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August 14, 2009

集中講義「比較社会文化論II」スケジュール詳細

やっと煮詰まりました。ゲストも多彩!
どうぞお楽しみに。
シラバスはここからDL

<スケジュール詳細>は続きをどうぞ。


■8月17日(月)12:50-17:50 
<歌は自由を目指す:状況に介入する音楽>
クロス・トーク・ゲスト 伊丹英子さん、知花竜海さん
 バンド活動として東ティモール、釜山、震災後の神戸など政治・社会に介入することをいとわないSoul Flower Unionの伊丹英子さん、沖国大の米軍ヘリ墜落を迫真の想像力で描いた「民のドミノ」をはじめとする独自の世界観で、沖縄インディーズ界に独自の地位を築いてきた知花竜海さんのお二人を迎えて、関連映像を見ながらのクロストーク。その後、じっさいに政治に介入してみせたアーティストとして、RCS、RATM、UAの三者のライブ映像を敬意を込めて堪能しよう♪

[上映予定]
12:50 Soul Flower Union『ライヴ辺野古』ほか関連映像、Duty Free Shopp. x カクマクシャカ「民のドミノ」(沖国大ヘリ墜落現場の映像などコラージュしたVJ版)、OZOMATLI "Live at the Fillmore"など視聴しつつ、ゲストとのクロストーク。
13:50 「Peace Mucic Festa! ’07辺野古」ドキュメンタリ(60min)
15:00 RC Succession “Live at the Hibiya Yagai Ongakudo in Augst 13-14, 1988,” in Cobra in Trouble (Reissued 2008); Rage Against the Machine “2000 Democratic National Convention Performance,” in Live at the Grand Olympic Auditorium (2003)など。
16:20 金昇龍監督『心(ククル)UAやんばるLIVE』(88min)
[関連情報]
ソウル・フラワー・ユニオン&モノノケ・サミット『ライヴ辺野古』(70min)
 http://www.breast.co.jp/soulflower/special/henoko/index.html
Peace Music Festa!公式サイト
 http://peace-music.org/
金昇龍監督『心(ククル)UAやんばるLIVE』(88min)
 http://www.wacca.com/88/yanbaru/yanbaru.html
OZOMATLI "Live at the Fillmore" (76min)
 http://ozomatli.com/

■8月18日(火)12:50-17:50
<「イヤであります!隊長!」:戦争を拒否する兵士たち>
クロス・トーク・ゲスト 藤本幸久さん
1954年三重県生まれ。早稲田大学卒業後、土本典昭監督の助監督をつとめ、ドキュメンタリ映画監督として、北海道夕張炭坑の閉山にフォーカスした『闇を掘る』(2001)ほか映像作品を手がけてきた。近年は、『Marines Go Home:辺野古・梅香里・矢臼別』(2005)の発表後、米軍基地建設に揺れる辺野古、米軍兵士を輩出するアメリカ双方への丹念な取材を継続中で、その成果のひとつが『アメリカばんざい:Crazy as Usual』(2008)として昨年公開されたばかりである。

[上映予定]
12:50 近日公開映画『One Shot, One Kill』トレイラー(10min)を視聴しつつ、ゲストとクロストーク。
13:30 藤本幸久監督『アレン・ネルソン:ベトナムの記憶』(52min)
14:30 田保寿一監督『冬の兵士:イラク帰還兵の証言集会』(最新版80min)
15:50 David Zeiger, dir. Sir! No Sir! (84min)
17:15 Frank Abe, dir., Conscience and the Constitution (57min)
[関連情報]
藤本幸久監督『アメリカばんざい』
 http://america-banzai.com/
田保寿一監督『冬の兵士:イラク帰還兵の証言集会』(2009年最新版)
 http://wintersoldier.web.fc2.com/index.html
Frank Abe, dir., Conscience and the Constitution (ITVS: USA, 2000)
 http://www.pbs.org/itvs/conscience/
David Zeiger, dir. Sir! No Sir! (Displaced Films: USA, 2005)
 http://www.sirnosir.com/

