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July 08, 2011

大臣も公務員もだらだら

「北沢俊美防衛相は、・・・配備断念を米側に働きかける考えがないことを明らかにした」。「詳細は承知してないが、現在の米軍の配備の中でオスプレイが圧倒的な主流になっている現実を見れば、その問題はクリアされていると思う」と述べ、安全性に問題はないとの認識を示した」。『琉球新報』2011年7月8日。
いったいどの「現実」を見て来たのか、住民の生命の安全を「思う」程度で片付けるのか。びっくりします。
こんな大臣をボスに持っているから、公務員ものびのびだらだら。住民に対して緊張感も知識もないだらしない対応をしています。毎日暑いからかな。
下画像は、『琉球新報』同日の社会面。
豊里利行移設整備課長補佐:ヘリパッド建設について「安全かつ円滑に進める。中止は考えていない」
長田紀作連絡調整室長補佐:オスプレイについて「どこで訓練するかなど(運用面)はわからない。現在情報を収集している
児玉達哉報道室長補佐:環境調査の詳細について「米国政府の手続きなので、米国に尋ねて」
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ところで、まだみんな忘れてないからね。以下は、1ヶ月前の『琉球新報』2011年6月9日の記事。
オスプレイについて本省は、ネットで情報集めているらしいよ。あと、アセスは見解が分かれてるってことだったのに、ひと月経過して「調整」した結果、アメリカのせいにしよってことに、話し合いがまとまったってことなのかなー。うむむ。
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April 13, 2011

NO NUKES, NO BASE, YES! PUNKS! Day in OKINAWA April 10

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February 03, 2011

Covering:マスメディアが採り上げること=覆い隠すこと

"Covering Islam"(邦題『イスラム報道』)、言わずと知られているエドワード・サイードの著書のタイトル。「カバーする」は守備範囲に含める、報道の対象とする、という意味と、覆い隠すという意味の両方の意味がある。相撲部屋のスキャンダルとか、民主党の内部抗争とか、マスメディアがカバーすることで、別の知るべき大切なことを覆い隠している。
●エジプトのことは、どのサイトを入り口にすれば、よりよく、深く知ることが出来るか、そろそろ見つかった?たとえばイルコモンズのふた。がいろんなニュースの橋渡しをしてくれている。
●もちろん、高江のことは高江の現状blog、辺野古のことは辺野古浜通信を窓口にするのがいい。
●小帝都では、「ゆんたく高江」が、でーじわじってる。

●米国領のプエルトリコでは、大学が警察を動員して学生を弾圧。
Maritza Stanchich, "Violence Against Student Strike in Puerto Rico Escalates With Police Brutality and Rubber Bullets," The Huffington Post, February 2, 2011 04:31 PM.


SAVE高江★抗議の電話するとよく言われること

先日の作業強行の際に電話したところ、県や防衛局は「地元の了解は得ているから」と主張。
官邸のオッサンには「総理にお手紙でも出してみては?出来ることは何でもやってみないと!」との励ましを頂きました。
やはり「地元」と言われる高江区、東村を動かす必要があるな…と感じ、さっそく東村役場に質問状をFAXしたところ回答が郵送で届きました。どうぞ参考にして下さい。

質問1 :ヘリパッド建設に関して改めて東村の見解を伺います。
回答: 本村としては、平成11年1月に同計画を了承した経緯があり、平成19年5月に移設場所の変更は難しいと判断をした所です。
質問2:高江区住民にとって負担は増えますか?減りますか?
回答:今のところ増えるのか減るのか判断できません
質問3:質問2について、なぜそう考えますか?
回答:ヘリパッド移設問題については、地元住民の安心安全、生活環境を守る観点から昨年4月以降、沖縄防衛局、東村、高江区、三者の勉強会を通し負担軽減策について検討し、高江区から東村を経由し沖縄防衛局に進入回避標識灯の設置を始め8項目の要請を行っており、要請事項の実施によっては現在より改善される点もあると思いますので、総合的な負担の増減については判断出来ない状況であります。
質問4:年末から作業が強行されていますが、高江区住民に対しての説明は充分尽くされたと思いますか?
回答:工事現場等において国が行った高江区の住民への説明に立ち会っておりませんので、回答を控えたいと思います。
質問5:質問4について、何故そう考えますか?
回答:質問4で回答した通りであります。
質問6:12月23日に起きた米軍ヘリホバリング事件の真相は究明されていません。真相が究明されるまで訓練・建設作業の中止を求めるつもりはありますか?
回答 :当日現場確認を行い、翌24日には米軍の訓練に関し周辺住民へ配慮するよう口頭要請しています。なお、沖縄防衛局の報告によりますと米軍からテント上空でのホバリングは行っておらず通常訓練を行っていた旨説明があったとのことであり、今の所訓練・建設作業の中止を求めるつもりはありません。
質問7 :質問6について、それはなぜですか?
回答 :質問6で回答した通りです。
回答:今後このような見解を求める場合は、少なくとも返信封筒程度は必要と思います。

これが政府が見ている「地元」の中身。ちなみに、高江区から無理矢理に引き出した8項目の要請について、その内容はオキボが指導し、オキボの要求に基づいて描かれた。高江区では14人中9人の代議員の賛成多数で、補償を求める要請書を可決したに過ぎない。区民総会での反対決議を撤回していない。深夜早朝の訓練を禁止するなど最低限の約束も出来ないことは、嘉手納・普天間の例でみんなよく知っている。負担や被害が存在するから、補償策を求めるよう強要された。そしてその殆どについて実施するとの約束をオキボも政府もしていない。だって予算だから勝手に決められない。そして約束しておいても、名護市の前例のように、決定された予算をストップしたりする。
こんな状況では、「とりあえず工事はするな。森を勝手に壊すな」ととめるのは常識的で当然の市民の判断だろう。「地元」は合意してません。「地元は了解している」と応えた公務員は勉強不足で理解が足りないのか、嘘をついている。電話で堂々と伝えて下さい。また、世界遺産級の生物多様性の森にとって「地元」とは、日本中、世界中の人のことだ。自信を持って地元の人間として、抗議して下さい。
(参考)ヘリパッド建設 高江区、補償要請書提出へ『琉球新報』2010年7月17日。

January 28, 2011

圧縮された報道、事実の前後の時間

 1月27日の報道で、県内2紙は、開廷中にも関わらず強行された工事をメインに伝えた。(記事は高江のblogからリンクをたどってみて下さい。Web版へのリンクと印刷版の記事画像の両方を見ることができる。)法廷での出来事は工事に関連した話題のように扱われているし、新報はWeb版では裁判報道そのものを省略してしまった。Webなんだから「紙幅」を理由にはできないだろう。ヘンだ。また、タイムスについては、報道内容にちょっと違和感がある。「国側はこの日、裁判所から求められていた被告らの具体的な妨害行為を指摘した書面を陳述し、「主張は以上」とした。」と記事にはあるけど、書面が出されたと裁判長によって確認されただけで、国側はとくに、法廷で書面について発言したわけではない。この裁判、管見の限りで、国側は、口頭弁論の場で(つまり傍聴席や報道も含めた公開の場で)イニシアティブを持って発言したことがない。訴えた側にもかかわらず、である。また、住民側の弁護団や裁判長からの問いかけに、責任ある応答をその場で出したこともない。当たり前だろう。発言するのは「代理人」という名の法務局(たぶん)の人間だし、「国」は当事者だが、「本人」と言えるようなヒトの姿をしていない。代理人の後ろにはぞろぞろと毎回、何十人も黒スーツの防衛局員が控えて座っているだけだ。「責任者」はだれだか判らないし、発言もしないし、代理人に対してその場で何か囁くような仕草も見たことがない。(この人たち全員が仕事として税金から給料を払われていると思うとイラっと来る。住民側はもちろんジバラとカンパだし裁判に時間を取られている間、仕事が出来ないのだから。これこそがまさに、SLAPP訴訟を画に描いたような構図ではないだろうか)。
 テレビではQABがしっかりと報道したことが多くのサイトでも言及されている。ただし、その重要なキャスターのコメントがWeb版でカットされたという指摘でもちきり、という残念な結果。車で片道3時間の高江と那覇、同時に両方に記者を派遣できた社は少なかったと思う。たしかに、ゆんたく高江のblogが書いているように、現場の空気を感じないと判らないことがある、ということだろうけれど。それにしても、報道が伝える「事実」というのは圧縮されて都合良く刈り込まれている。Webサイトで確認できるQABの報道内容では「この一報が那覇で裁判を傍聴していた住民たちの耳に入ると法廷内が一時騒然となりました」とあるけれど、これも大いに省略されてしまったとの印象だ。
 以下、傍聴したときのノートから書き起こしてみた。

