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11月8日占領者のまなざし@ICU

占領者のまなざし: 占領・風景・身体
〜過去と現在、日本と沖縄、自分史と歴史を結びつける回路を拓くために〜

日時: 2008年11月8日(土)
場所: 国際基督教大学 本館262号室
時間: 13:00 〜 19:00(だいたい・・・)

「戦後」をノスタルジックに語る言説が巷にあふれている。現在と切り離して
戦後を語るその身振りには、今なお軍事占領が続いている沖縄、「米軍再編」
の名の下に進められる日米軍事同盟の強化、そしてその結果として横行する暴
力に対する想像力が欠けている。


戦後(=占領時代)を他者のまなざしを通して捉え返すこと。言い換えると、
占領の時空間を占領者の視点、さらには占領者と被占領者の視線との交錯にお
いて考えてみることで、何が見えてくるのだろうか。このシンポジウムでは、
〈占領〉をキーワードに、過去と現在、日本と沖縄、自分史と歴史を結びつけ
て思索するための方途が、発表者それぞれの言葉によって提示される。

花城 郁子(アーティスト)                    
 白い地域、コザ騒動—抵抗と笑い

大胡 太郎(琉球大学教員)                 
 黒人街・照屋—もうひとつの「有色人種抄」

我部 聖 (東京大学博士後期課程)                   
  暴力・身体・記憶—池澤聡「ガード」論 

James W. Tollefson(国際基督教大学教員)           
 “Representing” the enemy: How American war registers view their  
 opponents(《注》他者=敵への想像力故に兵役を拒否する若者たちをめ 
 ぐる報告・・)

***休憩***

佐藤 泉(青山学院大学教員)                   
第一次米軍再編を振り返る

増渕 あさ子(東京外国語大学博士前期課程)              
 「八月十五夜の茶屋」へ/からのまなざし

仲里効(映像批評) 
 二つの戦後、二つの戦場

***休憩***

全体討議 (司会:田仲康博 国際基督教大学教員)