい界にありがちな、形状を損ねたものを徳用袋詰め品として売る、あの手法が、イカの姿フライにも導入されていたのである。非オタフク系のそれは、「クラッシュ」をcrushではなくclashと綴ってしまったあたり、インディなだけでなく、非常にパンクなものを目指そうとする意思が感じられる。それは、星形が閃光とともに飛散する様子を描いた袋のデザインにも現れていると言えよう。そんなことをつらつらと考えているところに、学長から「そもそもイカの姿といっても、その姿じたい、人工的に勝手につくったものなのであって、それが壊れているからといって、もとより形などあってないようなものなのに、値段を下げるほどの理由になるのか」との根源的な問いが提出された。おそらくこれから先たとえば、「振興策は、そもそも基地と関係なく、地方公共団体のインフラ整備資金として当然あってよいものを、基地のおかげで得られる特典のように思い込ませ、それが失われることが欠損となる」とまことしやかに論じる際の、非常に有効なレトリックとなるだろう。そして、それに易々と欺されないためのカギは、ロンドン・パンクにある。振興策なんか、イカの姿フライ・クラッシュなんだよ、と底冷えのする広島の空を仰いで、つぶやく、ともなくつぶやいてみた。というより嘯いてみた。

(つづく)

 

 

 

田ノ浦ファースト・コンタクト

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ヒロシマ平和映画祭でお会いしたYAさんに、祝島のパンフレット、「建てちゃうの?上関原発」というパンフレットと、祝島でとれたひじき!をいただきました。「いわいじま」ではなく「いわいしま」と読むことも知ったばかりのビギナー。広島で路面電車から日の丸を掲揚した中国電力本社の威圧的な様子を眺めたこともあり、ぜひとも、訪ねてみたい。しかし1日3便(高江行きのバスみたいだ)のフェリーでは、祝島に渡るのは時間的に無理。と、思っていたところ、いただいたパンフレットに、建設予定地である上関町長島の田ノ浦の簡単なマップがありまして、そこに「団結小屋」とある!

占拠で小屋といえば、伊江島、昆布、本部町、辺野古、そして高江!と占拠小屋マニアのはやる心を抑えきれず。最近のレンタカーはすべてカーナビ付きだし、OK、OK。行くしかないじゃないか。ということで行ってきました。(←アホです。この時点で。)
20091124115633.jpg カーナビに住所をセットしようとすると「該当する地図がありません」とのメッセージが表示され、一抹の不安もありましたが、ま、いっか、大丈夫大丈夫。要するに道がつながっている島の端っこまで行けばいいわけよね。(←さらにマヌケ。)
 道中で見かけた「活力ある豊かな町を原電で」の看板。原電を米軍基地に置き換えれば、沖縄本島北部東海岸のアイロニーと重なります。別の豊かさを求める世代が、すでに多く育ってきている現在、このかけ声は欺瞞に満ちたオトナたちの諦念でしかない。嘆息。

 さて。カーナビは、怠慢かましたわけではなく、田ノ浦は、上関原発の予定地なので、地図には含まれておらず、道の端っこは、四代という別の小さな漁港。つまり、途中から道はあるけどカーナビ圏外なのでした。四代の道ばたで、通りすがりのオジサンに尋ねると「あー、途中に分かれ道があったでしょう、あの先だよ」とのこと。ふーむ。そして、分かれ道まで戻って、意気揚々と先を進んだら・・・。マジで大変でした。車と殆ど同じ幅しかない崖っぷちの道で、対向車が来てしまって、崖沿いにバックしたりして。この先に進めるのかも判らず、いったん車を停めて先のほうまで歩いて確認したり。途中、放棄された朽ちかけた小屋があって、まさかこれが団結小屋?この先進んでも誰もいないのか?とか、だんだん弱気になり。(←本当は小心者なのでして)