住民側弁護団:最後に一言申し上げたい。裁判を無視して、現場では工事が強行されている。少なくとも判決が出るまで工事はやるべきではない。かつて沖縄の土地は米軍によって銃剣とブルドーザで強制的に接収された。それと同じことを現在、国が私たちに対してやっている。ただちに中止すべきだ。
住民側弁護団:たった今入った連絡だが、今、まさに工事が強行されているそうだ。断じて許せない。裁判を起こしたのはそちらなのだから、裁判のテーブルにきちんとついて、裁判で争うべき。
裁判長:少なくとも、3月から6月までの営巣期間に工事はしないというのは、これは確認できますね。
国側代理人:確認、と言いますと・・・?それはこの場では回答できません。その点につきましては、では裁判所に対して後ほど報告するということで・・・。
(傍聴席騒然)
裁判長:静かにして下さい!

工事強行の一報が耳に入ったとき、それは住民側の弁護士が、猛然と抗議を行っていた最中のことだった。驚き呆れる声が漏れていたかもしれないが、傍聴席は決然と抗議する弁護団の姿を、固唾をのんで見守っていたのだ。
 実は、これには理由がある。この日は開廷早々、裁判長から「前回期日(2010年12月1日)以降に起こった経緯を考えると、傍聴席からも発言したいことはあるでしょうが、今日は大事な確認が多いので静粛に願います」と、一言、釘を刺されていた(つまり、それほどこの裁判長は傍聴席の「発言」にも傾聴する人であることの証だが)。それで、普段は饒舌な(^_^)傍聴席も、この日はけっこう大人しくしていたという背景がある。
 語の正確な意味において傍聴席が騒然となったのは、だから、むしろ、その後。工事強行の話を受けた裁判長は、少なくとも3月から6月は工事がないのだから、それまでの残りの2月を、どう考えるのか、と問おうとしていた、と思う。その文脈で「少なくとも3月から6月は工事はないのでしょう?」と問われたときの、国側代理人の回答の、その無責任さに対して、傍聴席は大いに騒然となったのだ。
 この裁判は、国側が「妨害行為」というものに限定して、座り込みの直接行動を法廷に持ち込んだものだ。もちろん、住民と支援する人びとは、意味もなく道ばたに座り込んでいるのではない。そこには米海兵隊のオスプレイバッド建設に対する反対の意見があり、山や海をこれ以上破壊してはならないという自然環境保護のジンブンがあり、それなのにいまだに「SACOで沖縄の負担軽減」などと繰り返してはばからない国側の沢山の嘘があり、遠く離れた小さな集落に嫌だというものを何年もかけて押しつけるやり方があり、金をちらつかせて反対する地元を分断する汚さがあり、事実として減らない基地被害があり、住民の立場から米軍と対峙することのない防衛局の態度があり、沖縄という場所になぜこれ以上の軍事基地の重圧を押しつけるのかという怒りがあり、基地を沖縄に集約させるに至った経緯として次々と暴露されつつある過去の密約があり、無辜の市民を殺す米軍の訓練に土地を提供していること、それに反対しないことは、沈黙による共謀に他ならないとの理解があり、戦争の惨禍の記憶がまざまざと今でも消えることのない沖縄の人びとの、次の世代にまで同じ過ちを背負わせたくないとの思いがある。簡単には書ききれない思いを背負って、それぞれに座り込んでいる。それらを切り縮めて、「妨害」と裁判所に認定させようとしているのが、この裁判だ。
 前回期日、そして今回も繰り返された裁判長の指摘として、興味深いのは、「行為」の証拠として出された写真は、一瞬を切り取ったものにすぎず、もちろん、その前後の時間というものがあるだろう、という点だ。「事実認定は必要」との立場に執着する点で疑問(そもそもSLAPPなのだから、審理を係属すること自体が暴力、即時棄却すべき)とはいえ、この指摘そのものが、「事実」を刈り込もうとする国側の主張に対する批判となっていることは見逃さないでおこう。
 圧縮され切り取られた「事実」は「真実」の全体像ではない。傍聴ノートには裁判長の最後の発言として、「ここまで言うつもりではなかったのだが、抗議行動についてまで出すのは行き過ぎ。原告には考えてもらいたいと思っている。」とのメモが残っている。確かに裁判長は「ここまで言うつもりはなかった」「考えてもらいたい」と発言したと思う。報道が「事実」を抽出するあまり削ぎ落としてしまうのは、こうした細部だ。
 事実には前後の時間というものがある。座り込む人たちには、深い過去の時間と、長い未来の時間という根拠がある。


December 24, 2010

2010年12月の高江おさらい

12月1日、裁判長「政治が解決しなさい。ちゃんと話し合いなさい」と法廷で異例の、なまツィート
12月13日、仙石「甘受」発言
12月14日、菅直人来沖。カンカン鳴らされるなか自衛隊ヘリで上から目線。
12月17日、沖ボー、ゲートの下見に来る。
12月22日、沖ボー、未明の暗がりに紛れて、ゲート工事強行現場では「お答えできません」「仮設ゲート工事、それ以上でも以下でもありません」「判りません」、電話では「工事とは現場でガッチャンガッチャンやること」と回答。この日、那覇では辺野古アセス訴訟・専門家氏名公開訴訟公判、土田さんのお通夜。
12月23日、米海兵隊ヘリ、昼間は異様な低空飛行、夜になってホバリングでN4座り込みテント破壊。この日那覇では土田さんの葬儀。
12月24日、沖縄タイムス社説「暗がりの中で米軍のヘリパッドを造るのは、よほどおかしな光景だ」。沖ボー、工事を進めようと、再びゲートへ
12月はまだまだつづく・・・。

*これ、まだ負担軽減と信じている人いるだろうか。
*人口160名弱の集落で、人も車も殆ど通らない誰も見ていない未明の暗がりのなか、100名の男たちが並んで山道を封鎖していた不気味さ。
*暗闇のなか整列させられた100名たちのココロを思うと痛い。
*「テントのなかに自分がいたかもしれない」「もし、あれがオスプレイだったら」と想像して恐怖。
*こんな時に夜中の民間地で超低空ホバリングしたら、大騒ぎになると想像しなかった海兵隊に恐怖。オキボと企んで意図的にやったのかもと思うともっと恐怖。単にぼんやりしてヘタッピの新人操縦だったと思うとさらに恐怖。


September 25, 2010

抵抗映像祭、盛況御礼

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September 02, 2010

台風一過の北部

runaway-chickens.jpg3年ぶりの本島直撃の翌日、ゆえあって北部へ。名護の中心地を抜けると信号機は殆ど点灯していない。辺土名の「ゆいゆい国頭」という道の駅も、付近の商店もすべて、停電で営業できず。唯一、自家発電で営業していたのは、西海岸のコンビニの北限、ファミリーマートだった。生鮮食品やパン類の棚は空。さすがに電子レンジは節電で使わないのか、温めて食べる食品が棚に残っている。道の駅のトイレも近頃はセンサーなど使われていて水が流れず途方に暮れた観光客も、地元の人びとも、なんとなくの高校生も、コンビニが拠り所になっていた。写真は、唯一道の駅で楽しげにくつろいでいたのは、恐らく暴風雨の余波で勢い脱走した、親子孫3代なのか立派な雄鳥たち。
聞くと、東海岸ではまだ今日も停電から復旧していない。高江の共同店は8月末で閉店した。1度の台風でも、都市を優先して復旧が進めば、たった数日でも生活に困窮する(まして離島の状況は・・・)。
のびのび草をはむ鶏の向こうには、ダンベルを持ち上げようとしているやんばるくいなの像。こんな中では、やせ細った体で、持ち上げようとしても持ち上げきれない重荷に向き合わされている姿に見えて皮肉。
「北部振興」って何なんだろうか。

