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December 27, 2008

Jazz&カリーパーリー against 外国語授業削減 

 12月17日(水)に、「外国語授業削減にみんな合意してないぞ!プンプン!それならジャズを聴きながらカレーをたらふく食べてお腹いっぱいになってやる!パーリー」、開催しました。

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 沢山の学生が、おいしいカレーと素敵なジャズをききに集まってきてくれました。琉大JAZZ研とメシ研のみなさま、お疲れ様です!

 署名も沢山あつまりました。これから就職して世の中に出ていく学生にとって、非正規雇用労働者の問題は自分自身の問題にも関わってくると思います。危機感をもちながら賛同・署名してくださった皆様、ありがとうございました!!

→この問題については、『沖縄タイムス』2008年12月23日報道「『質維持』に高まる疑問/学生ら、低下を懸念/琉大語学講義削減問題」ほか、関連記事と動向をまとめた大学等非常勤講師ユニオン沖縄★blogを参照下さい。

防衛局の失策

『琉球新報』より
-東村ヘリパッド座り込み 8歳少女含め仮処分(2008.12.25)
- 「8歳名指し前代未聞」 高江住民、防衛局申し立てに抗議 (2008.12.26)

『沖縄タイムス』より
-妨害禁止 仮処分申し立て/ヘリパッド移設 防衛局、地裁に【12月25日】
-高江住民抗議に防衛局が門前払い ヘリパッド移設座り込み排除仮処分申請【12月25日】
-ヘリパッド移設 高江住民に弁護団/仮処分対象者16人で支援へ 国申請を批判【12月26日】

加藤裕弁護士は、社会的弱者の権利の確保が裁判の本来の役割と強調。「公権力のある国が住民との話し合いに応じず、司法も用いて押し付けようとすること自体が不当。異常事態だ」と指摘した。

-仮処分以外なかった/東村・ヘリパッド/防衛局長説明 8歳児は対象外【12月26日】

沖縄防衛局の真部朗局長は二十六日、「県民の負担軽減のため昨年七月に工事着手したが、ほとんどできていない。(同局として)民事上の手続きはおそらく初めて。ほかに適切な手段が見つからなかった」と報道陣に説明した。八歳の子どもに対する申し立ては二十五日付で取り下げたことを明らかにした。工事は那覇地裁の決定まで再開しない考えも示した。

 8歳の子供が債務者として国に申立られたことは、度を超した異常さの、ごく一例に過ぎない。世論がかえって、「子供を盾にするなんて」と不服従直接行動に逆風を吹かせる、そんな風潮を、煽ったつもりなのだろうか。そうだとしたら、「世間」の読み間違いか、ネット上の揶揄的・日和見的保守ワールドを本気にし過ぎたのか、いずれにしても担当者の失策だろう。公務としてそんな冒険=暴挙に打って出た防衛局は厳しく糾弾されてよい。サクッと「取り下げました」で済む話ではないだろう。
 それよりも、加藤弁護士の発言にあるとおり、「公権力のある国が住民との話し合いに応じず、司法も用いて押し付けようとすること自体」が異常なのだ。住民の会のこれまでの申し入れに応じることなく、「アセス」と呼べる価値のない名目だけの調査によって強引に着工しておきながら「ほかに適切な手段が見つからなかった」とは、いったいどの口がそう言わせるのか。聞いているほうが恥ずかしい。いくらでもあったはずの「適切な手段」を回避してきた防衛局の失策が、そもそも問われるべき。
(それに、今年の3月から6月も「工事はしない」と言いながら、造成など重機による以外の作業は進めてきた当局の「再開しない考え」など、新聞記者相手に示されてもねー。)

December 12, 2008

そういう次第で

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非常勤ユニオンからのお願いが届いた

県民のみなさん
琉球大学理事会が教育と生活の破壊を強行しようとしています
沖縄社会の未来のために、抗議の輪を広げてください!
【大学等非常勤講師ユニオン沖縄からのお願いです】

