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August 19, 2009

夜から朝に変わるいつもの時間に



『世界』はふと考え込んで『朝日』が出遅れたってことだったんろうか。マスメディア批判となっているこの歌が、中野6区(ロック(^_^))から出馬するという空想によって描かれていることを、いま、改めて思い起こす。

心からご冥福をお祈りします

辺野古「命を守る会」の小禄信子さん(90歳)が、今朝、後生に旅立たれました。
石川真生さんがご自身のブログで、追悼の文章とお葬式の日程を書かれています。

明日の午前10時20分出棺、
午後4時から、辺野古の「平和の塔」で告別式とのこと。

明日は、「辺野古違法アセス訴訟」の提訴・事前集会もあり、
引き裂かれる思いの方もいらっしゃることでしょう。

辺野古新基地建設を、ぜったいに、止めることを誓って、
小禄さんのご冥福をお祈りしたいと思います。

August 15, 2009

8月21日第6回ユンタクイン


ゆんたくいん vol6アイコン.jpg
るぅちゃんたちからお知らせ届きました。

第6回ユンタクイン
「比較政治音学のこころみ
 :ザツオトノチカラ・るー大占拠編」
とき:8月21日(金)19:00-
ところ:るー大占拠キャンプ
   (琉球大学図書館前の芝生辺り。
    天候により移動、探し当ててね☆)
ゲスト:平井玄さん×東琢磨さん
※占拠メシ「しぶい汁withおにぎり」投げ銭システム。
※差し入れ大歓迎。
※右画像をクリックするとフライヤーをDLできますが1.5MBと重め注意報。

るー大占拠キャンプの原型としてつとに知られている「青空JAZZカリー」は、2008年7月10日にキャンパス・セクシュアルハラスメントに抗議して開催されました。あれから1年と1ヶ月。


そして、カリキュラム改悪に抗議する占拠キャンプの開始を告げるJAZZ & CURRYパーリーが出現したのは、2008年12月17日のこと。あれから8ヶ月。


どうして、カリーとJAZZなのか?その謎を解き明かす解析は、未だ存在しません。あるいは、言葉を拒む何か、言葉を超えた何かが、そこにあるのか。

アイディアのマッピングを示したといえる信頼すべき『VOL lexicon』であるが、「詩」「ポピュラー・ミュージック」の項目はあるものの「JAZZ」「音楽」という重要な語が採用されていません。

敬愛すべき二人の音楽評論家を迎えて開催される第6回ユンタクインでは、この謎に迫るべく、カリーとJAZZで皆様をお迎えし・・・え!何?みんな卒業したり忙しかったりぼんやりしてたりで集まれないって?(汗)

ということで、趣向を変えます。

題して「比較政治音学のこころみ:ザツオトノチカラ・るー大占拠編」。るー大占拠が音楽を語るならば、まず占拠初日に楽しもうとしたゲリラライブが「騒音」として苦情の対象となったことを忘れるわけにはいきません。大学にとって耳障りなノイズ=雑音、目障りな占拠。しかし、それこそがカウンターな行為遂行として必要なんだ!ということを私たちは知っています。ゲストのお二人が深く関わってきた「音の力」シリーズをリスペクトしつつ、ルー語で言うところの「That's 音の力!」ってことで。

抵抗運動や組織化されない反抗のそばには、常に音楽が寄り添って来たのではないでしょうか。抵抗の原動力となったり、覚醒を促したり、転換点を画した音楽体験が、誰にでもある。あるいは、占拠を想像的に実践するとき、音は欠かせない・外せないツールのひとつといえます。

みんなで音源を持ち寄り、その音にまつわるあれこれのエピソードをシェアしましょう。占拠キャンプ空間がまるごとライナーノーツのようになったらステキだと思うのです。

もしかしたらそれはトラックに記録されて商品として流通する音源ではないかも知れません。詩の朗読や映画のワンシーン、届いた絵はがき、あらゆる音楽のような体験を、持ち寄りましょう。音源ならびに映像・画像をデータでお持ち下さい。みんなで視聴しつつ、「この一曲でどうだ!?」なんて、手持ちのカードを繰り出してびっくりさせたり、「うぉー、マイッタ、ヤラレタ」と誰かの切り札にくやしがったりするのも、きっと楽しいと思います。ライヴ・パフォーマンスも大歓迎です。

占拠キャンプで皆様のお越しをお待ちしております。


[参考文献]
DeMusik Inter.編『音の力』(シリーズ)インパクト出版会。
東琢磨『全-世界音楽論』青土社2003年。
東琢磨『違和感受装置:クロニクル1996-2003』冬弓舎2004年。
平井玄『破壊的音楽』インパクト出版会1994年。
平井玄『暴力と音:その政治的思考へ』人文書院2001年。
「今日の魂(ソウル)を求めて:ピーター・バラカンの語るソウル・ミュージック39曲」『前夜』I期8号(2006年7月)。
George Lipsitz, Footsteps in the Dark: The Hidden Histories of Popular Music (Minneapolis: University of Minnesota Press, 2007).