June 03, 2010

友の足音、回り続けるレコード

夜のなかを歩みとおすときに助けになるのは橋でも翼でもなくて、友の足音だ、ということを、ぼくは身にしみて経験している。ぼくらは夜のさなかにいる。ぼくは、ことばでもって闘争しようとつとめてみて、そのときにわかったのだが、夜に抗して闘争する者は、夜のもっとも深い暗黒をも動かし、夜をも発光させなくてはならぬ。(ヴァルター・ベンヤミン)

20世紀初頭のこのベンヤミンの言葉を、雑誌『前夜』創刊に寄せた徐京植が引き、鵜飼哲が受け取り、沖縄につなげた。(*1)(*2)あれからずっと、今も、不快に明るい夜を生きる私たちは、真の、真夜中の時間を待ちわびて、レコードの溝を針が削るグルーブに、耳を傾ける。(*3)

この政治は、それが演奏され、踊られ、演じられ、また歌われる音域である低周波音域帯に存在する。なぜなら、真理への自らの語り得ない主張を伝えるのに、言葉は決して充分ではないはずだからである。たとえそれが、メリスマによって引き延ばされ、いまもなおはっきりと奴隷の崇高さの力をしるす叫びによって代補され、変形される言葉であっても。したがって、断固としてユートピア的な変容の政治学をあらわにする、このように故意にダメージを与えられたしるしは、部分的には近代性を乗り越えて、創造的な反近代の過去と来るべきポスト近代の両方を構成している。これは対抗言説ではなく、ひとつの対抗文化であって、自らの半ば隠された公的領域における、自らの批評的、知的、道徳的系譜を、抵抗を通じて再構築する運動なのである。したがって、変容の政治学は近代性の概念のなかの隠れた内的な亀裂を明らかにしているのである。政治の領域が拡張されるのは、この表現の伝統が、政治的なものを容易に分離可能な領域であると認めることを拒むからにほかならない。(ポール・ギルロイ)

 ギルロイは、大西洋を横断する船のイメージをレコード盤に重ねて、ブラック・ミュージックを「変容の政治学」の表現形式として豊かに批評した。マキシ・シングル、カット&ミックス、技術革新が時間も空間も超えたコール&レスポンスを可能にする様を活写するギルロイが今、あの本を書いていたなら、YouTubeが最後の項に加えられていたかもしれない。

 「Rollin' Rollin' 回り続ける レコードに運ばれて・・・」(*4)

通りすがりのその町の歌をうたった七尾旅人(*5)がECDの「いっそ東京を、戦場に」を翻案し、それがダメージを伴いながら今日に呼び返されている。(*6)(*7)


友の足音が、聞こえる。

May 27, 2010

エコ基地、軍事施設に隣接する環境保護区

内地あたりではいまだに「抑止力」幻想が根強いらしいが、「抑止」は「ユクシ」だというシャレ(ユクシ=嘘)のほうが、こちらでは定石の理解となりつつあるこのところの沖縄ですが、「エコ基地」とかいう、あらたなユクシにも警戒警報を。

「北部に国立公園など/辺野古移設で環境3策」『東京新聞』2010年5月26日。
辺野古の基地用地を除外して「ジュゴン保護海域」だの、オスプレイ配備を前提に新設するヘリパッド建設で森を切り開きながら「やんばる国立公園」だの、ユクシが天こ盛り。このお手盛り記事、「国立公園となるやんばる地区は、国頭村(くにがみそん)など面積約三万ヘクタール。米軍の演習場があり、ほとんどが未開発になっている」と、おそらく政府筋の発言をそのまま鵜呑みにしたのだろうが、枯れ葉剤が使用されたり、ペイント弾やサイレント弾が捨てられたりする訓練場は、「未開発」なのではなく、使用状況が全く確認出来ないうえに日本政府の隠蔽体質も手伝って、未管理の状態なのだ。
 それだけではない。以前にも紹介した記事を思い出して欲しい。米軍は、クリーンつか、グリーンなイメージを偽装するためだけではなく、軍事活動を市民の視線から遠ざけるバッファーゾーンとしての環境保護区の確保に積極的だという事情を、北部訓練場にもかさねて想像してみる必要がある。
 さらに末尾にはご丁寧に「一方、国立公園区域にある演習場のうち約四千ヘクタールの返還が日米間で合意されているが、それに伴うヘリ離着陸基地の移設工事に住民が反対。このため、同返還区域の国立公園指定が難航する恐れもある」とある。知ってか知らずにか、マスコミが政府の広報宣伝屋として利用されてしまう典型的なパターンを踏襲してくれている。「反対派が邪魔するせいで環境保護が進まない」というユクシにも、充分に警戒しましょう。

高江のヘリパッドいらない住民の会の政府要請文から、以下に引用しておく。
「北部訓練場の面積がたとえ半分になったとしても、現在でも激しい訓練がさらに集中的に高江周辺で行われるならば、それを「負担軽減」とは言わないでしょう。沖縄本島の重要な水源地であり、生物多様性の宝庫として国際自然保護連合(IUCN)やWWFが保護を呼びかけているやんばるの森は、半分面積だけが返還されても、すぐその隣で、抑制できない激しい軍事訓練が集約的に行われるならば、それを自然保護と呼ぶことは出来ないでしょう。返還条件として決まったことだからと言われても、飛来する機種や飛行ルート、演習形態など必要な説明のないものを、ましてやオスプレイの配備が公然と言われているなか、黙って受け容れることは出来ません。現在でも昼夜を問わない軍事演習に使われており、返還後も15カ所も残る現状のヘリパッド以上に整備された新しいヘリパッドを、手つかずの森をわざわざ切り刻んで建設することを、「移設」と言われても納得する人はいないでしょう。」

May 02, 2010

GWの過ごし方

善良な市民は、GWに、珊瑚の移植に貢献した人を、今頃になってわざわざ映画化した、そのたくらみに乗っかってしまうだけさ〜。ってか。

March 16, 2010

外国人の排除を、沖縄社会から考える

 高校無償化から朝鮮高級学校を排除するこの間の話に愕然としています。どうしようもない奴らがのさばっております。
 なお管見の限り、この問題についてタイムスでは出ましたが、新報はまだ社説を出していないのではないでしょうか? さらに、「外国人」の地方参政権問題について、沖縄のメディアが1968年の立法院での選挙法改正にふれないのはいかがなものでしょうか?この年の7月に、選挙権・被選挙権が「琉球人」から「日本国民」に改正され、奄美籍や「本土」籍の「非琉球人」は選挙権を得ました。一方、台湾籍者などの人々は選挙権から排除されました。これは「復帰」後も継続します。現在の参政権の問題にかかわって朝鮮籍者排除と通じる要素があり、ぜひ沖縄社会から考える視点があると思います。
(やんばるマングース談)

January 18, 2010

ハイチはここ、ハイチはここじゃない

ハイチのことを思って
ハイチのために祈って
ハイチはここ
ハイチはここじゃない
---カエタノ・ベローゾとジルベルト・ジル「ハイチ」(『トロピカリア2』より)

神戸、スマトラ、ニューオリンズ...何を見ても何かを思い出す
ハイチはここ、ハイチはここじゃない

ほとんど同時に、惨事資本主義(ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』)の警鐘を想起しなければならない。世界の目は、その一瞬だけでなく、その後も注がれ続けなければならない。
ハイチはここ、ハイチはここじゃない

January 15, 2010

パシフィックの想像力

hawaiiprotesters.tiffかくしてブラック・アトランティックの想像力は、ワイクリフ・ジョンをして、ニューヨーク、カリブ、ルワンダを往還しながら、私たちがどのような存在であり、どのような人々に寄り添って立つべきかを、伝えてくれる。かつてならビニルのレコード盤に刻んで、いまはCDのオーディオ・トラックにのせて。
 そして。パシフィックの想像力は、グアム・ハワイイ・沖縄のどこにも、軍事基地はいらないことを、伝えている。サインボードのジュゴンにのせて。留学生たちのネットワークにのせて。

「クリントン長官が12日午後、ハワイ大学東西センター施設での講演を行った際、センター施設前ではイラク、アフガン、パキスタンでの戦争への抗議、イスラエルによるパレスチナの占領、核廃絶、ハワイやグアム、沖縄の米軍基地撤去をアピールする人々が集まりました。」

 画像は、 "Images: Secretary Clinton Travels To Hawaii - Photos - KITV Honolulu"より。動画もここで見られます。
 過去の栄誉と既得権益と利害に固執して圧力をかけるのではない、別の想像力が存在する。マスメディアが報道しなくても、別のメディアがある。だれの声を「わたしたちの声」として聞き取ることが出来るか。

近くの選挙、遠くの災厄


もしボクが大統領だったら 金曜日に選出されて
土曜日に暗殺されて 日曜日に埋葬されて
月曜日には仕事に戻るのさ

ワイクリフ・ジョンが、ハイチへの支援を呼びかけている。(映画『ホテル・ルワンダ』のエンドロールで流れるMillion Voicesは、フージーズ好きならずとも、多くの人が耳にした歌だろう。あの、ワイクリフです。)twitterのフォロワーで拡がってかなりの額に達しているらしい。この歌、Presidentは、デイヴ・シャペルの『ブロック・パーティ』で、子どもたちに囲まれながらオルガンで弾き語りしていた曲。

Election times coming. Who you gonna vote for?

