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January 29, 2011

小帝都でもいろいろ

「◎◎沖縄・高江にヘリパッドはいらない!連続アクション◎◎」
★パート1:新宿東口アルタ前広場でマイクアピール
1月30日(日)14時~16時 デモと上映会の宣伝をします。
チラシ配り、音楽、トークで協力してくれる方は大歓迎です!
またその後にデモスタッフのかんたんな説明会を行います。準備も当日も、
私たちはみなさんの協力を切実に求めています。ぜひ来て下さい。
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
 
★パート2:上映会「いま、高江で何がおこってるの?」
日時:2月6日(日) PM2:30スタート
場所:国立・地球屋 http://www.chikyuya.info/
(国立市東1-16-13 B1 JR中央線国立駅 南口から徒歩5分
「大学通り」沿い左側、バーミヤン向かいのビル地下)
入場:無料(カンパをよろしく!)
内容1:高江の普段の映像とヘリパッド問題のおさらい
2:高江の最近の動きの映像
3:1/7 住民の会の沖縄防衛局への要請行動映像
主催:ゆんたく高江 http://helipad-verybad.org/

1月30日10時から31日10時県庁前

☆★☆高江がたいへん!24時間座り込み@沖縄県庁前☆★☆

東村高江では、新たな米軍ヘリパッド建設に反対する座り込みが3年以上続いています。
ところが、昨年暮れより沖縄防衛局によって工事が強行されています。防衛局員は夜明け前の時間帯にもやって来るため、高江の人たちは24時間態勢での座り込みを強いられています。

このような一方的で強引な防衛局の姿勢に抗議し、また高江の人たちと繋がるため、那覇でも24時間座り込みをすることにしました!

たくさんの人たちの参加をお待ちしています。暖かい服装で、遊びに来てください。
一緒に座り込みましょう~o(^-^)o

日時:1月30日(日)の午前10時~1月31日(月)の午前10時
場所:県庁前
★アピールタイム(各1時間くらい、ビラ配り、リレートーク、楽器演奏を予定):12時~/15時~/18時~/翌日7時半~
主催:高江にヘリパッドいらない那覇住民の会&愉快な仲間たち

鳴り物、飾り物 大歓迎!
愉しくやりましょう~♪

January 28, 2011

圧縮された報道、事実の前後の時間

 1月27日の報道で、県内2紙は、開廷中にも関わらず強行された工事をメインに伝えた。(記事は高江のblogからリンクをたどってみて下さい。Web版へのリンクと印刷版の記事画像の両方を見ることができる。)法廷での出来事は工事に関連した話題のように扱われているし、新報はWeb版では裁判報道そのものを省略してしまった。Webなんだから「紙幅」を理由にはできないだろう。ヘンだ。また、タイムスについては、報道内容にちょっと違和感がある。「国側はこの日、裁判所から求められていた被告らの具体的な妨害行為を指摘した書面を陳述し、「主張は以上」とした。」と記事にはあるけど、書面が出されたと裁判長によって確認されただけで、国側はとくに、法廷で書面について発言したわけではない。この裁判、管見の限りで、国側は、口頭弁論の場で(つまり傍聴席や報道も含めた公開の場で)イニシアティブを持って発言したことがない。訴えた側にもかかわらず、である。また、住民側の弁護団や裁判長からの問いかけに、責任ある応答をその場で出したこともない。当たり前だろう。発言するのは「代理人」という名の法務局(たぶん)の人間だし、「国」は当事者だが、「本人」と言えるようなヒトの姿をしていない。代理人の後ろにはぞろぞろと毎回、何十人も黒スーツの防衛局員が控えて座っているだけだ。「責任者」はだれだか判らないし、発言もしないし、代理人に対してその場で何か囁くような仕草も見たことがない。(この人たち全員が仕事として税金から給料を払われていると思うとイラっと来る。住民側はもちろんジバラとカンパだし裁判に時間を取られている間、仕事が出来ないのだから。これこそがまさに、SLAPP訴訟を画に描いたような構図ではないだろうか)。
 テレビではQABがしっかりと報道したことが多くのサイトでも言及されている。ただし、その重要なキャスターのコメントがWeb版でカットされたという指摘でもちきり、という残念な結果。車で片道3時間の高江と那覇、同時に両方に記者を派遣できた社は少なかったと思う。たしかに、ゆんたく高江のblogが書いているように、現場の空気を感じないと判らないことがある、ということだろうけれど。それにしても、報道が伝える「事実」というのは圧縮されて都合良く刈り込まれている。Webサイトで確認できるQABの報道内容では「この一報が那覇で裁判を傍聴していた住民たちの耳に入ると法廷内が一時騒然となりました」とあるけれど、これも大いに省略されてしまったとの印象だ。
 以下、傍聴したときのノートから書き起こしてみた。

