4月16日国家の犯罪、民衆の記憶@沖大、シネマカフェ同時開催
OKINAWASIAS WORKSHOP 2011
方法としてのアジア/方法としての沖縄
ワークショップ
テーマ/国家の犯罪、民衆の記憶
ゲスト/アラン・ブロッサ(パリ第8大学、政治哲学)
コリン・コバヤシ(アーティスト、アクティビスト)
日時/2011年4月16日(土)午後6時~
会場/沖縄大学本館1階ホワイエ
参加費/500円(飲み物など準備します)
同時開催シネマカフェ「国家の犯罪と、民衆の記憶」
午後11時~ 沖縄大学ミニシアター
未曾有の災害と原発事故、軍隊と国家、資本の可視/不可視の暴力ーー20世紀から21世紀へ、人びとの命、暮らし、共同体と社会はどこに向かうのか。アジアに生きる私たちは、いったい何を手がかりとして、どんな生き方ができるのだろうか。
今回の「方法としてのアジア/沖縄」OKINAWASIAS WORKSHOP 2011では、フランスの社会運動、脱原発運動、文化実践にかかわる政治哲学者アラン・ブロッサとアーティストのコリン・コバヤシを迎えて、現代世界の国家の犯罪、それに抗う民衆の記憶をテーマに、アジアとヨーロッパ、沖縄とフランスを結んで、国境を超えて一緒に考えてみたいと思います。
アラン・ブロッサ Alain Brossat
1946年生まれ。パリ第8大学哲学教授。関心は、統治性、生政治学、生権力、暴力と政治、極限的暴力、抹殺、虐殺、国家犯罪、国際正義、民主主義と全体主義、集団的記憶、抵抗など。アジアについては、これまで、日本の戦争責任や靖国問題などについて発言。2006年には東京大学で開催された「法、国家、暴力」シンポジウムに参加。
コリン・コバヤシ Kolin Kobayashi
1949年生まれ。アーティスト。70年渡仏。パリで反核/脱原発運動や「ナヌムの家」上映運動にかかわり、市民団体「ふくすうの文化」「日仏NGO交流協会エコー」を主宰。『ゲランドの塩物語』(岩波新書、2001年)で渋沢クローデル賞現代フランス・エッセイ賞を受賞。他の著書に『市民のアソシエーション』(太田出版、2003年)他。
主催/沖縄大学地域研究所共同研究班「方法としてのアジア/方法としての沖縄」研究会
問い合わせ/沖縄大学地域研究所 098-832-5599
*****
同時開催 シネマカフェ「国家の犯罪と、民衆の記憶」
午後11時~ 沖縄大学ミニシアター
上映作品
11:00 境界の作家たち サミール・アブドッラー/ジョゼ・レイネス監督作品 2004年 フランス
パレスチナを代表する詩人マフムード・ダルウィーシュ。彼のもとに国際作家会議の作家たちが集まった。破壊された風景と境界、壁にぶつかる作家たち。ダルウィーシュの詩が明かす、パレスチナ民衆の記憶。
12:30 生きてるうちが花なのよ死んだらおしまいよ党宣言 森崎東監督作品 1985年日本ドサ回りのダンサー、バーバラ。その内縁の夫で、コザ暴動の後一緒に本土にわたり、今は各地の原子力発電所をめぐって働く「原発ジプシー」の宮里。森崎東の喜劇の文法が日本の原発タブーをうち破り、人間讃歌へ。
14:30 コンディション・デルタ・オキナワ チュン・リー監督作品 2007年 沖縄
パリの「パレスチナ・カフェ」の指令を受け、急遽沖縄で招集された多方向アクティヴィスト集団〈Team Delta〉が、基地のフェンスに映し出される沖縄現代史と島唄、〈海に座る〉人びとの映像によって、〈占領〉を撃つ。
15:10 GAZAstrophe サミール・アブドッラー/ヘリディン・マブルーク 2011年 フランス
2008年から09年、イスラエルはただでさえ地上の「監獄」にされたパレスチナ/ガザに、さらに砲弾を撃ち込み、地上攻撃し、人びとを痛めつけた。〈占領〉から〈戦場〉へ。瓦礫のなか、ガザの人びとは語る。
16:50 やんばるからのメッセージ―東村高江の記録― 比嘉真人監督作品 2009年 沖縄
(予定)
上映作品は、当日予告なく変更される可能性もあります。あらかじめご了解ください。