If I was President, I'd get elected on Friday, Assasinated on Saturday, Burried on Sunday, then go back to work on Monday.
If I was President, If I was President, If I was President

Instead of spendin' Billions on the war, I could use that money so I can feed the poor.
Cause I know some so poor, when it rains that's when they shower
Screamin' "Fight the power!" That's when the vulture devours.

If I was President, I'd get elected on Friday, Assasinated on Saturday, Burried on Sunday. Then go back to work on Monday
If I was President, If I was President, If I was President.

I know some soldiers that sleep but they can't dream, Wake up with screams, sounds of them succeed.
So take this medal of honor for your bravery, I wish you the best care for you and your family.

If I was President, I'd get elected on Friday, Assasinated on Saturday, Burried on Sunday, then go back to work on Monday.
If I was President, If I was President, If I was President.

But the radio won't play this. They call it rebel music.
How can you refuse it? Children of Moses.

Tell the children the truth, the truth. It's not all that bling that's dimonds.
Tell them the truth, the truth. Most of yall wear cubics of zycomians.
Tell them the truth, the truth. Your soldiers worth more than diamonds.

Yeah, If I was President, All blacks have reperation no segregation
Feed the nation until there's no famine Muslims, Jews, Christians
would all hold hands, every week on the beach party by the sand
Word up, take trips on Air Force One,
No need to bring no homless with no sneaks to Air Force One.
Better schools in the hood, better teachers for the classes,
making money, paying no taxes.
Find the best scientist tell'em come up with an answer, I want the cure for aids and cancer. But I gotta watch my back sniper gonna heal with the steel waitin for JFK.

If I was President, If I was President. I'd get elected on Friday, Assasinated on Saturday, Burried on Sunday, then go back to work on Monday.
If I was President, If I was President.
I feel the rain comming let me play the guitar for them right now.
(let's go)
Rescue g's
Yeah!

子ブッシュが2度目の当選を掠め取ったあの2004年の米大統領選挙で、しばしば取り上げられていたことが記憶に新しい。あの頃、歌詞はまさにそのことを歌っていた。

If I was President, I'd get elected on Friday, call a Peace Treaty on Saturday, Stop the War on Sunday, Bring the truth back on Monday.

もし、ボクが名護市長だったら。
もし、ボクが沖縄県知事だったら。
もし、ボクが・・・。

目前となった近くの選挙と、衝撃を持って伝え聞いた遠くの災厄とを、この歌がつないでくれる。
どちらにも、関心を持ち続けること。
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December 29, 2009

「新しい協働に向けて」

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『図書新聞』の紙面上で、大学のとなりに辺野古、辺野古のとなりにラテンアメリカが、不思議な回路で繋がっています。


今に続く戦争の「残傷の音」に耳をすまし、回帰する戦争の暴力に抗いつつ、辺野古や高江であるいは大学の片隅や小さなアトリエで座り込みながら、新しい生の形を創りだしている人たちが今のこの沖縄に確かにいるのだ。そしてその人たちは、不思議な回路を通じて繋がりながら、新しい協働にむけて遊撃的に動きはじめているのである。
 こうした協働のなかで再発見されてくるのは、沖縄においていま私たちが直面している困難が、その痛みにおいて出会い直しの回路となっているということである。私たちが苦しんでいるように、また、誰かが苦しんでいる。しかもこの二つの苦しみは、どこかで沖縄戦そして米軍占領に繋がっているし、沖縄の痛みの記憶は、日本を含むアジアやその他の地域の人々の戦争と占領の記憶あるいは移民や難民の人々の記憶と繋がっている。
新城郁夫「2009年という危機から始まる繋がり」『図書新聞』2948号(2010年1月1日)。

December 12, 2009

Traveling Theory, Traveling Imagination

project disagree at wheeler hall_uc berkeley.jpg
Found in the wall of UCB. What a beautiful, and positively inspiring!

December 07, 2009

「米政府が日米関係悪化に危機感を強めている」云々という嘘っぱち


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を垂れ流しにしているこのところの全国メディアですが、その一例を見てみましょう。

日テレNews24という、沖縄では局が無い日本テレビがやっている、24時間ニュースのケーブル局があります。沖縄ではOCNというケーブルテレビに加入していると、これを見られます。

それで、今日の昼、こういうのがあったわけです

「一方、2日付の「ニューヨーク・タイムズ」は「鳩山首相は韓国・盧武鉉前大統領と似ている」と指摘する記事を掲載した。盧政権はアメリカとの関係を見直すことなどを主張し、米韓関係は急速に冷え込んだ。記事は、当時の冷え切った米韓関係と現在の日米関係が似ていると分析している。」

当該NY Timesの記事原文は、リンクをたどって下さい。入手できないばあいは、この投稿のつづき以降でどうぞ

この記事は、「鳩山首相をノムヒョン大統領に比べる向きもあるが」という話で、全体としては、日本の民主党政権がやろうとしているのは、
・これまで当然やられるべきであった、公開での日米間の政策協議を手がけようとしているのである
・民主党も日本の世論も、米国からの離反を言っていない
・民主党のメッセージは、もっぱら日本国内へ向けて、自民党外交政策からの離別を言っているのである

という主張です。

更に、辺野古については、思いやり予算や密約問題を論じたあとで「ちなみに」「ついでに」の例として、最後に出てくるだけです。

今時、米国情報など、いくらでも日本にいて入手できることを忘れて、こういう悪質な情報操作を行う日本テレビのやり方は、微笑ましいほどに馬鹿です。

「米政府高官」「アメリカの専門家」という類のソースは、非常に限られた、辺野古に個人的な利害を有する当事者たちで、こんなやつらの話だけを後生大事に「アメリカは怒っている」云々と報道する全国メディアは、一体誰に奉仕しているのか。

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December 02, 2009

A worldwide crisis of losing quality higher education

36181_SPC_NEW_PromiseRally_111709_big.jpgミシガン州立大でも「ゆくし!」と立ち上がっております。
-Marissa Cumbers, "Fighting for an Unkept Promise," The State News, Nov. 19,2009.
-American Studies fights for survival at Michigan State University.


Statement of Solidarity from Michigan State University

In deep appreciation and support of the statement of solidarity by students at the University of the Ryukyus and the Project Disagree (http://loudaisei.seesaa.net/article/134161604.html), we, concerned students of Michigan State University, stand in solidarity with you and our comrades at the university campuses in California, who are in constant struggle against budget cuts and other related restructuring. California ranks highest in terms of tuition hikes, elimination of programs and departments, termination of lecturers and adjunct faculty followed by Michigan. At Michigan State University the elimination of various programs and departments is quite quizzical given the very profitability of the aforementioned in your statement. In the current state of higher education that is in the hands of bureaucrats “restructuring” institutions of higher learning, we never get fooled by jargon replacing “reform,” “downsizing,” and “streamlining.” Administrators, in the name of “transparency,” regulate voices of dissent to public comment, while those in power “listen” to us while talking on cellphones or falling asleep. Don’t be fooled by this gesture of “inclusion.” The message is clear. We see through the bullshit and know the administration’s plan to axe all non-tenure, adjunct, and graduate assistant lines to maximize profits.
This is precisely why we have been engaged in on-/off-campus demonstrations, picketing, and town hall meetings, to create time and space to counter such outrageous decisions made by the corporate-minded administration. In Michigan, we are not alone in our struggle. To oppose their own universities’ restructuring plans, as well as the state of Michigan’s recent legislative decision to cut an unprecedented 61% budget for higher education and to discontinue the $140 million Michigan Promise Scholarship that has been aiding a tremendous number of in-state students; concerned students at such universities as Wayne State, Central Michigan, Eastern Michigan, and the University of Michigan have been conducting similar struggles in solidarity all over the state. We have been building coalitions with each other, and we will continue to do so by uniting with people in California, Okinawa, and elsewhere. What we are facing now is not only a nationwide crisis but also a worldwide crisis of losing quality higher education. We must act right here, right now, to raise our united voices of protest.