住民側弁護団:最後に一言申し上げたい。裁判を無視して、現場では工事が強行されている。少なくとも判決が出るまで工事はやるべきではない。かつて沖縄の土地は米軍によって銃剣とブルドーザで強制的に接収された。それと同じことを現在、国が私たちに対してやっている。ただちに中止すべきだ。
住民側弁護団:たった今入った連絡だが、今、まさに工事が強行されているそうだ。断じて許せない。裁判を起こしたのはそちらなのだから、裁判のテーブルにきちんとついて、裁判で争うべき。
裁判長:少なくとも、3月から6月までの営巣期間に工事はしないというのは、これは確認できますね。
国側代理人:確認、と言いますと・・・?それはこの場では回答できません。その点につきましては、では裁判所に対して後ほど報告するということで・・・。
(傍聴席騒然)
裁判長:静かにして下さい!

工事強行の一報が耳に入ったとき、それは住民側の弁護士が、猛然と抗議を行っていた最中のことだった。驚き呆れる声が漏れていたかもしれないが、傍聴席は決然と抗議する弁護団の姿を、固唾をのんで見守っていたのだ。
 実は、これには理由がある。この日は開廷早々、裁判長から「前回期日(2010年12月1日)以降に起こった経緯を考えると、傍聴席からも発言したいことはあるでしょうが、今日は大事な確認が多いので静粛に願います」と、一言、釘を刺されていた(つまり、それほどこの裁判長は傍聴席の「発言」にも傾聴する人であることの証だが)。それで、普段は饒舌な(^_^)傍聴席も、この日はけっこう大人しくしていたという背景がある。
 語の正確な意味において傍聴席が騒然となったのは、だから、むしろ、その後。工事強行の話を受けた裁判長は、少なくとも3月から6月は工事がないのだから、それまでの残りの2月を、どう考えるのか、と問おうとしていた、と思う。その文脈で「少なくとも3月から6月は工事はないのでしょう?」と問われたときの、国側代理人の回答の、その無責任さに対して、傍聴席は大いに騒然となったのだ。
 この裁判は、国側が「妨害行為」というものに限定して、座り込みの直接行動を法廷に持ち込んだものだ。もちろん、住民と支援する人びとは、意味もなく道ばたに座り込んでいるのではない。そこには米海兵隊のオスプレイバッド建設に対する反対の意見があり、山や海をこれ以上破壊してはならないという自然環境保護のジンブンがあり、それなのにいまだに「SACOで沖縄の負担軽減」などと繰り返してはばからない国側の沢山の嘘があり、遠く離れた小さな集落に嫌だというものを何年もかけて押しつけるやり方があり、金をちらつかせて反対する地元を分断する汚さがあり、事実として減らない基地被害があり、住民の立場から米軍と対峙することのない防衛局の態度があり、沖縄という場所になぜこれ以上の軍事基地の重圧を押しつけるのかという怒りがあり、基地を沖縄に集約させるに至った経緯として次々と暴露されつつある過去の密約があり、無辜の市民を殺す米軍の訓練に土地を提供していること、それに反対しないことは、沈黙による共謀に他ならないとの理解があり、戦争の惨禍の記憶がまざまざと今でも消えることのない沖縄の人びとの、次の世代にまで同じ過ちを背負わせたくないとの思いがある。簡単には書ききれない思いを背負って、それぞれに座り込んでいる。それらを切り縮めて、「妨害」と裁判所に認定させようとしているのが、この裁判だ。
 前回期日、そして今回も繰り返された裁判長の指摘として、興味深いのは、「行為」の証拠として出された写真は、一瞬を切り取ったものにすぎず、もちろん、その前後の時間というものがあるだろう、という点だ。「事実認定は必要」との立場に執着する点で疑問(そもそもSLAPPなのだから、審理を係属すること自体が暴力、即時棄却すべき)とはいえ、この指摘そのものが、「事実」を刈り込もうとする国側の主張に対する批判となっていることは見逃さないでおこう。
 圧縮され切り取られた「事実」は「真実」の全体像ではない。傍聴ノートには裁判長の最後の発言として、「ここまで言うつもりではなかったのだが、抗議行動についてまで出すのは行き過ぎ。原告には考えてもらいたいと思っている。」とのメモが残っている。確かに裁判長は「ここまで言うつもりはなかった」「考えてもらいたい」と発言したと思う。報道が「事実」を抽出するあまり削ぎ落としてしまうのは、こうした細部だ。
 事実には前後の時間というものがある。座り込む人たちには、深い過去の時間と、長い未来の時間という根拠がある。


