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FREE KAMAGASAKI 7!

 私たちは釜ヶ崎の2000名以上の労働者の住民票を強制削除した大阪市に対し、当然の権利である選挙権を取り戻すために闘ってきた方々に賛同を表明する。また4月5日、10日に逮捕された7名の方々の即時釈放を求める。
 労働者の多くの方々は頻繁に移動せざるえない仕事に就いていることを大阪市は把握し、一旦は釜ヶ崎開放会館などに住民票を登録することを許可したにも関わらず、2007年に一方的な強制削除を行った。住民票の強制削除は、選挙権だけではなく年金や手紙、仕事に必要な様々な免許の更新、口座の開設などいくつもの面で生活の困難を招く。そのような不当な行政に対して昨年の7月、選挙名簿に載っていれば投票所で投票権を回復できる可能性があると呼びかけた方々の内7名が逮捕された。この逮捕は投票所の前に立ち塞がった役人に対する「公務執行妨害」とされているが、投票所とは選挙立会人などの市民が秩序を見守る場所であり、役人や警察が管理する場では決してない。法律に照らし合わせるならば、処罰されるべきは無法な逮捕を行った警察自身である。「選挙へ行こう!」と呼びかけていた方々や選挙にいった方々らの行動や発言は、釜ヶ崎に根ざした運動でありながら場所と時を超えて私たちに解放の問いをたてる。今や釜ヶ崎は、難民やオーバーステイ、在日コリアン、災害で住民票から離れたところで流浪することを余儀なくされた人々らの権利の問題を思考する交差点と化した。
 警察は10日のNDSの佐藤レオさんの逮捕と平行して、NDSのスペースから不当にDV250本あまりを持ち去った。ドキュメンタリ監督とその映像はなぜ捜査と弾圧の対象となったのだろうか。それは、彼と仲間たちが産み出す映像が大いなる潜勢力を備えているからに他ならない。NDSの金さんの言葉を借りるならば、集団で撮影してきたNDSにとって押収されたDVの映像は共同性の表れの一つである。そしてNDSが撮ってきた映像は異なる時間を過ごしてきたものたちに、観ることを通じた想像上の出会いを可能にし目指すべき未来の歴史へといざなうものである。不当に逮捕された佐藤レオさんは獄中で、釜ヶ崎を舞台とした映画の脚本を構想中だと聞いている。NDSのメンバーの出会いもまた、映像と運動の力に吸い寄せられた結果ではなかったか。この闘いは国家警察が恐れている映像の力を取り返す闘いでもある。
 私たちが望むあらゆる社会変革は、英雄が持つ聖剣の一突きではなく数えきれない蜂たちが至る所から突き刺すことで大きく進む。逮捕された7人の次の蜂たちは無数の人々のことを指している。私たちは蠢き国家を突き刺す蜂となってあなたたちの側にいる。
合意してないプロジェクト