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 途中で出てきた看板は、「発電所の敷地」とあるけど、その先にも、ぼつぼつと色が塗りつぶされていない地域が点在しているのが判ります。用地買収は完了していない。つまり、住民との対話は充分ではないことがよく判る地図です。なんて、その時はそんな心の余裕もなく、殆ど泣きそうになりながら、ヨロヨロとたどり着いたらそこは雨ふり(←あ、古いっすか)。

 じっさい途中で雨も降ってきて、ホント、帰ろうかーと思ったころに、道が終わり、数台の車が駐車してあり、車にはスナメリとか森を守れとか環境系ステッカーが!人の気配が!うわーん、良かった。ということで、ステッカーの効能を実感し、「あぁ!また次のステッカー企画を練ろう」と小さく心に誓いつつ、そこに自分も縦列駐車しました。警備員さんがいたので「こんにちわー」と、元気で平気なカンジを装ったのがバレバレなカンジで挨拶し、さらに10メートルほど山道を歩いて、ようやく団結小屋にたどり着きました。なんとなんと!立派なログハウスでしたよー。
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ちょうど海から帰ってきた方がひとり。留守番の方がひとりいらっしゃいました。「ここから現場に行って下さい」と案内され、大人一人やっと歩ける山道を海に向かって下って下って、下って・・・えー。まだ歩くのかと、10分くらい歩くと、どーんと、工事現場が出てきました。
 
 ところが、そこでタイムアップ。広島に戻って車を返して新幹線に乗らなければならない時間に。しかも、金網に阻まれて立ち入り禁止なのかと思いきや、この金網沿いに、迂回路が続いて、浜の座り込み&監視現場に続いていたのだと、後から伺いました。沖縄からここまでたどり着いてあと数メートルで帰ってしまうという体たらく。。。ということで、現場直前の金網にタッチして、すぐに引き返したという絶望的に情けないマヌケなファーストコンタクトでした。(←すみません、ここまで読んで下さったかた。期待に応えないのが、合意してないプロジェクトの個性です。)
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 広島で車を借りたのが9時半、途中でカンパのホッカイロなど買い物し、山道で心底びびりまくり、まさに現場(正確には現場の数メートル手前)に到着したのが1時半でした。帰りは、町に帰る人の車の後ろにくっついて走らせてもらい、2時に出て4時半には広島駅で車を返却。(←ぜんぜん参考にならない所要時間。)

 田ノ浦ではカヤックと浜での監視活動が始まっていますが、このような場所でもあり、参加者の確保が困難なようです。たどり着いてしまえば、ログハウスは大変立派で、調理場もあり泊まり込みで参加できる環境でした。沖縄から行ったらたぶん激寒だとおもう(←けど、ネコと毛布があったのを確認しました。(^_^))
 対岸の祝島からも、応援の船を出しているとのこと。時間をつくって祝島と田ノ浦に何日間かだけでも応援に行く人、いませんか。そのばあい、事前に連絡して調整をしたほうがよいと思います。虹のカヤック隊の電話など必要な連絡先を入手しておりますので、ご相談下さい。

 そして、私のようにひとりフラリと現場を見に行くばあいは、祝島に渡るか、埋立工事用のブイを出す予定だった、平生町の田名埠頭を見るというのが、まずは正しいビギナーの態度だったのかもしれません。いやーん、バカ。ナニゴトにも先達はあらまほしき。知らない場所に行くときは、現地の人に相談しましょう。はーい。突然現れた私を心配してくれたあのKBのオジサン、ログハウスでお会いした皆さん、帰りの車で先導して下さったHさん、ホントに有り難うございました。

 そして現場の最新情報は、ご存知、冨田貴史さんのblogのほかにも以下を参照。
上関原発を考える広島20代の会
ハチの干潟調査隊
虹いろHearts 上関原発を考える山口県若衆(わかいし)の会