January 25, 2011

あなたの場所から出来ること、写真、投稿。

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森住さんが高江入りした模様。写真表現には、多くの事柄を物語る固有の雄弁さが備わっている。美しいだけことさらに心に迫る写真が可能なのは、上等カメラで撮影したからだけではない。現場の人びとの心に澱のように沈潜し続けた情感を知っているからこそ、切り取ることが出来るものがあるように思う。同じ事は文章表現にも言える。新聞への投稿という手法、小さな紙幅に詰め込まれた言葉と思いが、必ず誰かの心に届く。「危険な訓練をやめさせることができないのに、どうして新たなヘリパッドを造り、負担を増やすのでしょうか」と、丁寧に何度も問い続けたい。
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January 19, 2011

基地やだ!工事やだ!

おー、み☆ぃーも修行を受けてクラウン・アーミーになったのだね。

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いつもありがとう。

「いまやってます!高江ですから」しかし刺身が買えるわけではない。

 高江現地では今後の行動・対応について話し合いが続いています。現時点で、この日本政府・沖縄防衛局の早朝・深夜に動く異常事態に対し、24時間体制で監視活動を行う事を決めました。
 ぜひ、多くの皆様のお力が必要です。どうか高江現地に人を集めてください。どうか、人を送る体制を協議してください。明日、明後日、1週間後、1ヶ月後のローテーションを組んでください。現場では1人の存在が大きな力を発揮します。皆で力を合わせましょう!
 私たちは平和な未来を望んでいます。自然を破壊し、住民生活を破壊し、戦争につながるアメリカ軍のヘリパッド建設を皆で止めましょう!
「24時間体制はじめます」やんばる東村高江の現状blog 1月17日の記事より。
24時間ウォッチがふたたび始まってしまった。スケジュール帳を開いて時間を確保。寝袋、ダウンジャケ系あるいはウィンドブレーカ的なやつ、マフラー、飲み物、小腹を満たすクッキーとか、懐中電灯、などあると便利。トイレは大丈夫、臆せず現場で問い合わせること。お出かけ前に高江blogで最新状況をチェック、天気予報をチェックしたら、高江へGO!だ。 (それにしても、高江blogの上記記事のゴリっとしたデカいフォントよね。どうやったものだか、真似してみようと思ったけど、気合いが足らないカンジのGP・・・。)

January 16, 2011

英文和訳の問題だ、受験生諸君、正解はどれだ!?