■8月19日(水)11:50-17:50(※上映開始時間が早いので、ご注意下さい)
<海にすわる・山にすわる:反戦平和運動の現在>
クロス・トーク・ゲスト 比嘉真人さん
 米軍ヘリパッド移設問題に揺れる東村高江区で、2007年7月の着工発表いらい座り込みを続ける住民運動にカメラを持って寄り添い続けているうちに、自身も高江の住民に!運動の現場を丁寧に捉えた映像が、同時に運動をひろく伝えるツールとしても影響力を持つという、現在進行形の作品の新しい在り方で、ドキュメンタリに一石を投じる気鋭の映像監督である。
 60年以上にわたる沖縄の反基地・反戦運動で、欠かせないタクティクスとなってきた「座り込む」という手法は、洗練された非暴力直接行動の表現である。継承と刷新という観点からは、具体的な阻止行動として辺野古・高江のふたつの座り込みに焦点を当てたドキュメンタリ、そして、普遍性という観点からは、イギリスの議事堂前広場で実践された反戦の主張を表明するための座り込みを追ったものの、併せて3作品を上映する。ところで早川作品で取り上げられたブライアン・ホウのキャンプの横断幕などの表現は、現代アートとしてテートミュージアムに展示され、2007年のターナー賞を受賞している。沖縄県立博物館・美術館で起こった「アトミック・サンシャイン」展示をめぐる紛糾とならべて、是非見ていただきたいものである。

[上映予定]※上映開始時間が早いのでご注意下さい!!
11:50 藤本幸久監督『Marines Go Home』(118min)
14:10 早川由美子監督『ブライアンと仲間たち:パーラメントスクエアSW1』(97min)
16:00 比嘉真人監督『やんばるからのメッセージ』、上映後、ゲストとクロストーク。
[関連情報]
藤本幸久監督『Marines Go Home』(北海道AALA/2005)
 http://www.hayaokidori.squares.net/marines_go_home/
比嘉真人監督『やんばるからのメッセージ』(ORACON/2008-09)
 (参考サイト)http://takae.ti-da.net/
早川由美子監督『ブライアンと仲間たち:パーラメントスクエアSW1』
 http://www.brianandco.co.uk/jp_index.htm


■8月20日(木)12:50-17:50
<万国の労働者よ、ネットワーキングせよ!:新しい労働運動のスタイル>
1999年アメリカ、シアトルで開催されたWTO(世界貿易機構)閣僚会議は、先進国主導の自由貿易枠組に意見対立が激化し紛糾、合意を見ないままに閉会し「失敗」に終わった。これは各国世界各地から5万とも10万ともいわれる規模で終結した反グローバライゼーションを掲げる人々によって繰り広げられた壮大なデモ、抗議、非暴力直接行動の成果であると捉えられている。しかし大手マスメディアの多くは市民運動を徹底的に「暴力」「騒乱」「暴動」としてフレーミングしてきた現状がある。これに対抗して来たのが、Indy Media, Democracy Now!ほかに代表される独立系ニュースメディアであり、YouTubeを利用した市民による動画配信であり、その影響力はもはや揺るがしがたいものである。この回では、さらに視点を拡大して、「ドキュドラマ」の手法に焦点を当てる。多くは「事後」に制作されるため時間を要するが、内紛やセクタリアニズムなど扱いの難しい反グローバライゼーション時代の労働組合運動の一側面を、生き生きと伝える有力な手段となってきたのである。秀逸なドキュドラマ作品を手がけてきた監督ケン・ローチが描く労働組合運動の世界を、ドキュメンタリとフィクションの二つの手法から検討してみたい。

[上映予定]
12:50 Stuart Townsend dir., Battle in Seattle (2007)[日本語版『バトル・イン・シアトル』](99min)
14:40 Ken Loach dir., Bread and Roases (2000) [日本語版『ブレッド・アンド・ローズ』](110min)
16:30 あおのえみこ『市民的不服従:ロサンゼルスホテル労働者の闘い』(ビデオ塾2005)(12min)
16:45 Ken Loach dir., The Flickering Flame (1997)[日本語版『ピケをこえなかった男たち:リバプール港湾労働者の闘い』](50min)
[関連情報]
Stuart Townsend dir., Battle in Seattle (2007)[日本語版『バトル・イン・シアトル』]
 http://www.battleinseattlemovie.com/
Service Employees International Union公式サイト
 http://www.seiu.org/