以上、田ノ浦レポでした。

大統領に手紙を出そうって、ピーターさんが

 米国でのジュゴン訴訟の原告団体としてCenter for Biological Diversity(略称CBD:日本語訳:生物多様性センター)が加わっています。そこの中心人物であるピーター・ガルビンさんは、2003年3月の初来沖以来、たびたび来沖し、ジュゴンやサンゴだけでなく、ヤンバルクイナなどを米国で絶滅危惧種に指定させる運動に取り組んでいます。
 2004年7月に、沖縄で開かれた国際サンゴ礁学会でも複数のメンバーで来沖してロビー活動を行い、「辺野古を守れ」の署名を集め、奇麗事を並べた大会宣言(案)に修正案を出し、・埋め立てなどの経済活動でサンゴを衰退に追いやった、・今後、人間の活動でサンゴを衰退に追いやることはやめようとの具体的な文言を入れさせるロビー活動を行い、修正に成功しました。

このたび、辺野古の基地建設をやめるよう、オバマ大統領に手紙を出そうという呼びかけを始めています。



Please forward this action alert widely. We are seeking to deliver 100,000 letters to President Obama immediately.

Thanks,
Peter Galvin


Take Action for the Cetner for Biological Divesityのページに入ると、下の方に、スクロールバーのついた四角い記入ボックスが出てきます。このままでもよいし、ちょっとでも英語OKなら、冒頭に加筆するとか、すっかり書きなおすとか、自由に使ってみましょう。次にその下のほうに出てくる氏名や住所などの記入項目を書き込んで、Send Your Messageボタンをクリックすると、オバマ大統領にメールが送れちゃう!ナイスな仕掛けです。ピーターさんありがとー☆

環境保護と軍の共存共栄?!APA‐Jフラッシュ No.138より

ピープルズプランから届いた記事を以下に転載します。
ビエケス島では、米海軍が撤退した跡地は、米国の野生生物保護局の管轄下に
置かれ、「これは新たな土地の収奪?結局アメリカが管理している」という
批判の声も聞きました。沖縄の北部訓練場が半分返還されても、残存する部分
でどのような演習が行われるのか把握できないままでは、自然保護地域として
指定されたとしても、けっきょく以下に述べられているような「バッファー」
の役割を担わされるに過ぎないのか、そうした懸念を、予備知識として持って
おきたいと思い、許可を得て掲載しました。



ーー【APA‐Jフラッシュ No.138】ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
環境保護と軍の共存共栄?! 土地の「篤志家」と環境NPOが前面に出てい
るが、軍からの資金助成があるという。軍の責任でつくるべき軍事演習の「緩
衝地帯」なのに、環境保護のイメージ付きで資金供給側の優位性まで持てると
いう、税金を使った巧妙な「まやかし」。
それでもハワイは米国「内」。日本の米軍基地には、広大な緩衝地帯の必要性
すら考慮されてない。                   (M)

(以下、本文はクリックしてどうぞ)

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ホノウリウリ地域で保護される土地ーバッファー地域として軍が資金援助
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ここでお伝えするのは、私たちの土地(アイナ)にとっての朗報である。ギル
家が別の投資家と共同で、元キャンベル地所から保護地と農地として維持する
ために4000エーカーを購入した。ワイアナエ・コーストの一部と南部のワ
イアナエ山脈の森林地帯にあたるが、ここは絶滅の危機に瀕するハワイ固有種
生物の重要な保護地区でもあり有益なことである。隣接地は北部ホノウリウリ
保護地域の一角にあたるが、ここを「トラスト・フォー・パブリック・ランド」
が最近購入した。下の記事によれば、最大の投資者は軍である。

なぜ軍が自然保護地のトラストに投資するのだろうか。軍には、事実「自然保
護地域バッファー(緩衝地帯)」計画と呼ばれるプログラムがあり、軍事訓練
活動の「緩衝地帯」をつくるため、NPO(非営利団体)が保護を目的として
土地を購入するのを助けている。「トラスト・フォー・パブリック・ランド」
は、ノースショアを見下ろすモアナルア谷とププケアにある土地を購入すると
きにも軍と協力した。これは、良いことのように聞こえることだろう。双方に
とって有益な、いわゆるウィン・ウィン(両者勝ち)だろうか。ププケアの土
地購入は、実は問題をはらんでいる。なぜなら、それは、コオラウ山脈の土地
に対する軍の支配力を強め、ストライカー旅団拡張の一部であるノースショア訓
練地域(と破壊的活動)の拡大を可能にするものだからである【注:ストライ
カーとは「ストライカー装輪装甲車」のことで、機動性を重視する近年の米軍再
編の中心的存在】。

