高江の現状
ヘリパッドいらない看板描き会は、あいにくの雨天で延期となりました。次のスケジュールが決まり次第お知らせしますので、お楽しみに。
東村高江の座り込み現場は、のんびりと穏やかな気持ちと、いつまた防衛局が「予算消化」にやってくるかという不安とが同居する場所です。住民の会のなかには農家もいて、「無農薬野菜」の路地売りの様相。美味しそうな顔をした野菜たちがこんな風に並んでいるのは、素敵じゃないですか。座り込みテントを訪れた方々の手に渡り、あっというまにざるはカラッポになりました。
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ヘリパッドいらない看板描き会は、あいにくの雨天で延期となりました。次のスケジュールが決まり次第お知らせしますので、お楽しみに。
東村高江の座り込み現場は、のんびりと穏やかな気持ちと、いつまた防衛局が「予算消化」にやってくるかという不安とが同居する場所です。住民の会のなかには農家もいて、「無農薬野菜」の路地売りの様相。美味しそうな顔をした野菜たちがこんな風に並んでいるのは、素敵じゃないですか。座り込みテントを訪れた方々の手に渡り、あっというまにざるはカラッポになりました。
米軍普天間飛行場の移設をめぐり、名護市キャンプ・シュワブ沖に生息するジュゴンの保護を求め、日米両国の自然保護団体などが米国防総省を相手に起こしている「沖縄ジュゴン訴訟」で、米サンフランシスコの連邦地方裁判所は二十四日、同省の米文化財保護法(NHPA)違反を認定する判決を出した。基地建設によるジュゴンへの影響を回避する「考慮」を命じた上で、環境影響評価(アセスメント)文書を同地裁に九十日以内に提出するよう求めた。 |
"U.S. military must consider Japan base's impact on "sea cow" marine mammal,"The Associated Press, Herald Tribune, January 25, 2008.
"Federal Judge Rules Against U.S. Defense Department Plans for Airbase in Habitat of Okinawa Dugong,"Earthjustice Press release, January 24, 2008.
Okinawa Dugong v. Gates連邦地方裁判所の判決文全文が読めます。
〔1月28日追記〕
David Allen and Chiyomi Sumida, "Okinawa Activists Applaud Ruling on Futenma Lawsuit," Stars and Stripes, January 27, 2008.
合意してないプロジェクトpresents
ヘリパッドいらない看板お絵かき会
とき:1月27日(日)お昼ご飯あとくらいから
ところ:東村高江N4ゲート集合
高江の座り込みに参加しながら、あなたの「ヘリパッドいらない」気持ちを看板に描きませんか?!沖縄のステキなTシャツ屋さんDoucattyの田原幸浩さんを講師!としてお迎えして実施します。ご家族連れでも、お一人でも、お友達と誘い合わせて、ふるってご参加下さい。
-雨天延期
-食べ飲みもの持参・ゴミ持ち帰り
-汚れてよい服装
-材料費のカンパを500円ほどお願いしたいです。
-座り込み現場は東海岸の県道70号に面していて、
日曜日はバイクのツーリングなど交通量が非常に
多い場所です。お子様をお連れの際などはとくに、
充分にご注意下さい。
-現地の状況などは「やんばる東村高江の現状」blogをどうぞ
-アクセス方法は以下。
●西からアクセス: 名護IC→58号線で西海岸を北上→塩屋湾を右折→東海岸へ→ 東村平良を左折→県道70号線をそのまま北上→高江共同売店を越えてしばらく進むとN4地区ゲート前
●東からアクセス:宜野座IC→329号線で東海岸を北上→名護高専の交差点から辺野古テント村にちょっと寄り道もOK→329号線二見(北)の交差点を大浦湾方面へ右折(右手にゆかり牧場)331号を北上→県道70号線に入りまだまだ北上→東村平良を通過→高江共同売店を越えてしばらく進むとN4地区ゲート前
●バスでアクセス:名護バスターミナルと高江を結ぶ73番川田線は1日3便
平和市民連絡会では「答申を尊重せよ!」と訴えるため、
明日、午後3時半、県庁ロビーに集まり、4時に申し入れ
を行います。一人でも多く、参加をお願いいたします。
