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キャンパス・セクシュアル・ハラスメントに合意してない

disagreestamp.jpgキャンパスにおけるセクシュアル・ハラスメントに抗議する声明

 琉球大学大学院修了生が在学中に指導教授から性暴力を受けたとして、2006年9月22日に教授と琉球大学を提訴した裁判において、2008年5月13日、那覇地裁は原告の請求を棄却する判決をくだしました。

 原告の訴えに対して、被告は、交際関係にあり関係を強要していないと強弁し、裁判所も、二人の関係は原告の意に反するものではなかったと判断しました。このような認識は、性暴力の背景にある大学の指導教授と学生間における権力関係を全く無視したものであり、性暴力を性暴力として認めず、性暴力の被害を無化しようとするもので、私たちは強い憤りを覚えます。

 セクシュアル・ハラスメントは不均衡な権力関係を背景にした、相手を支配するための性暴力の発動にほかなりません。困難なプロセスを経てその被害を認識し、告発に踏み切った原告に対し、その訴えの正当性を正しく評価しそこなった今回の判決は不当なものであると同時に、性的な支配から自由な空間を切り開こうとする正義への要求をも踏みにじるものでした。私たちは、この判決に強く抗議します。

 また、私たちはキャンパスの内外で日常的に起きるあらゆる性差別、性暴力に抗議する声をあげます。こうした性差別、性暴力に抗議する声をあげることのできる精神と環境をつくりだすと同時に、性差別、性暴力に抗議するあらゆる声を聞き届ける耳を持ちたいと思います。そうした過程において、私たちは、差別的な性規範を内面化している私たち自身をも、その規範から解き放ちたいという意志をもちます。

outp04.jpgキャンパス・セクシュアル・ハラスメントに対する学生による抗議声明

 今、学生がキャンパスのセクハラに対して、声を上げなければなりません。

 キャンパスにおけるセクシュアル・ハラスメントという性暴力に対して、沈黙という状況があります。このような状況を抑圧し覆い隠そうとする力が、キャンパスで発動しています。これは教員と学生間に限らず、教員間、また学生間といったキャンパスにおけるあらゆる不均衡な関係において起こりうる可能性を孕んでいます。

 しかしながら、キャンパス内でのセクハラの被害者になりうる可能性が高いのは学生であり、また同時にそれを打破できるのも学生です。

私たちは沈黙せず、声を上げることを自覚しなければなりません。
私たちはこのような沈黙を生み出す抑圧的関係性の権力に抵抗します。
私たちは沈黙を支えている教育された無知を拒否します。
そして、あらゆる性暴力のない、キャンパスの日常を取り戻します。


2008年7月13日
OUT and 合意してないプロジェクト