■8月21日(金)11:50-17:50(※上映開始時間が早いので、ご注意下さい)
<反抗せよ!汝の名は学生なり:パラレルワールドとしての運動圏>
クロス・トーク・ゲスト:平井玄さん×東琢磨さん
音楽評論家にして「地下大学」仕掛け人であり『ミッキーマウスのプロレタリア宣言』(太田出版2005年)の著者、平井玄さんが映像「秋の嵐」と「新宿1970」を携えて来沖!そしてこれまた音楽評論家にして「広島平和映画祭」を仕掛けつつ『広島独立論』(青土社2007年)の著者、東琢磨さんも!と贅沢クロス・トークで、最終回はスゴ面白コワイ感じで盛り上がりましょう!
 まずは映像で、1950年代アメリカのビート・ジェネレーションの足跡を辿り、1968年フランスの5月革命のドキュメンタリに耽溺してみよう。その上で、ニューレフト的存在意義が抑鬱の瀕死状態へと向かった1970年代以降、大学生たち、そして路上のムーヴメントには何が失われ、何が継承されたのか。1969/70新宿→89/90原宿→09/10沖繩+広島+東京へと連なる20年のリズムを持った「運動圏」を、探し当てる試みは、果たして、2009年の琉球大学の学生たちに、どのように伝えられるのだろうか。

[上映予定]※上映開始時間が早いのでご注意下さい!!
11:50 Chuck Workman, dir., The Source (1999) (邦題『ビートニク』)(89min)
13:20 William Klein, dir., Grands Soirs et Petits Matins[日本語版『革命の夜、いつもの朝』](120min)
15:30 映像「秋の嵐」と「新宿1970」を視聴しつつ、ゲストとクロストーク
[関連情報]
Joseph Dorman, dir., Arguing the World
 http://www.pbs.org/arguing/
 ※当初、30年代からレビューしようと思って準備した映像ですが、時間が足りず紹介できません。ニューヨークのラディカルズの伝統についてまとめられたドキュメンタリについて、Webでチェックしてください。

August 01, 2009

集中講義「比較社会文化論II」開講します

比較社会文化論II
8月17日(月)-21日(金) 3限-5限 (15回)
法文新棟114教室
担当者 阿部小涼
<概要>
「反戦・反抗ドキュメンタリ映像祭 in OKINAWA」
兵役拒否、基地建設反対など戦争に反対し抵抗する世界各地の人々をとらえたドキュメンタリー映画、性や人種という二重の桎梏を打破しようとする労働者の組合運動への新しい介入、環境破壊・グローバライゼーションやジェントリフィケーションに歯向かう直接行動の現場を捉えYouTubeなどのメディアを介して配信される記録映像など、抵抗とは、多くの場合、主流メディアによって相応しいフレーミングで伝えられる機会を持たないいっぽうで、ドキュメンタリ映画作品やネット配信映像、ときにはフィクション映画が、それに代替する様々な手法で情報を提供してきた。本講では、時間の許す限り多くのそれら記録映像作品を鑑賞し、通底するテーマ、新しい社会運動としてのスタイルなどを比較検討しつつ、手法としてのドキュメンタリ映像というあり方を分析する。
<備考>
・作品によっては、日本語字幕なしの英語版もあります。
・上映後のクロストークにゲストを予定しています。お楽しみに。
・講義は広く公開することを前提としています。友達、兄弟姉妹・家族・親類縁者など広くお誘い合わせてどうぞ。
<対象と履修登録>
・学年や専攻・学部など特に条件はありません。
・初日17日の開講時12:50分に履修登録を行いますので、登録希望者は必ずその時点で教室に居ること。
<評価>
履修登録し単位認定を必要とする学生は、出席と毎日の鑑賞後に提出あるいは発言してもらうコメント(5回分)で相対評価する(A:10% B:30% C:30% D:30%)予定。
<内容>
「兵士」「反戦・反基地」「労働者」「音楽」「学生」の5回ぶんのテーマを定め、映像作品を鑑賞、その後、ゲストによるクロストークとディスカッションを行います。以下は、取り上げる作品の一例です(これから調整する予定であり決定ではありません)。