「方法書「書き直しを」 普天間アセス」琉球新報(1/17 9:47)
「審査会、書き直し要求/普天間アセス方法書」
「不備理由に委員総意/現況調査中止も明記」沖縄タイムス2008年1月17日(木)朝刊 1・23面
【沖縄平和ネットワーク学習会のお知らせ】転載します。
沖縄平和ネットワーク連続学習会「憲法を歩く」シリーズ第一弾
「安田・安波から高江へ〜平和的生存権を獲得するやんばるの闘い」
●日時 1月27日(日)9:00〜18;00
●集合 浦添コープおきなわ駐車場 8:50
●講師 宮城鉄行さん(安田文化財保存会)
●講師兼憲法コメンテーター 古堅実吉さん(元衆議院議員)
●参加費 平和ネット会員2000円、会員外2500円、学生1500円
詳細は以下でどうぞ。
【沖縄平和ネットワーク学習会のお知らせ】
沖縄平和ネットワーク連続学習会「憲法を歩く」シリーズ第一弾
「安田・安波から高江へ〜平和的生存権を獲得するやんばるの闘
い」
豊かな自然が息づき、人間が人間らしく生きるやんばるの森。しか
し、歴史をひもとけば、この場所は繰り返し演習を強化しようとす
る米軍に対し、自らの生活と環境を守るために住民が立ち上がり−
憲法を実践して−それを阻止してきた闘いの場所でもあります。知
られざる1970年の国頭村安田における実弾射撃演習反対闘争
や、1980年代後半の同村安波におけるハリアーパッド建設阻止闘
争など、勝利を収めた闘いの現場を当事者の案内で訪れます。そし
て、現在ヘリパッドが増設されようとしている東村高江にも行き、
これまでのやんばるの闘いの教訓を生かす道を考えてみます。ぜひ
ご参加ください。 ●日時 1月27日(日)9:00〜18;0
0 ●集合 浦添コープおきなわ駐車場 8:50 ●講師 宮城鉄行
さん(安田文化財保存会) ●講師兼憲法コメンテーター 古堅実吉
さん(元衆議院議員) ●参加費 平和ネット会員2000円、会員
外2500円、学生1500円 ●行程(予定)9:00 浦添コー
プおきなわ駐車場発(バス内では講師によるやんばる講座、伝統芸
能「安田のシヌグ」講座を予定)11:00〜15:00 現地
フィールドワーク ・安田の実弾射撃演習阻止闘争 ・安波のハリ
アーパッド建設阻止闘争 ・高江のヘリパッド増設阻止闘争 ※安
田、安波に関しては講師から、高江については現地「住民の会」の
方からの説明を予定 ※昼食は安波ダム周辺にて(各自弁当持参)1
5:30 現地発(移動中バス内ではコメンテーターによる「憲法
の視点から見たやんばるの闘い」講座を予定)18:00 浦添
コープ沖縄駐車場着、解散 ●備考 ・参加希望者は必ず事前に下記
まで申し込み願います。(定員40名になりしだい締め切り ・昼
食、雨具は各自でご準備ください。 ●問い合わせ、申し込み先
沖縄平和ネットワーク 〒902−0061 那覇市古島1−14
−6 教育福祉会館406 ホームページ
http://www.okinawaheiwa.net/ TEL 098-886-1215 (平日13時〜
17時) FAX098−882−2777
《沖縄平和ネットワーク「憲法を歩くシリーズ」とは》
「権利」「自由」を獲得していった沖縄の人々の闘いの原点を見
つめ直し、それを土台にしてこれから先私たちが進むべき方向性を
考えるための連続学習会。毎回憲法に詳しいコメンテーターの方と
一緒に戦後史・現在を象徴する現場を訪れ、憲法の視点から現場の
実践を捉えなおします。
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「沖縄県環境影響評価審査会」
日時:1月16日(水)18:00〜
場所:沖縄県総合福祉センター
(那覇市首里石嶺町4-373-1・tel.098-882-5811)
議題:普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価方法書について
問い合わせ先:沖縄県文化環境部環境政策課(tel.098-866-2183)
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なぜ方法書からやり直すべきだと市民は主張しているのか、maxi's blogの解説を参照下さい。前回の審査会を傍聴した合意してないピープルのコメントは以下、つづきをお読み下さい。
<前回の審査会傍聴者のコメントより>