このような自然保護プロジェクト自体は、支援に値する良いプロジェクトでは
あるが、軍の資金助成は、いくつかの環境団体を黙らせ、軍の活動に協力させ
る結果をもたらしている。
カイル・カジヒロ (DMZ ハワイ/アロハアイナ)

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<記事>
ギル家と共同出資者がキャンベルの土地入手
所有地4000エーカーの開発計画は特にないと語る

ハワイで有名なギル家とその共同出資者は、オアフ島の4000エーカー近く
の土地を、農地および自然保護地として利用するためとしてジェームス・キャ
ンベル社から購入した。

これは、6人の子どもと前州副知事で米下院議員のトム・ギルの兄弟から成る
一家であるが、今回、カルフォルニア出身で長年ハワイに住む地主のエドマン
ド・C・オルソンと共同でこの土地を入手したのである。

1500万ドルが支払われた広大な土地は、マカキロからクニアまでのワイア
ナエ山脈の東斜面に沿って広がり、カヘ発電所近くまでのびている。

ギル‐オルソン共同事業の代理人で、地元の労働弁護人であるトニー・ギルに
よれば、所有地を開発する予定はなく、土地の半分は農地として、残り半分は
保護地として地域区分される。

「我々は、この地の歴史と伝統に多大な敬意を払って臨んでいる」と彼は語っ
た。

土地の一部は、牧場経営2件、通信塔、ティンバーライン・キャンプ場など、
様々な収入を生む利用目的で貸し出されている。

また、この土地には風力発電所など代替エネルギーを生産する潜在的可能性も
あると見られているが、ギルは、新所有者は土地の評価を始めたところでまだ
何も計画を立てていないと語った。

「キャンベルはあそこに150年間(地主)として居座ったのだから、我々も
少なくとも同じぐらいの年月はいるつもりだ」と彼は語った。

ギル‐オルソンの土地購入に伴い、キャンベル社は、隣接する土地約3600
エーカーをNPO(非営利団体)「トラスト・フォー・パブリック・ランド」
に400万ドルで売却した。

この土地にはホノウリウリ保護地域も含まれており、域内は「ザ・ネイチャー
・コンサーバンシー」によって監視されているが、近い将来に州に移転されて
保護管理される予定である。

「トラスト」は、土地購入資金のほとんどを軍から調達したが、軍は、米国魚
類野生動物庁と州の遺産土地基金(レガシー・ランド・ファンド)と市の「ク
リーン・ウォーター&ナチュラル・ランド・ファンド」とともに所有地の一部
を管理している。

両土地の販売は、9月30日で終了した。

キャンベル社は、土地の売却にあたり商業不動産仲介業者CBリチャード・エ
リスを通して市場に出し、総計6500エーカーの土地に対し2250万ドル
の売値をつけたが、同時に、保護に意識の高い買い手に売り渡すことを望んだ。

キャンベル社広報担当テレジア・マクムルドは、どちらの買い手も土地に相応
しい環境と文化的価値観を持っていると語り、「それが主要な判断基準であっ
た」と話した。

ギルは、この土地の購入は、兄弟のエリック、ゲイリー、イヴァン、ティム、
姉妹のアンドレア、叔父のローリン、ローリンの名づけ子たちを含めて一族に
とって、大規模土地投資に足を踏み入れる最初の冒険的事業であると語った。

オルソンは、米国最大の個人用貸し倉庫業社でロスを拠点とするA‐アメリカ
ン・ストーレッジ・マネージメント会社の経営者で、ハワイにも何カ所か倉庫
をもっている。

オルソンはハワイ島(ビッグアイランド)にパートタイムで居住するが、1万
3000エーカーの土地を所有しており、オーケー・ファームス合同会社の共
同経営者でもある。また、オアフ島にあるクニアの土地も1296エーカーを
400万ドルで3年前にキャンベル社から購入している。
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出典:世界反基地ネットワークより(2009年10月9日)
翻訳協力:miho_tree(APA‐J翻訳チーム)
翻訳チェック:HSナオコ 監修:APA‐Jデスクチーム
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November 17, 2009