Peace Philosophy Centerblogより。

国防省、防衛省、外務省のウェブサイト等公式の資料を探した限りでは、ゲイツが「パッケージ」とか、「普天間移設が進まないと他の負担軽減は進めない」といったような趣旨の発言をした形跡はどこにもない。国防省のウェブサイトにはゲイツ・北澤共同会見は全文掲載されており(下記参照)、ゲイツは「パッケージ」的なことは全く言っていないし、上記に書いたように「日本の指導に従う」と言っており、「沖縄の人の事情 (interests) や懸念 (concerns)」への配慮についても触れている。2010年5月28日の日米共同声明にこだわり続けているのは日本側だけだ。

blog記事の末尾のコメントにあるMiyagiさんとPeace Philosophyの意見交換まで、熟読されたい。
英文和訳の試験問題だったら、ぜったいにバツが付くね、これ。
1)語の意味を正確に訳す。
2)発言のコンテクストを踏まえて、自分の伝えたい枠組みに沿うように鋳直して訳す。伝えたくないものは訳さない。
3)発言のコンテクストを踏まえれば想定される圧力を推察して、自粛・自衛的に差し障りのないように訳す。トップダウンで差し出されたひな形を鵜呑みにする。

1)が紛れもない受験生の態度であるわけだが、2)や3)の態度を、いつ、どのような教育のなかで、人は身につけるのだろうか。大学ってろくでもないな。

つか、「日本政府の指導にアメリカは従います」を、そんなにビックリして報道するなー、NYT。「日本が指導力を見せろよ、えー」という恫喝が本音なんだとしたら、そっちを報道すべきなんじゃないのか。帝都も大本営帝都もなっとらんな、メディアは。

1月19日(水)辺野古アセス専門家氏名公開請求裁判の判決

アセスに関与した「専門家」とは誰なのか。
アセスを形骸化させたのは誰なのか。
何が何でも作る、という側に都合のよい結論を「科学」で粉飾したのは誰なのか。
透明で公開であるべき行政の責任を裁判所はどう判断するのか。
傍聴しよう。

 期日:1月19日(水)
 時間:13時10分
 場所:那覇地方裁判所

さっちゃんとネギちゃんがもくようびに

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1/20(木)
南風(ぱいかじ)vol.2〜高江からのメッセージ〜
@東京 国立・地球屋 http://www.chikyuya.info/
OPEN 19:00 / START 20:00/ \1000

[LIVE]
DASADA(fromサダ&モンゴロイドスポット)、さっちゃん、NEGI of tonight(from KORAKORA)
(※もうちょっと増えるかも??)

January 13, 2011

ヘリパッドの建設を断念するよう進言するのは誰?決定するのは誰?

200名ほどが集まって見守った真部局長の来訪。QABの夕方のニュースから「防衛局長 高江の壊れたテント小屋を視察」。謝花さんはレポート最後をこう締めくくっている。

もう一度アメリカ軍に聞くという真部局長ですが、被害の実態はここに来て判ったはずです。新たなヘリパッドの建設は断念するよう防衛大臣に進言するべきだと思います。

 帝都からは先週のアメリカ大使館申し入れの模様の報告が届いた。アワプラTVの映像で、大使館の冷淡な対応が目撃できる。びっくりした。
自分たちが住民に迷惑かけているとか、一滴も思っていない。ないしは思っていないフリをするよう鍛錬された大使館員の身のこなしは、心底、寒い。
 誰が、「建設はもうやめなければならない」と進言してくれるのか。誰が、「建設は断念せざるを得ない」と判断を下すのか。その機会や権限を持っている人たちがみんな、知らないフリ、自分の責任ではないフリをしている。