これまで、沖縄防衛局が公告縦覧した方法書について、アセス審査会は12月に「陸上の飛行場部分」について「方法書としてみなせない。やり直すべき」との答申を出しています。県知事もその答申を尊重すべきという意見提出をしました。
そして今、「埋め立て部分」に関してのアセス審査会が行われていますが、次回のアセス審査会が最後の審査会となるでしょう。「方法書のやり直し」に差し戻せるかどうかの瀬戸際です。審査委員たちが「アセス法28条に則って方法書のやり直し」を求める答申を出すことができるように後押ししましょう。ぜひ、たくさんの傍聴人で会場を埋め尽くし、県と防衛局の暴走を止めたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いします。
さて前回の1月11日のアセス審査会の内容について、新聞には詳しく報道されなかったことを報告します。
長くなりますが最後までお読み頂ければ幸いです。
沖縄防衛局が説明を終えて退場した後、事務局である県の環境政策課と、審査委員たちの間で、「方法書のやり直し」に差し戻せるかについての議論がありました。そのなかで環境政策課は、『方法書からやり直すことは法的に不可能』という見解を示しました。
各環境保護団体や桜井国俊さんなど著名なアセス専門家の方々はアセス法28条に則って方法書のやり直しを求めています。
アセス法28条とは簡単にいうと、「方法書作成後に新たに改変があった場合、もう一度改めて方法書を作り直す」というのを定めたものです。その中には「例外として『軽微な修正』に当たるものであれば作り直さなくてもよい」とされています。今回事業主の防衛局が方法書縦覧後に出した修正は到底、「軽微」とは言い難いもので、「軽微」には当たらないはず。だから当然やり直すべきと考えるのが自然です。
環境政策課の、『方法書からやり直すことは法的に不可能』という見解の根拠は、彼らが導き出した奇妙な法解釈にあります。
この日、県はわざわざこの「軽微な修正とは何か」という解釈資料を用意していました。それによればその定義とは、埋め立て事業の場合、「面積の修正が20%未満」ということなのだそうです。
そしてここでも例外の例外として、「20%未満であっても、その改変内容が環境に著しく影響を及ぼすと考えられる場合にはその限りではない」という但し書きがされています。
要するに面積の修正が20%以上であれば方法書に戻る、20%未満であれば戻らなくともよい、でも20%未満であってもあきらかに大きな改変であれば当然、方法書に戻らなければならない、と言ってるわけです。
しかし事務局である県は、この「軽微な修正」の定義を盾にして、「面積の一切の修正が無いのだから、但し書きされた例外も適用されない。よって法的に方法書のやり直しは不可能」と解釈をしているのです。
そんな解釈がまかり通るのなら、面積が変わらなければ、何をどう変えたっていい、100%違うものを作ろうがOKということになります。
この県の見解に対し、傍聴席から真喜志好一さんが挙手をして次のように強く反論しました。
「逐条解説152pには次のように書かれています。***環境の保全上の問題の少ない事業案を提示し、後から環境の保全上の問題の大きい事業案に変更することを認めることは、制度の意義を著しく損なうことになる。したがって、このような場合に、手続きの再実施を義務付けることが必要になる***今回の一連の政府、沖縄防衛局の事業内容の追加はぴったりこのケースであり、方法書の再実施を求めるべきです。」
以下は参考として、沖縄ジュゴン環境アセスメント監視団が挙げた、「方法書縦覧以降に明らかになった」、大きな改変6項目です。
1、陸上部も飛行するので、騒音、墜落炎上の危険が増加する事は明らかである。
2、戦闘機装弾場ができるので、飛行機の墜落による爆発、炎上、山火事の危険が増大する。
3、洗機場から排出される薬液で、海域が汚染されるおそれが生じる。
4、進入灯の設置により、海草藻場が破壊されジュゴンの回遊が妨げられる。
5、港湾の可能性があれば、航行によるジュゴンの生息環境への影響が増加する。
6、作業ヤードの位置、サイズにより環境影響が相当な程度を超えて増加する。
残念ながら、この6項目を防衛局や県行政、環境省まで、例えば「飛行場なのだから、進入灯や洗機場が付随してしてくるのは当たり前」などと、これを大きな改変とは言えず、「軽微なもの」としているようです。
この日環境政策課の人は、この事実を見れば、方法書は当然やり直しの手続きが必要と考えられるが、法的にクリアできないのだという言い方をしていました。しかしこのようにおかしな法解釈を導き出す理由はなんでしょうか?