スケジュール(まだまだ予定。未定要素大。直前の変更あり)
■8月17日(月)12:50-17:50 
<歌は自由を目指す:音楽>
クロス・トーク・ゲスト 伊丹英子さん、知花竜海さん
バンド活動として東ティモール、釜山、震災後の神戸など政治・社会に介入することをいとわないSoul Flower Unionの伊丹英子さん、沖国大の米軍ヘリ墜落を迫真の想像力で描いた「民のドミノ」をはじめとする独自の世界観で、沖縄インディーズ界に独自の地位を築いてきた知花竜海さんのお二人を迎えて、関連映像を見ながらのクロストーク。

上映予定映像
ソウル・フラワー・ユニオン&モノノケ・サミット『ライヴ辺野古』(70min)
 http://www.breast.co.jp/soulflower/special/henoko/index.html
『ピースミュージックフェスタ辺野古 '07ドキュメンタリ』
 http://peace-music.org/
金昇龍監督『心(くくる)UAやんばるLIVE』(88min)
 http://www.wacca.com/88/yanbaru/yanbaru.html
OZOMATLI "Live at the Fillmore" (76min)
 http://ozomatli.com/
その他。。。


■8月18日(火)12:50-17:50
<「イヤであります!隊長!」:戦争を拒否する兵士たち>
Frank Abe, dir., "Conscience and the Constitution"
 http://www.pbs.org/itvs/conscience/
David Zeiger, dir. "Sir! No Sir! "
 http://www.sirnosir.com/
田保寿一監督『冬の兵士:イラク帰還兵の証言集会』(最新版)
 http://wintersoldier.web.fc2.com/index.html
藤本幸久監督『アメリカばんざい』
 http://america-banzai.com/
その他。。。


■8月19日(水)12:50-17:50
<海にすわる・山にすわる:反戦平和運動の現在>
藤本幸久監督『Marines Go Home』
 http://www.hayaokidori.squares.net/marines_go_home/
比嘉真人監督『やんばるからのメッセージ』
 (参考サイト)http://takae.ti-da.net/
早川由美子監督『ブライアンと仲間たち:パーラメントスクエアSW1』
 http://www.brianandco.co.uk/jp_index.htm
NDU(井上修撮影)『出草之歌』
 http://headhunters.ddo.jp/book1.htm
その他。。。


■8月20日(木)12:50-17:50
<万国の労働者よ、ネットワーキングせよ!:新しい労働運動のスタイル>
監督ケン・ローチが描く労働組合運動の世界
(『ブレッド&ローズ』、『ピケを越えなかった男たち』ほか)
フリーター労組と素人の乱、いまどきのメーデーなど


■8月21日(金)12:50-17:50
<反抗せよ!汝の名は学生なり:学生運動いまむかし>
クロス・トーク・ゲスト:平井玄さん×東琢磨さん
音楽評論家にして「地下大学」仕掛け人であり『ミッキーマウスのプロレタリア宣言』(太田出版2005年)の著者、平井玄さんが映像「秋の嵐」と「新宿1970」を携えて来沖!そしてこれまた音楽評論家にして「広島平和映画祭」を仕掛けつつ『広島独立論』(青土社2007年)の著者、東琢磨さんも!と贅沢クロス・トークで、最終回はスゴ面白コワイ感じで盛り上がりましょう!

上映予定映像
Joseph Dorman, dir., "Arguing the World"
 http://www.pbs.org/arguing/
Chuck Workman, dir., "The Source" (邦題『ビートニク』)
William Klein, dir., "Grands Soirs et Petits Matins" (邦題『革命の夜、いつもの朝』
その他。。。