November 30, 2009

Concerned Students at Michigan State University
Gabriela Alcázar
Clinton MacKenzie Brauer
Darren Lee Brown
Jesse Draper
Xavier Gonzalez
Sam Inglot
Kevin Lynch
Ernesto Todd Mireles
Fumiko Sakashita
Morgan Shipley
Lila Mo Wakeman


 私たちミシガン州立大学学生有志は、琉球大学学生有志および合意してないプロジェクトによる声明文 (http://loudaisei.seesaa.net/article/134161604.html)に深い謝意と賛同を示し、経費削減やその他の大学再編との闘いのただなかにいるあなたがたとカリフォルニア州各地の大学の同志との連帯を表明します。カリフォルニア州とミシガン州は、授業料値上げ、学部・学科廃止、専任・非常勤教員の解雇において全米で一、二位を占めています。あなたがたが声明の中で指摘している収益性そのものを考えると、ミシガン州立大学における様々な学部・学科の廃止はきわめて不審なものです。大学教育の現状が高等教育機関を「再編」する官僚主義者たちに委ねられる中で、「改革」「縮小」「合理化」などの用語にすり替えられる専門用語に私たちは惑わされない。大学の経営陣は「(手続きの)透明性」という名目をかざしながら反対者の意見を取り締まり、その一方で上層部は携帯を片手に、あるいは居眠りをしながら私たちの話を「聴く」のです。このような見せかけの「組み入れ」の態度に騙されてはいけない。その意味するところは明らかです。任期付教員、非常勤教員、大学院生のあらゆる教職を奪って最大限の利益を上げようとする経営陣のもくろみが、このようなたわごとを通して私たちには見えているのです。
 だからこそ私たちは学内外でデモやピケ、集会を重ね、大学の企業化に専心する経営陣の傍若無人な決定に抵抗する時間と空間を創り出してきました。ミシガンにおける私たちの闘いは単独のものではありません。ウェイン州立大学、セントラル・ミシガン大学、イースタン・ミシガン大学、ミシガン大学などの学生有志が、それぞれの大学再編案に異議をとなえ、ミシガン州議会による空前の高等教育予算61%削減決議と、膨大な数のミシガン州出身学生を援助してきた総額1億4千万ドルのミシガン・プロミス奨学金の廃止決議に反対するべく、州のいたるところで連帯し、同様の闘いを続けています。私たちはお互いに連携を重ねてきました。そしてこれからも、カリフォルニア、沖縄、その他の地域の人々と団結することで、連携を続けていくつもりです。私たちが今直面しているのは、質の高い大学教育を失うという、一国内だけではなく世界規模の危機なのです。団結した抗議の声を上げるために、私たちはここで、今すぐ行動しなければならないのです。

2009年11月30日
ミシガン州立大学学生有志
ガブリエラ・アルカザー
クリントン・マッケンジー・ブラウアー
ダレン・リー・ブラウン
ジェシー・ドレイパー
ハヴィエール・ゴンザレス
サム・イングロット
アンソニー・ジュレイジ
ケヴィン・リンチ
アーネスト・タッド・ミラレス
坂下史子 
モーガン・シプリー
ライラ・モー・ウェイクマン

November 27, 2009

GP meets FJ in Hiroshima 1

20091123202339.jpg 今夜のメニューはキムチチゲだとの合意に至ったとき、学長は言った、「マスイ、ですかね」。その言葉を聞き終わらないうちに、事務局CHOは「マスイだね」と応える。当意即妙というよりは、単に同じこと考えてたというほどの会話。事務局CHOというのは、別組織の役職名であるが、便宜的にここではそう書いておこう。学長とは、名うてのあのシャリバリ地下大学学長。見た目と風貌と実年齢は、いずれも二人の役職名とは相容れない。

 そして、不覚にも「マスイ」を「麻酔」と脳内感知した私は、たしかに、ヒロシマ・ビギナーであった。
 
 フード・ジョッキー。その名を知らしめた問題作が発表されてすでにひさしい11月某日、異議を申し立てるべく筆者が申し入れた「フード・ジャム」が実現した。これはその報告である。

 

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田ノ浦ファースト・コンタクト

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ヒロシマ平和映画祭でお会いしたYAさんに、祝島のパンフレット、「建てちゃうの?上関原発」というパンフレットと、祝島でとれたひじき!をいただきました。「いわいじま」ではなく「いわいしま」と読むことも知ったばかりのビギナー。広島で路面電車から日の丸を掲揚した中国電力本社の威圧的な様子を眺めたこともあり、ぜひとも、訪ねてみたい。しかし1日3便(高江行きのバスみたいだ)のフェリーでは、祝島に渡るのは時間的に無理。と、思っていたところ、いただいたパンフレットに、建設予定地である上関町長島の田ノ浦の簡単なマップがありまして、そこに「団結小屋」とある!

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April 07, 2009

Takae no yoru @ G-shelter, Mar. 28, 2009

hachihachi.jpgmoriquesta.jpgMOB.jpgtakaegoodies.jpgnami.jpgsuwarockers.jpg
Set list:
MOB/ Untitled
Moriquesta del Bosque Band/ Tonneru no Uta, Tonneru Nukete, Kuro no Kuruma, Sutegoma, Nami (featured with Mizura)
Suwarockers/ Suwarockers no Uta, Seikatsu no Gara
★★★
House full of love and thanks:
Hachi-Hachi, Kurosawa-san, Nobu, Sakura, Suwarockers, and more...

March 20, 2009

るうちゃんと占拠メシを共に!

ル―画像.jpgるぅちゃんたちが琉大図書館前で美味いメシ食べてます。じゃなくて、キャンパス占拠してます。占拠速報はこちらから。

February 25, 2009

El proyecto no conviene en "la playas son del pueblo"

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プエルトリコで合意してない人々に会って来ました。ビエケスの米海軍撤去に関わった方のご自宅の冷蔵庫、ビエケスの後、プエルトリコ島のビーチのプライヴァタイゼーションに抵抗して砂浜にキャンプをはってスクオッティングを続けるみなさんの車やサーファー長老のボードにも合意してないステッカーが!うはは。
Puerto Rico con Okinawa, Henoko y Takaeの横断幕を掲げながら "Chibariyo Okinawa!" の応援を頂いてきました。頂いたメッセージはまとめて、辺野古、高江の皆さんにお届けしまーす。待っててね★

January 29, 2009

20日高江のデモの報告

takaesuwarasero00.jpgちょっと遅くなりましたが、先日の高江ヘリパッド仮処分に合意してないよ!デモの様子を報告してみましょうねー。まずは県庁前ひろばでの集会。夕暮れ時にはためく沢山の幟とオジサマたち、県議のみなさん、あの顔、この顔の人の波の向こうに、高江の皆さんが。今日は一番前でアピっています。と、思ったら目の前を何やら怪しい人影が横切り・・・。手には「たかえをすくえ」カンバン、そしてこれは!ピースミュージック上野で配られたあの「大問題MAP」では・・・。


takaesuwarasero01.jpg気を取り直して、集会集会。大切な発言が続きます。高江からは家族や暮らしの根っ子からの声、そして信念に基づいた連帯の呼びかけなど実感のこもった言葉が、那覇に届けられました。あっ。今度はナンダ、怪しい人、じゃなくて鳥影も・・・。


takaesuwarasero2.jpgということで、パレットくもじ前で絶滅危惧種を発見。やんばるクイナさんと、KEN子さんだったのでした(あ、後者が絶滅危惧種ということでは、決して・・・)。


takaesuwarasero1.jpg後ろを振り返ると、集会の話を聞かずにワサワサガサガサしている連中が・・・。「コラ!いま、Sくんが集会アピールを朗読してみんなで採択する大事なとこなのに、そこ!静かに!」と、思ったらなんだ、合意してない面々です。スミマセーン、いつもお騒がせしてご迷惑をおかけしております。みんなでカンバンに手書きメッセージを書いたりして、ココロはもうデモ!デモ!パレードへと落ち着かない様子。


takaesuwarasero3.jpgtakaesuwarasero4.jpgそうして、手に手に太鼓やアサラト、バオバブの実で作ったマラカス、サックス、ウクレレ、ギターを持って国際通りをパレードしました。通り過ぎるバスの窓から手を振る人、商店の表まで出てきてくれる人に会えて、私たちもウキウキ。そんな集会とデモとなりました。楽しかったー。