 アメリカ大使館への抗議は今週末もあるそうです。申し入れメッセージをメールでも受け付けるそうです。ご参加下さい。



1月16日&30日「沖縄・高江のヘリパッド計画を撤回しろ! 
アメリカ大使館前で声を上げよう緊急申し入れ&デモ」(仮)の呼びかけ
1月16日14時:虎ノ門JTビル前集合・アメリカ大使館へ申し入れ 
1月30日昼:アメリカ大使館の目の前を通り、申し入れるデモ
(時間・集合場所はまたすぐお知らせします)
呼びかけ:沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会ほか

★沖縄・高江の米軍ヘリパッド建設に抗議して、アメリカ大使館に申し入れ書 を渡します。
みなさんの声をぜひ持参してください。当日来られない方はメールでお送りください。
全国から、ぜひ。
1.宛先:no.base.okinawa@gmail.com
2.以下の点をご記入いただき、メールでお送りください。
 ・氏名(個人で提出の場合)または団体名(団体・組織の場合)
 ・申し入れ文(短い一言でも、長い文章でも、ご自由にお願いします。ぜひ、ご自身の
言葉で、ありのままの思いを、自由にお書き下さい。和文・英文どちらでも結構です。
ブログにも掲載させて頂きますが、控えた方がよければそれも書いて下さい。)
3.締め切り: 2011年1月28日(16日には、前日15日までに届いた分を渡します。) 
参考:前回に日本&米国&韓国から集まった申し入れ文:
http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/20110109/1294137801

※詳細な呼びかけ文はこれから掲載します。まずは以下をごらんください。
 
★今何が起きているの?住民ブログ「やんばる東村 高江の現状」
高江の問題って何?(日本語・英語): http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/20110110
(朝鮮語): http://nobasestorieskorea.blogspot.com/2011/01/petition-fwd-please-join-action-for.html
「OurPlanet-TV」による映像解説:http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/782

★1月10日★アメリカ大使館へ伝えたい、みなさんの「高江にヘリパッドはい らない」の声を★
映像&報告:http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/20110111
(100人集まったのに「代表者3人しか行かせない」と道路を封鎖。本当におかしい!)
12月26日「沖縄・高江を救え!ヘリパッドはいらない緊急アピール&デモ」の映像:
http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/20110102/1293961942
★1月12日、防衛省にも「沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック」が抗議申し入 を行いました。
http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/20110112/1294763886

みんなで美味しく食べる政治

「合意しかなかった」とか、「合意以外になかった」とか(こっちの新報の写真なんかかなりきてますね)。1月10日に報道された岡田発言。いっぽう前原はヒラクリと知日一派にもてなされてご満悦の帰還。その間に東村高江では、傲岸不遜の小役人が暴走し受注業者が年度末消化の予算獲得に小走り
高江の皆さんはといえば、本当に悔しい思いをしながらも、真部沖縄防衛局長が来高する日には豚汁をつくって「みんなで美味しく食べましょう」と呼びかけていた。今日、局長は現場を自分の目で確かめて、みんなと一緒に豚汁を食べて、何を思っただろうか。米国の上院議員たちとの会食よりも、厳しい寒さがゆるむひとときに木漏れ日のなかで、日常の政治に真摯に向き合う住民と公務員が対立を抱え込みながら食べる豚汁のほうが、真理の政治に近いのではないだろうか。歯がゆい思いをしながら森を背に仕事に向かう人、緊迫する抗議の後におだやかにお茶を飲み談笑する人、3年半以上の座り込みを続けながら学びながら「納得できない」を実践する人たちと、一緒にしんめーなーびを囲んで語らうほうが、豊かな政治を発明するチャンスではないだろうか。