 琉球大学理事会は、来年4月からすべての語学教育について授業時間を半分に減らすという計画を強行しようとしています。カリキュラムを変更して、これまでの半分だけ授業を受ければ、従来と同じ単位数を与えるというのです。「半分の授業だけで大丈夫」というお墨付きを大学が与えるわけですから、多くの学生は半分にされた語学教育だけで卒業していくでしょう。卒業生たちの語学力には深刻な悪影響が生じます
また全体のクラス数が減ることになるため、50人以上の非常勤講師の仕事が大幅に削減されます。あちこちの仕事を掛け持ちしても年収200万円程度しかない非常勤講師が、50万円以上の収入を失うことになります。もう人間らしい生活はできません。

差し迫った財政的理由はない  琉球大学理事会は、人件費を削減する必要があると主張しています。しかし、大学がHPで公開している決算報告によると、平成18年度は6億8千万円、平成19年度は4億2千万円の黒字を出しています。授業を大幅に削減しなければならないような差し迫った財政的理由は存在しないのです。さらに、なぜ非常勤講師の人件費だけを大幅に削減するのか、理由はまったく説明されていません。
 
 無責任な精神主義  副学長も兼任している教育担当理事(平啓介・東大名誉教授)は、「授業時間は半分になるが学生に自主学習を求めるから語学教育のレベルは落ちない」と主張しています。しかし、どのような学習方法を取り入れれば半分の時間で従来と同様の学習効果を得られるのか、それを可能にした実践例があるのか、と質問すると、
「教員にがんばって工夫してもらう」、「学生が自主的に学ぶ」と回答するだけで、具体的な方針を何も提示することができないのです(もちろん方法も実践例もありません)。
これは単なる精神主義であり、教育機関としての責任を完全に放棄しています
このままでは、語学教育のレベルが低下するのは確実です。これまでも現場では、クラス定員をオーバーした大人数での授業となり、学生の受け入れを断らざるをえない事態が発生しています。それを改善するどころか、さらに予算を削減するというのです。沖縄社会が多くの国々と交流・連携していく時代に、こんなことでいいのでしょうか? 
 
 官僚支配  結果に対して責任を負う立場の人であれば、こんな無責任なやり方は考えつきません。しかし教育担当理事をはじめ、この計画の主導者の大半は、近年中に任期を終えて沖縄から立ち去っていくのです。かれらは、人件費削減という「実績」を手土産に沖縄を離れ、それがもたらす教育破壊については何ら責任を問われません。問題が明確になるときには、かれらの多くはすでに沖縄を立ち去っているでしょう。
いま琉球大学で起こっていることは、教育現場の声を無視し、社会に対する責任をまったく取ろうとしない官僚支配そのものです。そして被害を受けるのは、まず学生であり、給料を半分にされたあげくアフターケアに忙殺されることになる非常勤講師です。
県民のみなさん、こんな無責任なやり方を許すことができますか?

「カルピスを2倍に薄めて同じ値段で売るようなものだ」との発言が相次いだ、では新聞記事にならないのダ!

『沖縄タイムス』(08年12月12日夕刊社会面)
琉球大学 講義半減に学生反発/09年度 見直し要請へ
非常勤らも集会
 琉球大学が二〇〇九年度入学者対象のカリキュラム編成で、英語など語学科目の講義数が半減することに学生らが「授業料は変わらないのに、講義数が減らされるのはおかしい」と反発。カリキュラム編成の見直しなどを求めることが十二日、分かった。来週初めにも大学側に要請するほか、十七日には学内で学生へのアンケートや署名活動などを展開する予定。
 〇九年度入学の新カリキュラムでは、英語など外国語の単位数は変わらず、講義数が約半数に減らされる。同大三年の持木良太さんは講義数の減少について「今の講義数でも足りないのにこれ以上減られると、語学学習が難しくなる」と切実だ。
 外国語の講義数が減らされることを受け、同大の非常勤講師や学生らが十一日、宜野湾市内で緊急集会を開いた。県内大学の教員からは「減少分は自主学習というが、結局沖縄の人材育成つぶしになる」と批判した。
 非常勤講師の男性は年収約二百万円程度から講義数減で五十万円以上収入が減ると訴え。「家庭を持って年収百五十万円で生活するには厳しすぎる。大学側はコマ数は半減でもレベルは現状を維持するために工夫してと言われても、無責任な精神主義で限界がある」としわ寄せは学生に来ることを語った。
 語学科目の講義数削減で、同大は年間約二千五百万円の削減を見込んでいる。



