« September 2009 | Main | November 2009 »

October 31, 2009

ケンミンタイカイに向かういろいろ

●11月4日 意見広告の掲載日
     →募集情報はこちら
●11月7日14時より 藤本幸久監督『ONE SHOT ONE KILL』初公開@辺野古交流プラザ
場所は辺野古バス停の「交流プラザ」ではなく、上の集落の「辺野古コミュニティーセンター」でした。お詫びして訂正します。
●11月8日 県民大会@宜野湾海浜公園屋外劇場

「普天間基地移設問題で意見募集」by琉球新報

October 16, 2009

泡瀬勝訴!

CA3B0009.JPG判決骨子より。
主文
(1)甲事件の訴えのうち、平成20年4月24日から平成21年7月23日までに終了した中城湾港(泡瀬地区)公有水面埋立事業・臨海部土地造成事業に関する一切の公金の支出、契約の締結又は債務その他の義務の負担行為の差し止めを求める部分を棄却する。
(2)控訴人県知事は、本判決確定時までに支払い義務が生じたもの並びに調査費及びこれに伴う人件費を除く一切の公金を支出し、契約を締結し、又は債務その他の義務を負担してはならない。

(4)乙事件の訴えのうち、平成21年7月23日までに終了した沖縄市東部海浜開発事業に関する一切の公金の支出、契約の締結又は債務その他の義務の負担行為の差し止めを求める部分を棄却する。
(5)控訴人市長は、沖縄市東部海浜開発事業に関し、本判決確定時までに支払い義務が生じたもの並びに調査費及びこれに伴う人件費を除く一切の公金を支出し、契約を締結し、又は債務その他の義務を負担してはならない。
・・・
※要するに、調査費及びこれに関する人件費の支出を許容したほかは、第1審判決と同様の結論である。

タイムス速報新報速報も出ました。朝刊が待ち遠しいのは久しぶりじゃないか?

October 13, 2009

平和を約束しながら戦争を遂行する受賞者たち

ハワード・ジン
「戦争と平和賞:がっかりするようなノーベル賞の贈り物で、バラク・オバマは平和を約束しながら戦争を遂行する受賞者の一覧に加えられる」
『ガーディアン』2009年10月10日

バラク・オバマがノーベル平和賞を授与されたと聞いて幻滅した。ふたつの戦争を継続中の大統領が平和賞を与えられるというのは、まさに、ショックだ。しかし思い起こせば、ウッドロー・ウィルソンも、セオドア・ローズヴェルトも、ヘンリー・キッシンジャーも、みな、ノーベル平和賞を受けたのだ。ノーベル賞委員会は表層的な評価基準で知られており、巧みな話術と空疎な身振りに取り込まれ易く、あからさまな世界平和の侵害は見て見ぬふりを決め込むことで有名なのだ。

 
そう。ウィルソンは国際連盟の功績を認められている。あの、戦争をくい止めるのになんの役にも立たなかった機関だ。しかし、彼はメキシコ沿岸を爆撃し、ハイティとドミニカ共和国占領のために派兵し、ヨーロッパにおける殺戮現場に合州国を巻き込んだ。すなわち第一次世界大戦、愚かさと破滅性において、依然としてトップクラスの戦争にである。
  
確かに、セオドア・ローズヴェルトは日露間の和平を仲介した。だが彼は戦争好きの人間で、キューバの米軍占領に加担し、スペインから解放すると見せかけて、あの小さな島を合州国に鎖でつないでしまった。そして大統領として、彼はフィリピン人たちを服従させる流血の戦争を指揮し、フィリピン諸島で600人もの無辜の村民を殺戮した合州国将軍を祝福しさえしたのである。しかし、委員会は、そのローズヴェルトを指弾し戦争を批判したマーク・トゥウェインにも、反帝国主義連盟の指導者ウィリアム・ジェイムズにも、ノーベル賞を与えていない。
  
そうだ。委員会はヘンリー・キッシンジャーが平和賞に相応しいと考えた。なぜなら、ヴェトナム戦争終結のための和平交渉に署名をしたからだ。その戦争を仕組んだ人間のうちのひとりであるにもかかわらず。キッシンジャーは、明らかにニクソンの戦争拡大方針に賛同し、ヴェトナム、ラオス、カンボディアの農村を爆撃した。キッシンジャーとは、語の非常に厳密な定義において、戦争犯罪人と言うに相応しく、そのような人間が、平和賞を授与されているのだ!
  