January 21, 2009

学生有志→大学当局、09年1月19日

「語学減に反対署名 琉大学生236人分提出」『琉球新報』2009年1月20日


 語学授業数の縮減など琉球大学の新カリキュラム案に反対する学生有志ら6人は19日、同案廃止を求めた236人分の署名を大学に提出した。併せて、昨年12月に求めた同案廃止や説明会開催要求への大学側の回答に対する抗議文を岩政輝男学長ら理事3人あてに提出した。署名は学生らが大学内外に呼び掛け集めたという。
 抗議文は大学側が「新カリキュラムは新入生対象で、在学生に説明する必要はない」としていることに「これまで通りの授業が受けられないことを告知するのは法人としての責務」と訴えた。また「非常勤の仕事で生計を立てている講師の存在がまったく無視されている」と強く非難した。

その抗議文書を以下に掲載します。


琉大当局による回答文への抗議

 昨年の12月16日に回答文を頂き検討したところ、私たちの予想をはるかに超えた信じがたい内容に学生有志一同驚愕いたしました。回答文を読み、これが学生の語学力向上を目指した新カリキュラムなのかと誰もが目を剥いたのは言うまでもありませんが、回答文を読み進むにつれ、ついには琉球大学、沖縄県の教育の将来に暗澹たる思いを抱かざるを得ませんでした。

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大学当局→学生有志、08年12月16日

それに対する大学当局からのお返事。黒ヤギさんは白ヤギさんからの手紙を読まずに食べちゃったのか。2通の回答があったそうです。



回答その1

学生有志 殿 
大学の教育に関心ある皆様の意見に感謝申し上げます。
皆様と同様に大学の教育の在り方については日々検討しています。しかし、検討の角度が異なっているようですので、ご意見への回答を示し理解を得たいと考えています。
1 琉球大学の教育についての法人評価の結果は国立大学で最低レベルにあるとの評価を得ています。今回の改革は教育改革の一つです。
2 新カリキュラムへの以降は皆さんを対象としていないので説明は要りません。新入生を対象としています。それでも、英語などは新年度から英語力を強めたい学生には希望に沿うようなカリキュラムも用意いたします。是非受講して下さい。

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January 16, 2009

できた!

20090116194921.jpg(1)データをDLしてUSBメモリに保存
(2)ホッパー(と、つい今でも呼んでしまうあのコンビニ)に最近導入されたコピー機でA3サイズのフルカラーでプリントアウト、1枚/80yen
(3)100円ショップにてパネル、ボード(何て言うの、アレですよ)を購入。
 A2サイズ1枚/100yen
 ということはA3サイズ1枚/50yen
(4)プリントアウトした紙をボードにのり付け。

「出来たーっ」
「待ってろよー国際通り」
20日が晴れでありますように。。。

(番外)楽器など持ちたいから両手を自由にするためには、これにヒモなんか付けておくとヨシ。

December 27, 2008

Jazz&カリーパーリー against 外国語授業削減 

 12月17日(水)に、「外国語授業削減にみんな合意してないぞ!プンプン!それならジャズを聴きながらカレーをたらふく食べてお腹いっぱいになってやる!パーリー」、開催しました。

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 沢山の学生が、おいしいカレーと素敵なジャズをききに集まってきてくれました。琉大JAZZ研とメシ研のみなさま、お疲れ様です!

 署名も沢山あつまりました。これから就職して世の中に出ていく学生にとって、非正規雇用労働者の問題は自分自身の問題にも関わってくると思います。危機感をもちながら賛同・署名してくださった皆様、ありがとうございました!!

→この問題については、『沖縄タイムス』2008年12月23日報道「『質維持』に高まる疑問/学生ら、低下を懸念/琉大語学講義削減問題」ほか、関連記事と動向をまとめた大学等非常勤講師ユニオン沖縄★blogを参照下さい。

November 29, 2008

BND@DFS Okinawa

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東京からおともだちがやってきて、「無買日」のことを教えてくれた。一緒にやろうよ!ふむ。でも、毎日の必要を満たすために作り、買い、消費している人が多い(と思う)沖縄で、それは、どんな風に可能なのかな、とあれこれ考えてみました。例えば、那覇の市場で、「今日は買わずに…」なんて言うのは、なんだか居心地が悪い。困ったね。どうしよっか。。。。
そうだ!あそこだ!あれがあった!
20081129171144.jpg20081129171344.jpg
ということで、沖縄の無買日に相応しい場所を思いつきました。弱腰ながら、お店のなかをあるいて、しかますのはとても楽しかったです。きっと来年からはこっちが無買日の定番になるはずね。

July 14, 2008

メディアに掲載されたジェンダラス・シンポ

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●「キャンパスの性暴力考える/13日に『ジェンダラス・シンポ』」『琉球新報』2008年7月11日。

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●「『駄目』と声あげて/大学生らがセクハラシンポ」『沖縄タイムス』2008年7月14日(夕刊)

July 10, 2008

青空ジャズカリー

Open mouth to EAT!「口も開けばメシも喰う」プレイベント、開催しました。
琉大JAZZ研、森岡さん家の有機無農薬玄米(新米!)と勝己さん家のゴーヤーやピーマン、那覇市リサイクルセンターのリユース食器、Nさんのトラメガなどが、アマルガムに邂逅し、カレー・ピクニックを盛り上げました。有難うございました。
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ジェンダラス・シンポジウム
~キャンパスにおける性暴力を考える~
とき:2008年7月13日(日)12:00~15:00
ところ:久茂地公民館6階

第一部:学生が問う大学におけるセクシュアル・ハラスメント
  ・学校制度とセクハラ
  ・誰だってセクハラの被害者になりうる!
  ・メディアとセクハラ
  ・なぜ大学でセクハラが語られないのか?
  ・大学生活でジェンダーと向き合うこと
  ・いかにして声をあげられるか

第二部:パネル・ディスカッション
パネリスト
  阿部小涼(琉球大学教員)
  井上まゆも(琉球大学教員)
  新城郁夫(琉球大学教員)
  仲田晃子(琉大大学院修了)

※入場無料
※駐車場がありません。お近くのコインパーキングをご利用ください。

主催:OUTwith合意してないプロジェクト
シンポジウムの内容に関するお問い合わせ先:out(あっと)okinawaforum.org

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May 19, 2008

Left Forum 2008にて

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去った3月14-16日、NYで開催されたLeft Forum 2008に合意してないNew York Miceがブースを出して来ました。あ、3月22-23日にSFで開催されたBay Area Anarchist Book Fairにも現れていました。5月21日追記!
帝国本家でも、少しずつ浸透していってます。
Thanks, Umi and Yuko! ooxx

May 15, 2008

沖縄は苦戦しております。

けれども仕打ちが手ひどくなればなるほど、私たちは抜け目なくなっていく。
 アントニオ、聞こえますか?娘さんたちが嗚咽しています。タバコが吸えないので革命ができません。極東は苦戦しております。
---松本麻里「極東のアウトノミストの娘たち」『現代思想』vol.36-5(2008年5月)より