English version of the coverage of Futenma-Henoko Issue in Ryukyu Shinpo

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Of course, it is the landmark event that Japanese Newspaper issued the English pages folding in it. That's why they exceptionally served the PDF files in their web site, and I think they've well done! :-)

-Portal of the Futenma-Henoko Issue. (Both Japanese and English. You can find the links for the English text-based articles).

-Wednesday, November 11, 2009. (PDF 1.4MB)
-Thursday, November 12, 2009.(PDF 2.0MB)
-Friday, November 13, 2009. (PDF 1.2MB)

November 13, 2009

Covering Okinawa in Eng., cont.

-Martin Fackler, "Okinawans Grow Impatient With Dashed Hopes on U.S. Base", New York Times, Nov. 11, 2009. [A version of this article appeared in print on November 12, 2009, on page A6 of the New York edition.]

-"Editorial:It’s Also Time for “Change” for the Bases in Okinawa. We Urge You to", Ryukyu Shinpo, Nov. 13, 2009. [Japanese version is here.「オバマ米大統領へ/沖縄基地もチェンジの時 平和賞にふさわしい英断を」, 『琉球新報』2009年11月13日]

-“Mr. President, I have a talk with you, as an American-Okinawan Uchinanchu to", Ryukyu Shinpo, Nov. 13, 2009.

-Masaaki Gabe (Prof. of University of Ryukyus), "Okinawa Marines’ Raison d’etre lost in a changing world", Ryukyu Shinpo, Nov. 13, 2009.

-Seigen Miyazato (Head of the Okinawa international issues study group), "Be democratic and respect human rights Remove U.S. Marine out of Okinawa", Ryukyu Shinpo, Nov. 13, 2009.

-Kunitoshi Sakurai (President Okinawa University), "-Please listen to the voices of Okinawa- To Mr. Barack Obama, President of Unit", Ryukyu Shinpo, Nov. 13, 2009.

-Douglas Lummis (Political Scientist), "Keystones and Linchpins: contradictory views on base relocation", Ryukyu Shinpo, Nov. 13, 2009.

November 11, 2009

Covering OKINAWA in English

[Articles on Mass Gathering in Ginowan on Nov. 8]
-Coco Masters, "Japan Protests U.S. Military Ahead of Obama Visit" Time Nov. 09, 2009.
*Correction: Mass gathering was held in Ginowan City, not "Nago City" as discribed in this article.

-Eric Talmadge with the contribution of Mari Yamaguchi (AP), "Marine base debate clouds US-Japan relations" Associated Press hosted by Google, Nov. 10, 2009.

-"Japanese protest against US military base," Press TV, Nov. 08, 2009.

-"Japanese express outrage at US bases," Morning Star online.co.uk, Nov. 08, 2009.

-Yuka Hayashi, Yochi J. Dreazen, "Japan's Mixed Signals Add to Uncertainty Over U.S. Installations," The Wall Street Journal, Nov. 10, 2009.

-Mark Willacy, "Japanese protest against US military presence," ABE News, Nov. 09, 2009.

-"Thousands protest US base in Japan," RTÉ News Nov. 08, 2009.

-Harumi Ozawa, "Japanese protest US base before Obama visit," AFP hosted by Google, Nov. 08, 2009.

-Isabel Reynolds, "Thousands of Japanese protest U.S. base plan," Reuters, Nov. 08, 2009.

-"Locals protest Futemma transfer within Okinawa ahead of Obama visit," Kyodo news, Nov. 08, 2009.

-"Locals protest Okada's idea to transfer U.S. base to Kadena'" Kyodo news, nov. 07, 2009.

