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琉大学生有志→大学当局、08年12月15日

学生有志が08年12月15日に学長に宛てた文書。記録として掲載しておきます。



共通教育等新カリキュラム廃止要求

 琉球大学は、学生へ一切の説明もないまま、来年度、共通教育等新カリキュラムへ移行することを独断で強行した。その暴挙ともいえる決定に私たち学生は到底納得できない。現状の外国語の授業でさえ他大学と比較すると、琉球大学の設備の不十分さは群を抜いている。今でもカセットテープでリスニングや発音の練習をするな ど、効率性、正確性に著しく欠ける設備しか準備されていない。その環境の劣悪さに、教員、学生共々不満を抱いている。

 また、現在のカリキュラムにおいても学生は授業登録が満足に行えないのが実情だ。特に英語の講義は常に定員を上回る登録希望者が毎回存在する。にもかかわらず、外国語の授業を2009年度には3割減らし、さらに2010年度には5割減らすなど、学生の教育を受ける権利の強奪としか言いようがない。

 大学側は「コマ数が減った分は学生の自主学習を促したい」言っているが、教育の場である大学が教育を放棄し、カリキュラムを変更するなど、学生の自己責任へと転嫁しているだけではないのか。平成18年度は6億8千万、平成19年度4億2千万円の黒字を出しながら、授業を大幅に削減するような財政的理由は一切見当たらない。新カリキュラムの実施を来年度の新入生からとしているが、これは私たち在学生にとっても重大な問題である。非常勤講師の雇用が奪われるこの事態は、これから社会に出て行く私たちの雇用環境の問題でもある。就職環境の 崩壊が今、目の前で起こっているというのが私たちの認識だ。新カリキュラムの廃止は、未来の雇用環境を守ることに確実につながっている。

 私たち学生は、今回の共通教育等新カリキュラムの廃止を強く求める。このような、教育を受ける権利を強奪し、それを学生の自己責任に転嫁し、非常勤講師の雇用環境を破壊することを、私たち学生は断じて認めない。私たちは、納得のいく説明が得られるような、直接話し合う場を求める。もし仮に、私たちが納得するような 説明が大学当局側にあるのであれば、新カリキュラムが決定する前にすべての学生と大学側が話し合える場を必ず設定し、そこで説明を開示することを要求する。

以下に要求内容をまとめる。その回答を12月22日月曜日までに求める。
(1)新カリキュラムの実施廃止を求める。
(2)仮に、新カリキュラム実施にすべての学生が納得するような説明が存在するならば、その説明会を大学側が冬休みに入る前に行う。説明会を早期に求めるのは、新カリキュラムが決定事項として扱われることを、私たちが拒否しているためである。
(3)この件に関して、今回のどのような経緯を経て新しいカリキュラムへの移行の決定に至ったのか、この文章を受けてどのような話し合いが行われたのかの情報の全てを全学の学生に明快に告知した上で、説明会で情報開示することを要求する。