人は、雄弁なる約束上手のオバマがそうなったように、口約束を根拠として平和賞を授与されるべきではない。戦争終結を実際に達成したことが根拠とされるべきだ。そして、オバマは破壊的で非人間的軍事活動をイラク、アフガニスタン、パキスタンで依然として継続している。
  
ノーベル賞委員会は退陣すべきだ。そしてその巨額の資産を、スター性や話術に媚びず、歴史に理解のある、別の国際平和組織に譲り渡すべきであろう。

October 12, 2009

「民主党連立政権は弾圧の当事者になりますか」高江から明日、公開質問状

高江からお手紙が届きました。
公開質問状はここからDLできます


高江を支援して下さるすべての皆様へ

高江ヘリパッドいらない住民の会
共同代表 宮城勝己 安次嶺現達 伊佐真次
住所 沖縄県国頭郡東村字高江85−12
TEL/FAX 0980−51−2688


 私たち、沖縄県東村高江の住民は、米軍ヘリパッド建設の強行に抗議し、話し合いを求めて座り込みを続けてきました。ところが、2008年11月に、国は、座り込みをしていることが通行妨害だとして、裁判所に仮処分を申立てました。高江に住所がある、座り込みをしている夫婦を中心に14名が債務者とされています。

 私たちの生活を踏みつぶす、一方的で強圧的な政策に対して、私たち住民は、この2年間ずっと、抗議と説得、監視活動を続けています。弁護士などにも相談しながら、沖縄のこれまでの平和運動にも学びながら、平和的な反対活動をしています。決して、裁判や保全処分で排除されるような行為はしていません。

 国側、すなわち沖縄防衛局が提出した現場写真などでは、妨害行為の特定がなされないため、私たちが沖縄防衛局に建設中止の要請にいったときの名簿、新聞記事のコメント、ブログの記事、高江のヘリパッド問題を主題としたイベントや写真展などが、妨害行為の証拠として提出されました。これでは、まるで言論統制です。

 この、国による仮処分申立て自体が、住民への恫喝、住民運動に参加した者に対する強迫です。萎縮効果をねらった手段としての提訴は、「SLAPP訴訟」と呼ばれ、企業が弱い個人を攻撃するために使われ、極めて不当であると問題視されています。

 座り込みをしただけで、通行妨害などということがまかり通れば、生きていくための訴えをするあらゆる種類の住民運動にどれほどの萎縮効果をあたえるでしょうか。ましてや、これは国が国民に対して取るべき手段と言えるでしょうか。

 現に、沖縄防衛局長の真部氏は、これで高江の住民を排除できたら辺野古も訴える、と新聞インタビューで答えています。これは、言論弾圧であり、民主主義の根幹である正統な住民運動に対する弾圧です。私たちは言論の自由、表現活動の自由、自らの生活を守るために、国による申立ての却下を強く求めています。

 この事実を、政権が替わったいま、新しい総理大臣や法務大臣に早く伝えたいのです。前政権からの引継ぎの結果、鳩山由紀夫総理大臣は、国政の最高責任者として、国が住民運動を訴えるという前例のない事態が進行していることをご存知でしょうか。千葉景子法務大臣は国の代理人として、このような申立てをご自分が起こしていることになっているとご存知でしょうか。

 10月13日以降に、裁判所が仮処分の決定を出せば、私たちは、当然、不服を申立て、本裁判に移行するように裁判所に起訴命令を申し入れます。国が法務大臣の名において住民運動を訴えるという、前代未聞の事態を引き起こす前に、知って頂かなくてはいけないはずです。那覇地裁の決定が出てからでは、遅いのです。