-Naoshi Koriyama, "Respect the wishes of Okinawans," in Readers in Coucile, The Japan Times, Nov. 01, 2009.

"Japanese protest against US base," BBC News, Nov. 08, 2009.

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-David Allen and Hana Kusumoto, "Protesters rally against Okinawa base plans," Stars and Stripes, Nov. 10, 2009.

-Hana Kusumoto, "Protest prompts more opposition to Futenma plan," Stars and Stripes, Nov. 12, 2009.

-"Locals protest Futenma transfer within Okinawa," Japan Today, Nov. 09, 2009.
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新報が英字新聞に!→追記

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朝からびっくり。新報が英字新聞なってた。うり、スキャンしてからに、全世界に配らんとよー。あげ、入りきらんやさっ。
新報さーん。Web版で早く出して下さい。

・・・と朝書いたら、夕方現在、WebにもUPされました。写真入り。以下にリンク貼ります。
"No" to construction of a new military base in Henoko Ryukyu Shinpo Nov. 11, 2009.
Voice of the citizens Ryukyu Shinpo Nov. 11, 2009.
Resolution against Construction of a New U.S. Base in Henoko and Relocation with Ryukyu Shinpo Nov. 11, 2009.
70% of Okinawans Say No to Futenma Move to Henoko Nov. 11, 2009.
Want USMC Withdraw from Okinawa: Academic council sends statement to Obama Ryukyu Shinpo Nov. 11, 2009.


November 07, 2009

祝島の仮処分却下を求める署名始まりました

「海に座る」つながりで、祝島のみんなを応援!
●個人用署名用紙はここ
●団体・ショップ用署名用紙はここ
●祝島の最新状況についてはRadio Active blogをチェック!

祝島から原発つながりで、玄海原発プルサーマル抗議へも!
Imagine NO MOX ~NO!プルサーマル佐賀ん会公式ブログ~
みらい実行委員会(福岡)

そして、占拠つながりといえばこれ!くびくびカフェも大ピンチ!
京都大学時間雇用職員組合 Union Extasy

押しつけられたり、トカゲのしっぽ扱いされたり。。。。

November 06, 2009

「アメリカに今後1円も払いません!米軍には出て行ってもらいます!」

辺野古テント村を来訪した太田総理のマニフェストが発表されたようです。
東京の放送日時は11月6日(金)19:56〜20:54
沖縄では16日月曜日午後3時56分放映予定だそう。情報伝達に10日も時差を要するとはトホホ。

November 02, 2009

11月の辺野古・高江乗り合いカー情報、辺野古に総理が来訪

20091102141508.jpg
「09.11月分高江・辺野古への支援行動について」
出発便は、以下の通り。
11/ 7(土) 3名 11/11(水) 3名 11/12(木) 5名
11/14(土) 5名 11/17(火) 3名 11/18(水)3名
11/19(木) 3名(辺野古行のみ)
11/21(土) 5名 11/23(月) 5名 11/24(火) 3名
11/25(水) 3名 11/26(木) 5名 11/28(土) 5名
11/30(月) 3名(辺野古行のみ)



平和市民連絡会では、高江・辺野古への支援行動を行うために那覇からの輸送車を出しています。輸送車の日程は下記の通りです。
1. 輸送車は、那覇インター前バス停で待機しています。
2. 同バス停を9時に出発して、同乗者の希望により高江・辺野古まで行きます。高速内のバス停での途中乗車も可能です。
3. 同乗希望者は、必ず城間(080-1782-6598)または長嶺(090-2712−6486)へ事前に連絡して下さい。
沖縄平和市民連絡会では、この行動の定期化のため、カンパを募っています。カンパの宛先は、『(口座番号)は01710-5-88511』『(加入者名)は平和市民連絡会』『通信欄に辺野古・高江行きカンパ』と記入してください。
※右画像は、爆問vs嘉陽のおじい。あわわ。沖縄では16日月曜日午後3時56分放映予定とのこと。どんな番組になるのでしょうか。フクザツな気持ちです。

November 01, 2009

4歳になりました。