琉大セクハラ訴訟不当判決に合意してない。

May 12, 2008

ウェスト博士のことば

20080511184603.jpg合意してないプロジェクトmeets Dr. Cornel West、おかげさまで盛会、40名をくだらない人たちが会場を熱気で満たしてくれました。カクマクシャカのライブは素晴らしいテンション、新曲も披露し、アンコールにも応えてくれました。あまりのゴージャスさに、コーネル・ウェスト氏からのコメントにいたっては、主催者が喜びすぎてテンパッてしまって通訳が充分ではなかったので、書き起こして訳を付けてみました。この発言の間中、会場は、拍手や歓声、笑い声があふれていました。ノリノリな日本語にしようかどうしようか迷ったけれども、とりあえず丁寧な言葉で記述しています。ところどころ聞き取れなくて、妙な表現がありますが、追々修正を加えるつもりで、編集せずにそのまま残してあります。取り急ぎの参考として下さい。ではどうぞ。

Let me first say that I am blessed to here in Okinawa
まず始めに、ここ沖縄に来られて幸せだということを申し上げたいと思います。

When my dear sister professor Azusa Nishimoto invited me to Japan to speak in Tokyo, I said I cannot come to Japan and not see my Okinawan brothers and sisters.
私の親愛なるシスター、西本あづさ教授が東京で講演をするため日本に招いて下さることになったときに、沖縄のブラザーとシスターたちに会わないで日本に行くことは出来ないと言いました。

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March 18, 2008

へのたかアワー第8、9回収録

20080316165215.jpgへの子とたか江アワー、久しぶりに収録しました。
2回分、夏仕様になった高江N4テントにて。

March 08, 2008

NY上映会報告

合意してないNYネズミたちによるDVD上映会が無事(?)終了しました。高江の現状blogにちょこっと報告してありますのでそちらも参照下さい。上映を快諾して下さった藤本幸久監督、影山あさ子プロデューサ、比嘉”マーティ”真人監督に感謝。Umi, Yuko, Ranが翻訳、資料作成、同時通訳と大活躍でした!そして呼びかけを察知して駆けつけてくれた人たち、みんなありがとう。画像上段は開催場所ブルーストッキングス書店の看板、急遽開催を受け入れてくれたのでスケジュールに記載されていません。スタッフの皆さんに多謝。店内にはカフェが併設されているほか、インフォショップも兼ねたような、大変快適な空間創りがなされています。Yuri Kochiyama Tシャツも発見。心躍る本たちに囲まれてお茶を飲みながらゆっくり出来るところ。下段はハンドアウトの準備に勤しむNYマウス1号、仕事を終えて自転車で駆けつけたNYマウス2号。ショウウィンドウには3月14日−16日に開催されるレフト・フォーラムのポスターも見えます。
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February 12, 2008

OWAAMVによる抗議声明

抗議集会の会場で、基地・軍隊を許さない行動する女たちの会の共同代表、高里鈴代さんから、声明文を頂きました。以下に大急ぎでタイプアウトします。

アメリカ合衆国ブッシュ大統領殿

在沖米総領事殿

在沖米四軍調整官殿


海兵隊所属兵士による少女への性暴力に抗議し
軍隊の撤退を求める要求書

 基地・軍隊の駐留を強いられている私たち沖縄県民・女性は、2月10日、またしても米兵による悪質な事件が起こったことに、強い憤りを覚えます。
 基地・軍隊が存在するゆえに、女性・子どもたちが安心して暮らせない沖縄の状況が、62年も続いています。
 今回の事件が連休の最中で市民の楽しむ場から連れ出されたということは、軍隊の存在によって県民の生活の場がいかに暴力と隣りあわせ、危険であるかを物語っています。しかも加害者の海兵隊員(キャンプ・コートニー所属)は、基地の外、住民地域に居住していました。どうして、米軍兵士がいつでも自由に、県民の生活地域に入ってくることが許されるのでしょうか。なぜ、子ども・女性が安心して生きられる環境が大事にされないのでしょうか。被害に遭った少女の恐怖、父母の悲しみと怒り、さらに地域の人々が受けた衝撃と不安は、計り知れないものがあります。
 事件が起きるたびに米軍から繰り返し発せられる「綱紀粛正」の約束。しかし、それがいかに実態を伴わないものであるか、過去においても、アメリカ独立記念日など米軍の休日において米兵の暴力が弱い少女たちに向けられてきました。
 今回の事件の背後に、被害を訴えられない女性や子どもがいることを忘れてはいけません。私たちは「軍隊は構造的暴力組織であり、地域においても、また国家間においても真の安全は保障しない」という立場から、暴力をなくすために軍隊の撤退をもとめます。
 そして私たちは、以下のことを求めます。

一、暴力を受けた児童、生徒への精神的ケアーを充分に行うこと。
一、被害を受けた少女への謝罪と補償、加害米兵の厳正なる処罰を行うこと。
一、基地外に居住する米兵に対する行動の管理および規制を行うこと。
一、日米軍事再編は、沖縄の基地のさらなる強化にほかならない。沖縄のすべての基地・軍隊の撤退を求める。

2008年2月12日

基地・軍隊を許さない行動する女たちの会
共同代表 高里鈴代 糸数慶子
900-0015 那覇市久茂地3-29-41-402
TEL/FAX 098-864-1539

高江看板お絵かき企画

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2月10日に無事、終了しました。子どもたちと、子どもみたいな大人たちが、かなり楽しみながら沢山の看板を描きました。Doucatty先生もかなり愉しかったのではないでしょうか。ヨカッタヨカッタ。また、当日はお友達のベビチンさんも登場。ふたりして謎の生物の絵など描きたい放題。出来上がった看板は、これから高江のあちこちに設置します。探しに来て下さい。

February 05, 2008

命の森やんばる裁判

1月30日に「命の森やんばる訴訟」第2回公判が行われました。
合意してない顔ぶれが原告にも名前を連ねています。
「森に公益的機能」/やんばる林道差し止め訴訟『沖縄タイムス』08年1月30日夕刊。
原告、工事資料を要求 やんばる林道訴訟『琉球新報』web版1月30日16:01。
公判で使用されたヴィデオ映像をYouTubeでも公開中。ご覧下さい。

January 28, 2008

高江の現状

080127_111804_M.jpgヘリパッドいらない看板描き会は、あいにくの雨天で延期となりました。次のスケジュールが決まり次第お知らせしますので、お楽しみに。

東村高江の座り込み現場は、のんびりと穏やかな気持ちと、いつまた防衛局が「予算消化」にやってくるかという不安とが同居する場所です。住民の会のなかには農家もいて、「無農薬野菜」の路地売りの様相。美味しそうな顔をした野菜たちがこんな風に並んでいるのは、素敵じゃないですか。座り込みテントを訪れた方々の手に渡り、あっというまにざるはカラッポになりました。

January 04, 2008

高江のお正月

080101_120903_M.jpg年越しから、お正月にかけて、高江N4ゲート前のお留守番をしてきました。「ヘリパッドいらない住民の会」のみなさんにゆっくりお正月気分を満喫してもらおうといいつつ、結局、一緒に遊んでもらった、合意してない面々でございます。国会請願署名、1万5千筆突破の瞬間にも立ち会わせていただきました。一部報告はやんばる東村高江の現状blogでどうぞ。


futenmashomeiまた、1月3日には、初詣のメッカ(こういうばあいにメッカというのは気が引けますが)普天間神宮で、署名活動に那覇ブロッコリーズが協力。沖縄タイムス紙に記事が掲載されました。画像をクリックすると記事全部の画像が開きます(4MB、重たいです)。

December 15, 2007

方法書のやり直し答申は可能ダ!

