合意してないシンポジウム2005

2005年12月の企画です。終了しました。

●12月10日(土)午後2時から、沖縄大学1号館601教室にて開催。
●テーマ
1.開発を問う(河村雅美、宮城公子、多田治)
2.「法」から問う(高作正博ほか)
3.文化政治を問う(阿部小涼、屋嘉比収、新城郁夫)
このシンポジウムは、日米「合意」や沖縄をとりまく状況について考えることがメインテーマです。ただパネリストは話題を投げかける役割を担当、あとはフロアの人たちみんなで言いあって聞きあう場にしたいと思います。妄言暴言アリ、取っ組み合いはナシ、妄想夢想大歓迎系。理性は保ちつつ、形式は崩しつつ、スリル満点のゆんたく会。あなたも参加しませんか?

「合意してない」シンポジウム
日時 12月10日 午後2時−午後6時(途中休憩あり)
場所  沖縄大学 1号館601教室

<第1部 「開発−振興」を問う>
基地容認論の切り札とも言うべき「開発」「振興」が、果たして真に現実性を持つのか?今度の「日米合意」が万が一にも現実化されるとき、「開発」「振興」の名の下に、一体いかなる危機的な事態が予想されるか。そうした点を、開発論、名護市民運動、観光論、などといった視点から議論していく。
パネリスト 河村雅美 宮城公子 多田治

<第2部 「法」から問う>
「特措法」の立法が危ぶまれる今度の「日米合意」反対運動において、一人の僧侶が不当逮捕され長期間にわたって拘留されるという事件が起こった。こうした暴力を法の視点からどのように問うていけるか。また、住民投票をめぐる憲法の争点をどう考えることが可能か。そして来るべき「県民投票」はいかにしてなされ得るか。こうした点を、法という視点から議論していく。

バネリスト 高作正博  森川恭剛 

<第3部 「文化政治」を問う>
「日米合意」という暴力に至る今日の沖縄をめぐる政治には、広くそして深く「文化」という装置が働いている。アジアに開かれた沖縄というキャッチフレーズの下に展開される日米軍事同盟強化とアジア脅威論の横行。癒しというイメージの氾濫と同時に進行する地域社会や生活基盤の破壊と沖縄全体の軍事要塞化。こうした沖縄が抱える危機を、「日米合意」という虚偽への拒否という立場において議論していく。

パネリスト 阿部小涼 屋嘉比収 新城郁夫

<このシンポジウムは>
以上のような3部によって構成されます。バネリストは議論提示を簡潔におこなって、それをきっかけとした、参加者全員の自由な議論をこのシンポジウムの眼目におきたいと考えています。つまり、何でも語り合おう、ということです。些細なこと、疑問点、大風呂敷な提案、それぞれ大歓迎のシンポシオン(=宴)にしたいと思っています。多くの方の参加を心から歓迎します。

【交通について】
(1)車でお越しの方:長田駐車場を利用してください。与儀・寄宮方面から来られた人は、大学の門を越え左側にファミマが見えたら、左折し100メートルほど行くと長田第1、第2駐車場があります。 国場十字路から上がってくる方は、右手にファミマが見えたらすぐ右折です。どうしてもわかりずらい方は構内の守衛さんに言えば、長田駐車場への小さな地図をもらえます。
(2)エコまーるいちゃりバス:おもろ駅からバスターミナル/旭町駅まで土日も運行中。ちょっと本数が他の日よりも少なくなるらしい。大学の真ん前に止まるので利用価値あり。