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「済州島四・三事件を考える沖縄集会」金石範・玄基榮講演会

沖縄と済州島を結ぶ平和交流
済州島4・3事件を考える沖縄集会

講演会
金 石範(キム・ソクポム 作家) 
1925年大阪生まれ。京都大学文学部美学科卒業。主な著作に『火山島』(全8巻、文藝
春秋)『鴉の死』(小学館文庫)『海の底から、地の底から』(講談社)など。

玄 基榮(ヒョン・ギヨン 作家)
1941年済州島生まれ。ソウル大学卒業。主な著作に『順伊おばさん』(日本語訳・新幹
社)『辺境に啼く鳥』『風燃える島』『地上に匙一つ』など。

済州島「4・3事件」とはなにか
なぜ悲劇は起こったのか
国家の暴力とアメリカの影——
歴史の抹殺に抗い、記憶を救い出す文学の力

日時 2008年10月28日(火) 18:30〜21:00
ところ マリエールオークパイン(那覇市古島・モノレール古島駅前)
会費 2000円 学割1000円

詳細は続きをどうぞ。


1部
4・3事件の証言ビデオ上映
講演会:「忘却に抵抗する精神」玄基榮・金石範

2部
沖縄と済州島を結ぶ平和交流懇親会
那良伊千鳥、海勢頭豊によるミニコンサート(4・3に寄せた新曲を発表)


【済州島四・三事件】
1945年、日本帝国主義の崩壊によって植民地支配から解放された朝鮮では、全土で人民
委員会、そして民主的な独立国家をめざす建国準備委員会が組織され、圧倒的な民衆の
支持を得ていた。しかし、北緯38度線以南を支配していたアメリカ軍政は、朝鮮の自主
的な政治主体を否定し、次第に政治弾圧を強めた。こうした解放直後からの占領政策を
背景に、1948年、南で単独選挙がおこなわれ、8月に大韓民国、9月には朝鮮民主主義人
民共和国の建国が宣布された。

1948年4月3日に始まる済州島の武装蜂起は、単独選挙による朝鮮の分断体制の固定化に
反対し、米軍政下での警察や国防警備隊、右派団体の弾圧に対する抵抗のなかから起き
たものだった。5月10日の選挙ボイコットと不成立を経て、10月以後、李承晩政権によ
る政治弾圧と討伐が強化され、以後、戒厳令下での全島的な焦土化作戦により、住民に
対する無差別大量虐殺がおこなわれた。

このいわゆる済州島四・三事件の悲劇を語ることは、韓国では、軍事独裁政権の下、長
らくタブーとされていた。しかし、故郷を離れて「在日」を生きる朝鮮人たちは、この
事件が闇に葬られることを阻もうとした。小説家・金石範は「鴉の死」など、文学の力
によって四・三事件を描き続けた。韓国では、玄基栄が1979年に発表した小説「順伊お
ばさん」が四・三事件を公に問う大きな契機となった。そして、民主化とともに、四・
三事件の真相究明と国家の責任追及の機運が高まり、韓国政府が正式に四・三事件にお
ける国家責任を認めるに至った。

記憶は蘇るか。歴史を忘却の淵から救い出せるのか。文学的想像力を駆使し、虐殺され
た人びとの声に耳を澄まし、召還し、世界に問いかけてきた二人の作家から、今、私た
ちは何を学ぶことができるだろうか。国家の暴力とアメリカの影——済州島の現代史の
なかに、沖縄の歴史的現在を見いだすことはできるだろうか。


主催 「済州島4・3事件を考える沖縄集会」実行委員会
共同代表呼びかけ人:大田昌秀・新川明・川満信一・比屋根照夫・金城実
呼びかけ人:安里英子・阿部小涼・新垣仁英・新垣安子・新崎盛暉・池宮城紀夫・石垣
金星・石原昌家・井上まゆも・上里賢一・海勢頭豊・浦崎成子・おおしろ建・大村一浩
・大村博・岡本由希子・沖本裕司・桐野しゅう・佐喜眞道夫・嶋津与志・島袋捷子・霜
鳥美也子・謝名元慶福・新城郁夫・平良悦美・高里鈴代・高良勉・照屋久子・豊見山雅
裕・中里友豪・仲程昌徳・中村英吉・西泉・西岡信之・真喜志好一・真久田正・宮城公
子・宮城涼子・村山友子・屋嘉比収・山口洋子・山里勝巳・ユ・ヨンジャ・由井晶子・
若林千代(10月11日現在)

連絡先:TEL&FAX 098-893-0175(実行委員事務局・山口)