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カケコミカキコ(7)ジュゴンの保全計画

意見書ひな形、ジュゴンの保全計画についてです。

沖縄に力を注いでくださっているWWF-J、日本自然保護協会(NACS-J)、ジュゴン保護キャンペーンセンターの去年のバルセロナからのおみやげIUCN決議をここで生かしましょう。

何とこの準備書では、ジュゴンの保全計画、「船、気をつけさせますね」だけ....。
来年、日本は国際生物多様性年のホスト国。これ、世界中から来る人の前で言ってみ?とつっこんでください。




意見書例(5)ジュゴンの保全計画に対しての意見書

普天間飛行場代替施設建設事業に関わる環境影響評価
準備書に対する意見書
                     
 2009年5月 日
〒 住所                     
名前 

○ジュゴンの保全計画について

 ジュゴンは、環境省・沖縄県のレッドデータブックにおいて「絶滅危惧㈵A 類」、とされています。また、IUCN(国際自然保護連合)により「絶滅危惧」と評価されており、世界的にも貴重な動物です。

そのため、沖縄のジュゴンの保全政策は、国際的にも注目を集めています。特にIUCNが昨年2008年10月の第4回IUCN世界自然保護会議において、IUCN決議「2010年国連国際生物多様性年におけるジュゴン保護の推進」を採択したことにより、国際的な関心が高まりました。同決議では、日本政府に対して、全ての選択肢を含めての環境影響評価を実施する努力を求めています。

それに加え、2010年国連国際生物多様性年は日本がホスト国であり、その責任を果たすことが求められています。

しかし、この準備書で書かれているジュゴンの保全計画は、「付近を航行する船舶に対して、ジュゴンとの衝突を回避するための見張りを励行させるほか、ジュゴンとの衝突を回避できるような速度で航行するよう周知します」というものであり、これが国際的に求められている基準に達している保全計画とは到底思えません。

保全計画のもととなるジュゴンの調査を含め、アセスのやり直しを要求します。