 私は高江に住んでいますが、仕事に出ているので急になにかあっても現場に駆けつけられません。先月の22日の朝6時過ぎに沖縄防衛局員たちが100人ぐらいで押し掛けてきたと電話がかかってきても、私はお弁当を作っていて子供たちとご飯を食べて仕事に行きます。  仕事場にいくため県道を南下していると、その日座り込みをする予定の那覇のN夫妻の車とすれ違う。連絡を受けて車を北に走らせているらしい顔見知りともすれ違う。ごめんなさい、ごめんなさい、って歯をくいしばりながら、高江の森に背をむけて仕事場にむかいます。  仕事の帰りには車の中でも走りたいほど気がせいて、大急ぎで高江にもどりますが、今度は顔見知りの車が南下して帰っていくのとすれ違います。  現場にやっとついて、どうでした?と私が聞くと、みんな笑いながら、いやぁたいへんだったさぁ、って話してくれます。後で映像でみると、本当に本当にひどいのに、みんなとおだやかにお茶を飲みます。  高江にもっとヘリパッドが出来てオスプレイも飛ぶのは、高江に住んでいるものとして困る、って言うことで、なんで国に訴えられたり、反対派とかいわれたり、胸がつぶれるような思いをすることになるのか、もう2年以上座り込みをしているから、まったくわからないわけではないけれども、ぜんっぜん納得できません。 「明日からまた」やんばる東村高江の現状blog 1月4日の記事より。

1月23日ジョージでクレズマ・アゲインスト・シオニズム

shlufn.jpg【混民サウンド・ラボ・フォーラム 第10回】
 「クレズマー・アゲインスト・シオニズム
   ──クレズマー音楽を再評価する──」
 バネリスト: 平井玄、大熊ワタル、北里義之(司会)
 日時: 2011年1月23日(日)
 会場: 吉祥寺「サウンド・カフェ・ズミ」
  (東京都武蔵野市御殿山1-2-3 キヨノビル7F)
 開場: 4:30p.m.、開演: 5:00p.m.
 料金: ¥2,000(飲物付)
 主催・問合せ: 音場舎 TEL.03-3731-8191/e-mail: omba@w2.dion.ne.jp
■吉祥寺サウンド・カフェ・ズミで、平井玄、大熊ワタルのご両人をゲスト・
パネリストに迎えたフォーラム「クレズマー・アゲインスト・シオニズム──
クレズマー音楽を再評価する」を開催いたします。若い世代のミュージシャン
たちによるクレズマー音楽再評価の機運が沸き起こった1980年代に、いまは
亡きチェロ奏者トム・コラを介して日本にクレズマー音楽を紹介した大熊
ワタルさん、ジャズ体験の後に深くクレズマーに魅了され、ジョン・ゾーンの
マサダを軸として数々の論考を発表された平井玄さん、おふたりが21世紀には
いったいまの時点で、クレズマー音楽の再評価と新たな聴き方を提案いたします。
カフェ・ズミのすばらしい音響設備で実際の音を楽しみながら、簡単に正体を
明かしてくれないクレズマー音楽の背景を丹念に読み解くフォーラム「クレズマー・
アゲインスト・シオニズム」に、ぜひご来場ください。

January 06, 2011

1月7日10時オキボー局長交渉再開!

20101223072414.jpg
高江からお便り届きました。
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 新聞報道の通り、去年12月22日の早朝フェンス設置工事、23日の米軍ヘリのホバリング(今現在、米軍は否定)の風圧による民間地での事故、翌24日、ヘリ被害の実態調査もせずに、作業を強行しようとした沖縄防衛局に対し、28日、防衛局へ抗議、ヘリパッド中止要請行動を行いました。
 その中で、米軍による被害かどうか不明であったため、年明けに局長との再面談を行う事が確認されていました。そして、本日防衛局から連絡があり、1月7日(金)10時から局長との再交渉・面談が行われることとなりました。
 そこで、ぜひ多くのみなさまに集まって頂き、高江の現状の報告含め、交渉推移を見守って頂けますよう、よろしくお願いします。