 時間がありません。

 各大臣に伝えようと、陳情や政党への要請などあらゆる方法をつくしているのですが、前例のないこの事態を理解して頂くには時間を要するのか、私たちの声が届きません。

 そこで、公開質問状を出すことにしました。マスコミを通じて政治の決定に責任を持つ閣僚のひとりひとりに、直接質問をし、私たちの声を届けてくれるかも知れないとの一縷の望みを託してのことです。

 皆様、どうか、橋渡しのための一助を、心からお願いいたします。

 追伸 
 別紙の公開質問状は10月13日の午前中に提出する予定です。
 10月13日(火)午後3時沖縄防衛局へ仮処分取り下げ要請行動をします。
 その後の報告会で公開質問状を読み上げて、公表したいと思います。


2009年10月13日
沖縄県東村高江
ヘリパッドいらない住民の会

October 09, 2009

火曜日の夕方6時は自由!開放!大学いかがでしょう

20091009231525.jpg
大学の古紙置き場で素晴らしいブツをゲットしました。おぉ!と思いながら立ち読みしていると、年配の同僚の方とばったり。「お、『むしろ旗』といえば軍用地主の訴訟の記録だ、いいもの見つけたね」と。この即応力に怯んだというか、沖縄の底力を見た!気持ちです。さらに「これはきっと@#$%&先生の研究室から出たものに違いないねぇ」とニヤニヤ。
 後期の時間割で夜間のコマを持ちます。脳内は右画像のようにごちゃっとしている状態ですが、『むしろ旗』も含めて、ネット上や大学の廊下で拾ったもの、色んな場所で出会った人からゲットしたおみやげ、ブツブツ交換して手に入れたものなどが教材のメインです。
 教室にはスペースが沢山残っている予定ですので、ぜひ、ぷらりとお立ち寄り下さい。県民大会も準備されているし、BNDもふたたび廻ってくる。運動の秋!到来ということで。アイディアを練るのによいキッカケになるかも知れません。教室は学びたいすべてのピープルに開放されています。

火曜日6限(18:00-19:30)
琉球大学共通教育等3-104教室
「現代の国際関係」担当:阿部小涼
シラバスはここからDLできます
テーマ:社会運動から見る国際関係
いわゆる「新しい社会運動」と呼ばれる事例を取り上げて紹介し、新しいスタイル、過去からの継承、運動の拡がりなどを考える授業です。

<講義予定>予告無く変更もありますのでご了承下さい。
10月13日(火)(1)イントロダクション
10月20日(火)(2)<労働>自由と生存!イマドキの労働運動
10月27日(火)(3)ライブラリ・ワークショップ(授業はありません)
11月10日(火)(4)<スペクタクル>に抗する落書き
11月17日(火)(5)<スペクタクル>カルチャー・ジャマー叛乱
11月24日(火)(6)「書を捨てよ、町へ出よう」の日(教室での授業はありません)
12月1日(火)(7)<コモンズ>ストリートを取り戻せ
12月8日(火)(8)<コモンズ>都市菜園、バス乗客
12月15日(火)(9)<オルター・グローバリズム>DIY、FNB
12月22日(火)(10)<オルター・グローバリズム>それはシアトルから始まった
冬休み
1月5日(火)(11)レフティング!ライティング講習
1月12日(火)(12)<オルター・グローバリズム>法人資本主義批判
1月19日(火)(13)<ストーミング・ザ・ミレニアム>反抗を解放せよ
1月26日(火)(14)<ストーミング・ザ・ミレニアム>基地を解体する
2月2日(火) (15)レポート提出期限(授業はありません)

辺野古2000日

091009_0828~001.jpg
敬意を表してこのblogでも掲げたいと思い、辺野古浜通信さんから(合意を得ず)拝借しました。思わずぽろりーと涙が出てしまう、感慨が胸に迫る写真です。いつもいつも、このお二人にお世話になっています。合意してないプロジェクトは誕生したころ「なんだかよく判らない連中だ」と思われていましたが、この二人はいつも「またなにかやっとるな」とにこにこと、ふところ広く深く受け容れてくれてきました。現場を和らげ、拠点をネットワークに拡げていくのは、こうした寛容さの持ち主たちの個性によるところが大きい。これからも、GPともなかよくして下さい★よろしくおねがいします。

海原雄山先生が泡瀬干潟に!