『琉球新報』(08年12月12日社会35面)
「「年収150万生きられぬ」/琉大授業数縮減方針で集会/非常勤講師ら悲鳴」
 「生活できない」「教育機関としての責任を放棄している」。琉球大学が2009年4月以降のカリキュラム編成に伴い、語学などの授業数を縮減する方針を示していることに対し、県内3大学の非常勤講師や学生の有志約20人が11日夜、宜野湾市内で緊急集会を開いた。参加者からは、授業数の減少に伴い、学生の語学力低下を懸念する声が続出。年収200万円程度しかない非常勤講師の授業が大幅に減らされ、50万円以上の減収となることから、「年収150万円では生きていけない」「雇い止めはないというが、生殺しだ」など声が相次いだ。
 同大は、国の運営交付金の削減など厳しい財政事情と教育改革を理由に、語学と体育系のカリキュラム編成を検討。語学については現554コマから約3割減らす計画で、2500万円の削減になる見通し。
 新カリキュラムでは、語学の授業単位数が1年次で現行の計6コマ6単位から、計3コマ6単位となる。参加者の一人は「時間を半分にして単位は同じ。単位の水増し」と指摘。学生は「今でさえ希望する授業が取れない」とさらなる授業数減の影響を懸念。学生有志は同計画に反対するアピール行動を展開する考え。
 参加者の被トルは「大学側は語学力を低下させないために『学生の自主性と教員の工夫』というが、被害を受けるのは学生と、授業数と給与が減らされるのに従来通りの責任を求められる非常勤講師だ。理事会は教育と生活の破壊を強行しようとしている」と強調した。(佐藤ひろこ)

琉大セクハラ訴訟、和解成立

『沖縄タイムス』(08年12月12日社会28面)
「教授側謝罪 和解が成立/琉大セクハラ訴訟」
 琉球大学の大学院で、指導教授から男女関係を強いられるセクハラ行為を受けていたとして、修了生の女性が教授と大学に計1千万円の慰謝料などを求めていた訴訟は11日、福岡高裁那覇支部(河邉義典裁判長)で和解が成立した。
 教授側が「女性とは交際していたという認識だったが、この訴訟を通じて、意に沿わない関係だったことを理解した」とした上で、「大学教授として不適切な行為だった」と謝罪。和解金として100万円を支払った。
 セクハラかどうかには言及しない形で、双方が和解条項に合意した。
 今年5月の一審・那覇地裁判決は、教授が女性の意志に反して行為を強要できるほど、強い支配関係にはなかったと判断。女性の意に反する関係だったとは認められないとして、教授と大学に対する女性の訴えを、いずれも全面的に退けていた。

December 02, 2008

12月の平和市民辺野古・高江カー

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平和市民連絡会から、高江・辺野古への乗り合い車情報、12月の予定が届きました。
1.輸送車は、那覇インター前バス停で待機しています。
2.同バス停を8時に出発して、同乗者の希望により高江・辺野古まで行きます。
高速内のバス停での途中乗車も可能です。
3.同乗希望者は、必ず城間(080-1782-6598)または長嶺(090-2712-6486)へ事前に連絡して下さい。

出発便は、以下の通り。
12/ 4(木)城間:数5名 12/ 5(金)仲里:数3名 
12/ 6(土)長嶺:数5名 12/11(木)城間:数5名
12/12(金)仲里:数3名 12/13(土)長嶺:数5名
12/16(火)岡田:数5名  (辺野古のみ)
12/17(水)岡本:数3名 12/18(木)城間:数5名
12/19(金)仲里:数3名 12/20(土)長嶺:数5名
12/22(月)岡田:数5名 12/24(水)岡本:数3名
12/25(木)城間:数5名 12/26(金)仲里:数3名