☆沖縄防衛局長との再交渉面談
日時:2011年1月7日(金)
10時から
9時半から事前集会、終了後報告集会
場所:嘉手納・沖縄防衛局
主催:「高江ヘリパッドいらない」住民の会
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※右画像は、矢面に立って高江を支えている山城さん(と、なかよしパン)。高江の座り込みは地域に暮らす人びとの住民運動であり、その人びとが国による前例のない裁判弾圧に晒されているところ。高江の人びとを孤立させないよう、かつ、運動の前面に押し出され晒されて生活を壊されないようにと、平和運動センターの山城さんや、県選出の国会議員、県議、普天間・嘉手納爆音訴訟団、環境運動のネットワークの人びとが、今回の防衛局交渉の場面で、声を荒げて抗議してくれています。年末の防衛局交渉の様子は高江の近況blogで見ることが出来ます。

1月11日・13日、藤本監督+影山Pのキャラバン、来沖中!

高江の防衛局交渉映像にあの大きな背中のカメラの男が!と気がついた方も多いかと思います。藤本幸久監督と影山あさ子プロデューサのキャラバンが来沖中です。名桜大学(快挙!)とキリ学で以下のとおり上映会が予定されていますので、お誘い合わせてご参加下さい。



 辺野古で撮影を続けるドキュメンタリー映画監督・藤本幸久が今年夏、自作を持って開始した「辺野古を考える」全国上映キャラバン。ついに2010年12月の終わりに沖縄に到着。今回、名桜大学、キリスト教学院大学で上映を行うことになりました。
 名桜大学では、辺野古での座り込み、大浦湾の水中映像、県民大会などをまとめた映像レポート「また、また、辺野古になるまで」の上映。キリスト教学院大学では、アメリカ軍海兵隊の新兵訓練を記録した映画「one shot one kill」の上映。
 その後、藤本監督のこれまでの取材で見て感じてきたアメリカ軍海兵隊の様子など、映像を交えての講演。辺野古の新基地建設問題の続く地元、名護の大学でぜひ若い学生さん達と語り合いたいと望んできた藤本監督。参加者同士で辺野古のことや沖縄の過去、現在、未来を語り合いましょう。多くの方の参加をお待ちしています。

日時:2011年1月11日(火)18:30〜20:00
場所:名桜大学 看護学科棟1階講義室1
入場無料 ※公開講座で、申し込みを行っておりますが、していなくても入れます。
内容:映像レポート「また、また、辺野古になるまで」の上映、その後、藤本幸久監督による講義

日時:2011年1月13日18:00〜
場所:キリスト教学院大学シャローム会館1-1-教室
学生は入場無料 一般500円
内容:映画「one shot one kill」、監督トークイベント

問い合わせ先
09025243746(江藤)

辺野古&高江乗り合いカー情報1月

20101231182448.jpg平和市民連絡会では、辺野古・高江への支援行動(送迎のボランティア)を知事選挙のため中断していましたが、下記のとおり再会することにしました。送迎車の日程は下記の通りです。
6日(木)岡田-5名 11日(火)山口-3名
12日(水)岡本-3名 15日(土)仲里-3名
19日(水)岡本=3名 20日(木)城間-5名
21日(金)金城-3名(辺野古行)
24日(月)岡田-5名 25日(火)山口=3名
27日(木)当間-3名(辺野古行)

1.送迎車は、那覇インター前バス停で待機しています。
2.同バス停を9時に出発して、同乗者の希望により高江・辺野古まで行きます。高速内のバス停での途中乗降車も可能です。
3.同乗希望者は、必ず長嶺(090-2712−6486)または城間(080-1782-6598)へ事前に連絡して下さい。
4.沖縄平和市民連絡会では、この行動の定期化のため、カンパを募っています。カンパの宛先は、『(口座番号)は01710-5-88511』『(加入者名)は平和市民連絡会』『通信欄に辺野古・高江行きカンパ』と記入ください。
※右画像は、恒例、年末・年始GP高江おでん会の様子。