091009_1323~01.jpg

10月13日沖ボーにGO!

高江から緊急お知らせ来ました。



足並み.jpg

大変緊急で恐縮でございますが、以下の通り10月13日、債務者および住民側弁護団で沖縄防衛局へ要請行動を行うことになりました。

高江ヘリパッド・緊急!要請行動の呼びかけ
関係各位
いつも温かな支援ありがとうございます。
 周知のとおり、政府は米軍ヘリパッド建設に反対する住民に対し仮処分手続きを申し立て、司法の力で住民を排除しようとしています。10月3日には裁判官による高江現地進行協議が実施され、10月13日をもって双方の最終的な意見提出の締め切りとなり、その後いつ決定が出てもおかしくないという状況になります。
 
 本件ヘリパッド事業は旧政権下における政策決定を前提とした事業であり、政権交代が実現された今、裁判所からの決定が出される前に沖縄防衛局に対し仮処分の取り下げを求める要請行動を行いたいと思います。
 
 つきましては、平日のお忙しい中かつ超緊急ではございますが多数の参加をお願いできませんでしょうか。よろしくお願い致します。

日時:10月13日(火)午後2時45分集合
  (午後3時から要請)
場所:嘉手納町役場前に集合し、沖縄防衛局へ移動
※要請終了後、報告会を行います。

以上


October 08, 2009

1010 HENOKO 2000

2000を記念すること。Y2Kが騒動になった20-21世紀転換期というのもあったけれど。なにかないかなとググっていたら、ハンモック屋さんにたどり着いたりして、うわ、気持ちよさそーなんて、本題に戻れなくなってしまった。いかんいかん。脇道にそれるのはやめてストレートに。10月10日に辺野古2000日の集まりのお知らせです。



調査を強行しようとする防衛局に対して、資材搬入を止めるために、始まったは、10月9日で2000日目を迎えます。10月10日土曜日、辺野古浜では、2000日記念の市民集会を開きます。
・午前10時より、海のご案内
・正午より、集会
・午後1時よりイベントなどを予定しています。
500円でおいしい海の幸なども味わえる予定です。


この2000日市民集会に向けた送迎バスを那覇から出します。9時に県庁前を出発、各インターのバス停から乗車できます。乗車申し込みは、城間(080-1782-6598)または長嶺(090-2712−6486)へ事前に連絡して下さい。
カンパとして往復1000円頂ければ有り難いです。28名に達し次第締め切ります。帰りは那覇17時頃着予定。

October 01, 2009

辺野古・高江乗り合いカー情報10月

20090929093922.jpg10月分高江・辺野古への支援行動について
平和市民連絡会では、高江・辺野古への支援行動を行うために那覇からの輸送車を出しています。輸送車の日程は下記の通りです。
10/ 1(木)−数5名 10/ 2(金)−数5名 10/ 8(木)−数5名
10/10(土)−数5名 10/13(火)−数3名 10/14(水)−数3名(辺野古限定)
10/15(水)−数3名 10/18(日)−数5名 10/20(火)−数3名
10/21(水)−数3名 10/24(土)−数3名 10/26(月)−数3名 (辺野古限定)
10/27(火)−数3名 10/28(水)−数3名 10/29(木)−数5名
1. 輸送車は、那覇インター前バス停で待機しています。
2. 同バス停を9時に出発して、同乗者の希望により高江・辺野古まで行きます。高速内のバス停での途中乗車も可能です。
3. 同乗希望者は、必ず城間(080-1782-6598)または長嶺(090-2712−6486)へ事前に連絡して下さい。
沖縄平和市民連絡会では、この行動の定期化のため、カンパを募っています。カンパの宛先は、『(口座番号)は01710-5-88511』『(加入者名)は平和市民連絡会』『通信欄に辺野古・高江行きカンパ』と記入してください。


右画像、某日辺野古テント村横で車を停めたときに発見したカマキリ君。ちびっこですがガマクのすわったファイティング・ポーズを取っています。見習いたいと思います。