12月12日に官邸で開かれた「協議会」で、政府は装弾場と三箇所の洗機場の設置を正式に表明しました。これはアセスの方法書には記載されていない大きな変更であり、「環境影響が相当な程度を超えて増加するおそれ」がある。方法書はやり直しすべきです、という考察メモを頂きました。こちらに転載します。また補強資料として、辻本議員の質問に対する政府答弁の議事録も付けました。

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December 14, 2007

12月14日アセス審議会レポ

今日のアセス審査会に参加した方から報告が届きました。
審査会の答申は、意義ある素晴らしいものになるようです。しかし、これはデジャヴ?以前にも見たような光景を、つい思い出してしまいます。2004年と同じ道を歩まないためにも、県庁と県政をみんなで支えましょう。「アセス方法書は書き直し・再提出すべし」との県知事意見を、世界が支持しますよ!と。

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August 06, 2007

へのたかアワーin高江

第5回(と言っていいのか)へのたかアワーは、高江の座り込み現場で、ゴージャスなゲストをお迎えしてお送りしました。というか、他人様の番組にむりむり加わってみました。「きくちゆみのブログとポッドキャスト」より沖縄の森と海からのSOSをどうぞ。(この話題のblogサイト上で写真なども見ることができます。また同時期に行われた平良夏芽さんへのインタビューもアップされていました。ご参照下さい。8月15日追記。)
映像のほうは、へのたかアワーSTICKAMサイトにアップしますので、もう少々お待ち下さい。
070806_072205_M.jpg
高江の日誌にも、収録の様子が記録されていました。ちょっと接写してみましょう。

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May 28, 2007

DeMusik Inter.から抗議声明


日本政府による辺野古への海上自衛隊派遣と「環境現況調査」に強く抗議する!

                             DeMusik Inter.

 米海兵隊普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部への移設問題で、那覇防衛施設
局が、同沿岸部での本格的な海域調査に着手しました。そして日本政府は、この「環
境現況調査」を強制的に実施するために、根拠も必然性も無いまま、海上自衛隊の隊
員と軍艦(海自最大級の掃海母艦)を派遣しました。また、この調査自体、環境アセ
スメント法を無視して行なわれたものです。わたしたちは、まず、この二点につい
て、政府に強く抗議します。

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May 25, 2007

調査機器がサンゴを破壊している様子

ジュゴン保護基金委員会・ジュゴンネットワーク沖縄が那覇防衛施設局と沖縄県に申し入れをしたときの資料となった写真。クリックすると大きな画像で見られます。(提供:東恩納琢磨)

↓調査機器の鉄筋がサンゴを貫いて破壊している。

↓機器の周囲にはサンゴが着床している。着床版を設置しなくてもサンゴの着床は一目瞭然。

↓ジュゴンの通り道と言われている珊瑚礁の「クチ」に設置されたカメラ。臆病な動物と言われているジュゴンを寄せ付けないかも!?

May 21, 2007

「海底」に設置された機器の状況

5月19日、辺野古に設置された機器の状況をカヌー隊が撮影したものです。防衛施設局が委託した民間の調査会社、海上保安庁、海上自衛隊までが投入されて行われた作業は、ずさんという言葉ではすまされない危険な状態。
P5190235.JPG
カヌー隊のパドルを機器の最上部に立てているところ。海面直下の浅瀬にあることがわかります。

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辺野古の海に設置された機器

環境アセス法などの根拠なく「事前調査」の名目で防衛施設局によって辺野古に設置された機器類。5月19日、カヌー隊が複数箇所で撮影したものを以下に並べました。
P5190226.JPGP5190225.JPG

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April 29, 2007

アナクバヤン・ホノルルから沖縄への連帯メッセージ

フィリピン系学生中心のグループ「アナクバヤン・ホノルル(Anakubayan Honolulu)」からの、沖縄への連帯メッセージです。末尾で引用されているカルロス・ブロサンは、米国領時期に「本国」米国に渡って人種差別などの辛酸をなめたフィリピン人移民労働者の経験を描いたプロレタリア文学America in My Heart(日本語訳『我が心のアメリカ』)の著者として広く知られている人物です。
(翻訳はもう少々おまち下さい。)

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ハワイの日本領事館に渡された安倍首相への手紙

2007年4月27日
内閣総理大臣 安倍様
 これはハワイイに住む沖縄の友人たちから、日本政府に向けた緊急のアピールです。沖縄、辺野古への米軍基地拡大をすぐに中止するよう求めます。わたしたちは、地元住民が反対しているにも拘わらず、日本政府が辺野古海域で建設のための調査に着手したと聞いて、衝撃を受け憤慨もしています。
 わたしたちは、日本政府に対して、沖縄の人々の人権を尊重し、辺野古の米軍基地拡張に関するすべての行為を、すぐに停止するよう要求します。
・・・(翻訳のつづきは後日。以下、英文の原文があります)

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ハワイイからの鎖

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April 26, 2007

4月26日の辺野古

mu4-26.jpg辺野古から緊急情報ブログ
最新の情報を確認できます。携帯版もアリ
基地建設阻止:おおかな通信
報告と、報道などのリンクがまとめられています。

☆今日の作業・阻止行動、合意してない参加者からのレポートは以下をどうぞ。
右画像は合意してないメンバーから、今朝7時の様子。海に出る準備が進められています。

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4月25日のなは

dobokuka070425_132101.jpgOです。県庁11階土木課に来ています。二十人以上で抗議、県庁の姿勢をといただしています。

4月25日のへのこ

mo.jpgMです。辺野古に来ています。天気は曇一時雨。少し肌寒いです。今日の阻止行動は浜での七時のミーティングを経て始まりました。昨日県が調査許可を出してしまったので、九時現在は海上保安庁船、防衛施設庁の警戒船並びに作業船は目視出来るだけで30隻近く海にでて同時に幾つかのポイントを「調査」する暴挙に至っています。背後にはキャンプシュワブからの射撃訓練の音、頭上からは海上保安庁のヘリのプロペラの破擦音が聞こえます。双眼鏡のレンズの向こうに今抵抗運動が展開されています。

April 25, 2007

4月24日辺野古の海上行動が再始動

☆辺野古から緊急情報ブログ☆
以下のサイトで情報を確認できます。
・辺野古からの緊急情報 http://henoko.jp/info/
・同 携帯版 http://henoko.jp/infom/

☆基地建設阻止:おおかな通信☆
報告と、報道などのリンクがまとめられています。
http://henoko.jp/fromhenoko/

☆今日の作業・阻止行動、合意してない参加者からのレポートは以下をどうぞ。

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ハワイイからの報告

4月の沖縄での動きと連帯しよう、ということで去る4月18日ハワイ・沖縄・アライアンスのメンバーを中心にハワイ大学構内で『海にすわる』の上映会をしました。

一週間にも満たない短い宣伝期間だったのですが、当日は、マオリや東ティモールからの留学生、大学教員、地元のうちなーんちゅコミュニティの年配の方々、地元の学生など、学内外から約50名程度の方々が来てくれました。

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March 31, 2007

NYで合意してない!

NYC_rally_X.jpgNYで実施されたイラク戦争反対のデモに、合意してないプロジェクトも参加して来ました。その報告を以下に転載します。

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3月28日県庁行動

県庁でのアクションについてプロジェクトメンバーから報告が届きました。以下に転載します。
国が強行しようとする「事前調査」についてなぜ反対するのか、具体的な内容は、maxi's pageで詳細を知ることが出来ます。


沖縄の新聞二社が報じている通り、キャンプシュワブ沖の環境調査のために、防衛施設局が、「公共財産使用協議書」を県庁に提出に来ました。その動きを察知しての緊急行動。県庁11階の土木課が窓口です。私はここには間に合わず、その後に設定された、ジュゴン環境アセス監視団の記者会見に同席しました。お仕事帰りに駆けつけた方、さらにその後の食事会に駆けつけた方、ありがとうございました!!

阻止行動は、緊急だったために人数は少なかったものの、理路整然と、防衛施設局が提出した使用協議書がいかに違法なものであるかを訴えたそうです。
記者会見の内容の一端は、琉球新報HP http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-22488-storytopic-3.html
でどうぞ。(タイムスは、ネット版には掲載なし。本紙には記事がありましたよ)

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January 16, 2007

千の昼と千の夜を越えて

thousanddays.jpg辺野古のテント村にあるカウントアップ板。座り込み開始からついに1000日を越えました。

November 12, 2006

合意してない<選挙を考える>プロジェクト

大学キャンパスで選挙について考える企画、無事終了しました。琉大で50名、沖大で40名ほどの参加者を得て、あれこれ盛り上がりました。関係者、参加者のみなさんに感謝します。以下はフライヤーの情報。

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夏芽さん不起訴

11月10日付けで、平良夏芽さんの不起訴が決定しましたのでご報告します。
合意してない「夏芽さんを返せ!」プロジェクトでお寄せ頂き、拘留中の夏芽さんを大いに励ました沢山の方々からのメッセージは、解放後の夏芽さんに確かに手渡しました。感謝します。