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非常勤ユニオンからのお願いが届いた

県民のみなさん
琉球大学理事会が教育と生活の破壊を強行しようとしています
沖縄社会の未来のために、抗議の輪を広げてください!
【大学等非常勤講師ユニオン沖縄からのお願いです】

 琉球大学理事会は、来年4月からすべての語学教育について授業時間を半分に減らすという計画を強行しようとしています。カリキュラムを変更して、これまでの半分だけ授業を受ければ、従来と同じ単位数を与えるというのです。「半分の授業だけで大丈夫」というお墨付きを大学が与えるわけですから、多くの学生は半分にされた語学教育だけで卒業していくでしょう。卒業生たちの語学力には深刻な悪影響が生じます
また全体のクラス数が減ることになるため、50人以上の非常勤講師の仕事が大幅に削減されます。あちこちの仕事を掛け持ちしても年収200万円程度しかない非常勤講師が、50万円以上の収入を失うことになります。もう人間らしい生活はできません。

差し迫った財政的理由はない  琉球大学理事会は、人件費を削減する必要があると主張しています。しかし、大学がHPで公開している決算報告によると、平成18年度は6億8千万円、平成19年度は4億2千万円の黒字を出しています。授業を大幅に削減しなければならないような差し迫った財政的理由は存在しないのです。さらに、なぜ非常勤講師の人件費だけを大幅に削減するのか、理由はまったく説明されていません。
 
 無責任な精神主義  副学長も兼任している教育担当理事(平啓介・東大名誉教授)は、「授業時間は半分になるが学生に自主学習を求めるから語学教育のレベルは落ちない」と主張しています。しかし、どのような学習方法を取り入れれば半分の時間で従来と同様の学習効果を得られるのか、それを可能にした実践例があるのか、と質問すると、
「教員にがんばって工夫してもらう」、「学生が自主的に学ぶ」と回答するだけで、具体的な方針を何も提示することができないのです(もちろん方法も実践例もありません)。
これは単なる精神主義であり、教育機関としての責任を完全に放棄しています
このままでは、語学教育のレベルが低下するのは確実です。これまでも現場では、クラス定員をオーバーした大人数での授業となり、学生の受け入れを断らざるをえない事態が発生しています。それを改善するどころか、さらに予算を削減するというのです。沖縄社会が多くの国々と交流・連携していく時代に、こんなことでいいのでしょうか? 
 
 官僚支配  結果に対して責任を負う立場の人であれば、こんな無責任なやり方は考えつきません。しかし教育担当理事をはじめ、この計画の主導者の大半は、近年中に任期を終えて沖縄から立ち去っていくのです。かれらは、人件費削減という「実績」を手土産に沖縄を離れ、それがもたらす教育破壊については何ら責任を問われません。問題が明確になるときには、かれらの多くはすでに沖縄を立ち去っているでしょう。
いま琉球大学で起こっていることは、教育現場の声を無視し、社会に対する責任をまったく取ろうとしない官僚支配そのものです。そして被害を受けるのは、まず学生であり、給料を半分にされたあげくアフターケアに忙殺されることになる非常勤講師です。
県民のみなさん、こんな無責任なやり方を許すことができますか?