そして今度の審査会で新たに出てきた問題、土取り場の規模など、例えば「沖縄近海から1700万立方メートルもの海砂採取」(単純計算すると、海岸線170km、沖へ100m、深さ1mに渡って海岸の砂が無くなる。)などなど、あきらかに新たにアセス(環境影響評価)が必要になりますが、その点もクリアしないまま、どう今の方法書で通すことができるのか、あり得ないでしょう。このまま黙って通すわけにはいきません。
繰り返しになりますが次回のアセス審査会が最後の審査会となり、「方法書のやり直し」に差し戻せるかどうかの瀬戸際です。たくさんの傍聴人で会場を埋め尽くし、審査委員たちが「アセス法28条の則って方法書のやり直し」を求める答申を出すことができるように後押ししましょう。どうぞ、よろしくお願いします。
他にJANJAN市民新聞の西脇さんの記事もお読みください。
http://www.news.janjan.jp/area/0801/0801138855/1.php
平成19年度第13回沖縄県環境影響評価審査会
○日時:平成20年1月11日(金) 13時30分〜17時00分
○場所:ぎのわんセミナーハウス(宜野湾市志真志4-24-7)
TEL 098−898−4361
○議題
(1)普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価方法書について
(2)その他
問い合わせ先:沖縄県文化環境部環境政策課 TEL 098-866-2183
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今月21日期限の知事意見に向けて、ガマクの座った桜井教授の解説はJANJAN西脇記者のレポートで。また、9日には、新石垣アセス訴訟で証人として出廷し、辺野古のアセスときちんと関連付けながら事前調査という手法の悪しき前例になっていることを証言しています。印刷版『琉球新報』1月10日社会面で報道されていました。審議会を支えるウォッチャーとして、ぜひ傍聴を!
高江のヘリパッド建設中止を求める国会請願署名は
12月末まで。
遠くのアナタにも、出来るコト。
1)ダウンロード 2)プリント 3)トモダチ 4)ユウビン
求む最後のスパート!ひと手間かけた直筆署名が、国会や政府の心を動かすと信じてみるのも、いいんじゃないか!?そんな心温まる12月の忘年会で、ファミリー・リユニオンで、署名用紙をご利用下さい。
9月29日に12万人を集めた「沖縄戦の集団自決における軍命を削除した教科書検定意見撤回を求める県民大会」から開始し、会場で2500名の方々に署名を頂いております。これまでの背景や経緯、工事着手の2007年7月から現在までの経緯なども書いてありますので、高江のヘリパッド建設中止を求める国会請願の署名用紙をダウンロードしてご利用下さい。また、幅広く転送などしていただければありがたいです。署名されたものは文書末尾の記載の郵送先までお送り下さい。まずは高江区民の100倍の1万5千人を目標に!ご協力よろしくお願いします。
普天間飛行場代替施設の建設阻止に向けて
〜アセス手続きをどう闘うか〜
とき:2008年1月6日15:00-
ところ:那覇市古島、教育福祉会館(モノレール古島駅)
ひと:桜井国俊(沖縄大学)
しゅさい:平和市民連絡会
「当面の課題:方法書手続きのやり直しを求める」ということで予習はmaxiさんのblogでどうぞ。
年越しから、お正月にかけて、高江N4ゲート前のお留守番をしてきました。「ヘリパッドいらない住民の会」のみなさんにゆっくりお正月気分を満喫してもらおうといいつつ、結局、一緒に遊んでもらった、合意してない面々でございます。国会請願署名、1万5千筆突破の瞬間にも立ち会わせていただきました。一部報告はやんばる東村高江の現状blogでどうぞ。
また、1月3日には、初詣のメッカ(こういうばあいにメッカというのは気が引けますが)普天間神宮で、署名活動に那覇ブロッコリーズが協力。沖縄タイムス紙に記事が掲載されました。画像をクリックすると記事全部の画像が開きます(4MB、重たいです)。