8月17-21日反戦・反抗ドキュメンタリ映画祭in OKINAWA

と、いう名の公開講座を開催します。集中講義「比較社会文化論」の自由!開放!大学系ということで、日替わりテーマで世界中で反抗するオトナたちにフォーカスしたドキュメンタリフィルムを上映します。ゲストを交えながらのクロストークもあり。詳細はシラバスをここからDLできます。
 なかでもメダマは・・・うーむ、どの回も見所満載で、どれかひとつなんて選べませんが、『心(ククル)』やります。『冬の兵士』は最新版。Sir! No, Sir! や、桜坂劇場にリクエストしたけど叶わなかった『ブレッド・アンド・ローズ』(これはフィクションだけど)も授業で採り上げます。みなさまぜひお誘い合わせてお越し下さい。

August 14, 2009

それぞれの8月13日、mil memories

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20090813132208.jpg沖国大に米軍ヘリが墜落した日。大学キャンパスが占領された日。それぞれの人たちがそれぞれの場所で思うところを思いながら過ごしたことと思います。辺野古では、先日の台風で壊れた有刺鉄線の仕切りを、若い米兵たちが修繕していました。途中休憩で浜にぽつんと座るにーにー。そこはかとなくアンニュイですが、彼の心境を推し量ることは難しいでしょう。そこに、キリ学大の「One Love」のメンバーたちが。とてもよいタイミング。新しい有刺鉄線には新しい横断幕をね!とばかりに美しい挿画の布を付けに来ていました。有刺鉄線を覆うようにして、向こう側の米兵たちに半分、こっち側の私たちに半分の絵が見える。写真を撮っていたら、米兵くんがとことこ歩いて近くまで来たので「そっち側には何が描いてあるの?」と聞いてみたら「波だねー、あと、おっきな魚、クジラかな。そんな絵。ラヴ&ピース!」との返答。その後、休憩終了ということで、波打ち際のほうを修繕しに行きました。
20090813173027.jpg沖国大では、モニュメントとしては無害な部類と判断されたからか、事件の傷跡を刻印するものとして残されたアカギを、これから夕陽に変わろうとする太陽が照らし出していました。柵に囲まれて意味を喪失したモニュメント、いつでも取り替え可能なプリントされた焼けた壁やNO FLY ZONEの横断幕、5年間の忘却の空々しさがぺたっと貼り付いている新築された棟。

ホントのLOVE & PEACEの表現は、どこにあるんだろうか。


お知らせです。



<私の見た壁〜1000の記憶〜>
沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事件から5年!
消し去ることのできない記憶


米軍基地と共存することを余儀なくされている沖縄の私たち。
この異常な日常を異常だと思い知るのは米軍が事故事件を起こした時。

2004年8月13日に米軍ヘリが沖縄国際大学一号館に墜落炎上し、米軍が沖国大を占領した。あの事件の証拠だった「一号館の黒壁」はあの場所にはない。しかし、あの日あの場所にいた私たちは記録した。見たままのあの場所を写真に残した。

今年も各地から携帯メールやDVD-Rで提供していただいたあの事件の写真を展示します。あの日のこと、あの日からのことを考える空間になればと思います。

日時:2008年8月13日(火)〜8月16日(日) 
*13日&14日は10時から19時、15日&16日は10時から17時まで

場所:西原町立図書館

主催:「私の見た壁〜1000の記憶〜」実行委員会
協力:フィールドワークグループ「アジアを歩く石敢當」

August 03, 2009

辺野古アセスやり直し原告団の大募集

辺野古のダメだし満載アセスは、やり直しでしょー、という提訴を起こすことになったようです。「あなたも原告になりませんか」とのお知らせが届いた。
原告団への参加は、2000円と委任状の提出。ここからDLして、住民票記載とそっくり同じ住所(免許証にある住所ってことだな)を都道府県からビシッと書き、氏名と認め印、そして上部に捨て印を捺印し、
905-2171名護市字辺野古座り込みテント村気付アセス訴訟係
に送付しよう。
8月10日までに届いたメンバーで第1次原告団を結成するとのこと。
「ナルホド!よし!でもその前に、もっとよく知っておきたい」というあなたは、金曜日に教育福祉会館へGO!だ。

アセス法違反裁判・提訴に向けた勉強会
時:2009年8月7日(金)午後6時半〜8時半
所:教育福祉会館3階大ホール
講師:金高 望弁護士
主催:平和市民連絡会 辺野古新基地建設を許さない市民共同行同 ヘリ基地反対協議会

8月辺野古・高江乗り合いカー情報

20090727144226.jpg平和市民連絡会では、高江・辺野古への支援行動を行うために那覇からの送迎車を出しています。送迎車の日程は下記の通りです。
8月6日(木)-5名 8月8日(土)-5名 8月10日(月)-3名
8月12日(水)-3名 8月19日(水)-3名 8月22日(土)-5名
8月24日(月)-3名 8月25日(火)-3名 
8月27日(木)-3名(辺野古のみ)

送迎車は、那覇インター前バス停で待機しています。
同バス停を9時に出発して、同乗者の希望により高江・辺野古まで行きます。
高速内のバス停での途中乗車も可能です。
同乗希望者は、必ず城間(080-1782-6598)または長嶺(090-2712−6486)へ事前に連絡して下さい。



画像は、先日7月27日那覇地裁の仮処分第5回審尋の際に行われた事前集会で説明する弁護団の話に聞き入る応援団ぴーぽー。美しい光景でした。