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5月29日すごい豪華シンポジウム@沖縄大学土曜教養講座

こんにちは。沖縄大学土曜教養講座のご案内です。
 新崎盛暉さんの著書の中国語版が刊行されたことを機会として、以下のようなシンポジウムを開催いたします。
4人のパネリストのうち、孫歌さんは「マーカラワジーガ」シンポにも参加されました。また、カルチュラル・タイフーンを通じて陳光興さんをご存じの方も多いかもしれません。ご多用中とは存じますが、ぜひご参集くださいますよう、ご案内いたします。
 なお、今回の土曜教養講座終了後、刊行記念のレセプションを準備しております。午後7時より沖縄大学の新しい本館ビルの1階、ホワイエにて。軽食付きで2000円(学生の皆さんは1000円)です。
 「抑止力」とか「恐怖の平和」ではなく、誰と一緒にどんな平和を創るのか、アジアからの友と一緒に、言葉を丁寧に交わす時間を作りたいと願っております。どうぞよろしくお願いいたします。


第458回沖縄大学土曜教養講座 アジアのなかで沖縄現代史を問い直す ―新崎盛暉『沖縄現代史』中国語版・韓国版刊行記念―

 新崎盛暉が半世紀にわたって沖縄民衆の闘いに併走し、豊かな批判精神と同時代的想像力によって記録、考察し続けてきた沖縄現代史。その仕事の核心となる『沖縄戦後史』『沖縄現代史』が、2008年の韓国版に続き、今年3月、中国語に翻訳され、北京・三聯書店より刊行された・・・沖縄現代史を通して東アジアの現在を問い直すテキストとして。
 新たな思想は創れるか―韓国・台湾・中国・沖縄からの4人の歴史研究者とともに、アジアのなかで沖縄の<いま>を問い直す―<民衆の平和>の時代を創造するために。

日時 2010年5月29日(土)午後2時~6時
会場 沖縄大学1号館601教室
主催 沖縄大学地域研究所
共催 沖縄大学地域研究所共同研究班「方法としてのアジア/方法としての沖縄」
問い合わせ 電話098-832-5599

パネリスト紹介はつづきをどうぞ。


孫歌(Sun Ge)
1955年中国吉林省長春市生まれ。吉林大学中国文学部卒。東京都立大学より博士号(政治学)取得。現在、中国社会科学院文学研究所研究員。専攻は日本政治思想史。Inter Asia Cultural Studies編集委員。主な著書に、『アジアを語ることのジレンマ―知の共同空間を求めて』(岩波書店/東京、2002年)、『アジアという思惟空間』(ソウル、2003年)、『竹内好という問い』(岩波書店/東京、2005年)、『ポスト東アジア』(共編、作品社/東京、2006年)、『歴史の交差点に立って』(日本経済評論社/東京、2008年)など。

鄭根埴(Jung Kuensik)
1956年韓国・全羅北道益山生まれ。ソウル大学校社会学科大学院修了。全南大学校(光州市)教授を経て、2003年よりソウル大学教授。専攻は韓国社会史、社会運動論。2000年には東アジア平和と人権国際会議「復活光州―南北統一と東アジアの平和―」の事務局長をつとめる。2004年より2年間、「沖縄米軍基地の政治社会学」研究プロジェクトを主導し、その成果を2008年、『基地の島、沖縄―現実と運動―』『境界の島、沖縄―記憶とアイデンティティ―』の2冊にまとめる。主な編著書として、『韓国原爆被爆者苦痛の歴史―広島・長崎の記憶の証言―』(共編、明石書店/東京、2008年)、日本語訳論文として、「植民地支配・身体規律・『健康』」(水野直樹編『生活の中の植民地主義』人文書院、2004年)他多数。

陳光興(Chen Kuan-Hsing)
1957年台北市生まれ。アイオア大学より博士号(新聞・コミュニケーション学)取得。現在、台湾交通大学社会文化研究所教授。1992年より『季刊台湾社会研究』誌編集委員、1998年からはアジアや〈第三世界〉をフィールドとするInter Asia Cultural Studies誌の執行主編。〈カルチュラル・タイフーン〉や東アジア批判的雑誌会議などのアジアの国際的なフォーラムの組織者。主な著書に、『帝国之眼』(創作と批評/ソウル、2003年)、『ポスト東アジア』(共編、作品社/東京、2006年)、最新刊として、Asia As Method: Towards De-imperialisation(Duke University Press, 2010)など。日本語訳論文として、「東アジア和解への険しい道」(『世界』2002年4~6月号)、「アジアにおける独立の問題」(『現代思想』2005年6月号)他多数。

屋嘉比収(やかび・おさむ)
1957年沖縄生まれ。沖縄国際大学卒。九州大学大学院比較社会文化研究科博士後期課程単位取得退学。現在、沖縄大学法経学部准教授。季刊『けーし風』編集委員。主な編著書に、『沖縄の占領と日本の復興―植民地主義はいかに継続したか―』(共編、青弓社、2006年)、『沖縄に向き合う―まなざしと方法―』(共編、社会評論社、2008年)、『友軍とガマ―沖縄戦の記憶―沖縄・問いを立てる4』(編、社会評論社、2008年)、『沖縄戦、米軍占領史を学びなおす―記憶をいかに継承するか―』(世織書房、2009年)、『〈近代沖縄〉の知識人―島袋全発の軌跡―』(吉川弘文館、2010年)など。

リプライ

新崎盛暉(あらさき・もりてる)
1936年東京生まれ。1961年東京大学文学部卒。1960年代、東京都庁勤務の傍ら、主任研究員として、中野好夫主宰の「沖縄資料センター」の活動に従事。1974年に沖縄大学に赴任し、1983年から89年まで学長として本学の再建に尽力する。同時に、復帰後の沖縄において、CTS建設に反対する住民運動にかかわり、「CTS阻止闘争を拡げる会」(後に「琉球弧の住民運動を拡げる会」へと発展)を組織、代表世話人となる。1982年には「一坪反戦地主会」を組織、また、1993年には故岡本恵徳らとともに季刊『けーし風』を創刊する。1999年には「沖縄平和市民連絡会」を組織し、代表世話人となる。現在、沖縄大学名誉教授。主な著書に、『沖縄問題二十年』(共著、岩波書店、1965年)、『ドキュメント沖縄闘争』(編、亜紀書房、1969年)、『沖縄戦後史』(共著、岩波書店、1976年)、『新版沖縄反戦地主』(高文研、1995年)、『新版沖縄現代史』(岩波書店、2005年)、『沖縄同時代史シリーズ』全10巻(凱風社)など多数。