G8対抗国際フォーラム
6月30日,7月1日,東京で開催される「G8対抗国際フォーラム」のお知らせです。
なお,7月3日には札幌・北海道大学でも開催されます。
詳しくは,下記のサイトをご覧ください。
http://www.counterg8forum.org/
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今年、7月7日から9日まで、北海道・洞爺湖で、G8サミットが開催されます。
現在、政府やマスメディアによるキャンペーンが盛んに行われていますが、一方
で、G8が押し進めるグローバリゼーションに反対する市民団体、NGO、NPOなどの
グループやネットワークによって、様々な対抗運動の枠組みが作られています。
こうした現象は、日本の国内にとどまらず、1999年のシアトル、2001年のジェ
ノバから引き継がれるグローバル・ジャスティス・ムーブメントの世界的な潮流
だと言えます。
私たちは、こうした世界的な状況に、政治的、社会的、文化的、または理論的
に呼応する形で、国内外からの参加者と集まり、大学という公共空間を中心に、
国際的な対抗フォーラムを開催したいと考えています。
・日時
6月30日(月)
13:00〜17:00 中央大学駿河台記念館
18:30〜20:30 明治大学リバティホール(リバティタワー1F)
7月1日(火)
18:30〜20:30 明治大学リバティタワー
※フォーラムは、メイン・フォーラムと、パネル・ディスカッションで構成され
ています。
※メインフォーラムのみ、資料代として500円をいただきます。
・内容
6月30日(月) 中央大学駿河台記念館 13:00-15:00
★パブリックかコモンか?——サミット体制と明日の条件なき大学 @560
パネラー 西山雄二(東京大学、ARESER:高等教育と研究の現在を考える会)、
大野英士(首都圏大学非常勤講師組合)、世取山洋介(新潟大学、DIC日本支
部事務局長)、コ・ビョンゴン(研究空間スユ+ノモ)
司会 白石嘉治(上智大学)
★「ゾンビの国」で考える連帯の条件——グローバル・ジャスティス運動、固有
性、マルチチュード @570
パネラー デイヴ・エデン(オーストラリア国立大学)、ハリー・ハルピン(エ
ジンバラ大学)、ブランドン・ジョーダン(映像作家)
司会 渋谷望(千葉大学)
★自律メディアは増殖する! @680
パネラー ジム・フレミング(Autonomedia)、成田圭祐 (Irregular Rhythm
Asylum)、佐藤由美子(トランジスター・ プレス)、加藤賢一(気流舎)
司会 酒井隆史(大阪府立大学)
6月30日(月) 中央大学駿河台記念館 15:00-17:00
★プレカリティは創造する @560
パネラー マウリツィオ・ラッツァラート(社会学者/哲学者)、ダイアン・ク
ラウテマー(IWW)、ブノワ・ユージェーヌ(NO VOX)、千々岩弦(フリーター
全般労組)
司会 入江公康(社会学/労働運動史)
★反資本主義のための資本主義論 @570
パネラー マッシモ・デ・アンジェリス(東ロンドン大学)、ハリー・ハルトゥ
ニアン(ニューヨーク大学)、イ・ジンギョン(研究空間スユ+ノモ)
司会 田崎英明(立教大学)
★戦術の多様性をめぐって @680
パネラー デヴィッドソルニット(アーティスト)、マリーナ・シトリン(サン
フランシスコ・ニューカレッジ)、リサ・フィシアン(戦術家)他
司会 高祖岩三郎(Autonomedia、VOL編集委員)
6月30日(月) 明治大学リバティホール(リバティタワー 1F)18:30-20:30
メインフォーラム:グローバリゼーションと対抗理論の可能性
司会 鵜飼哲(一橋大学、フランス文学・思想)
提題 足立眞理子(お茶の水女子大学、経済学)、ジョン・ホロウェイ(プエ
ブラ自治大学、国家理論)
応答者 マイケル・ハート(デューク大学、政治哲学)、岩崎稔(東京外国語大
学、政治思想)
7月1日(火) 明治大学リバティタワー12階 18:30-20:30
★地球的組織の未来 @1121
当パネルでは、アンドレ・グルバチッチ(バルカン半島)、デヴィッド・グレー
バー(北米)、平沢剛(東アジア)など世界各地を出自とする活動家的知識人を
迎えて、未来の地球的組織化の可能性について論議する。それぞれの立場/経験
に基づいて、過去の国際連帯/国際的組織化のありかたを分析し、将来可能な形
態を提起してもらう。
パネラー アンドレ・グルバチッチ(サンフランシスコ・ニューカレッジ)、デ
ヴィッド・グレーバー(ロンドン大学ゴールドスミス校)、平沢剛(明治学院大学)
司会 高祖岩三郎(Autonomedia、VOL編集委員)
★地下大学東京——秋葉原で起きたこと—— @1122
6月8日の白昼、秋葉原中央通りの路上ではいったい何が起きたのか? 120秒の
間に、残酷な形で交差したものは何だったのか? 青森に生まれ、各地の派遣
「飯場」を流れた末に、静岡からあの街に現れたKは、ちょうど40年前に4人を射
殺し、遂に刑死したNを呼び戻した。彼の『無知の涙』が読まれているという。
——あの場所にやって来たKと、そこで殺された人々に集中したあらゆる動線と、
そこから伸びていくものについて徹底討論したい。
パネラー 鎌田慧(ジャーナリスト/作家) 他
司会 平井玄(音楽批評)
★反戦反基地——軍事化に抵抗する @1127
本セッションでは、まさに今起こっている軍事化を理解し、その軍事化への抵抗
運動を、スピーカー、参加者の皆さんと共有していきたい。そして、それを共有
するだけではなく、より有効的な抵抗運動を、構築していきたい。
パネラー 梅林宏道(NPO 法人ピースデポ代表)、キム・ディオン(研究空間ス
ユ+ノモ)、抵抗運動に関わっている人
司会 伊佐由貴(一橋大学)
★アウトノミアとメディア運動 @1128
アウトノミア運動のスポークスマンとして知られ、イタリア初の自由ラジオ「ア
リーチェ」以来、ガタリとの協働を経て最近のテレストリートに至るまで、つね
に現代メディアを刺激してきた実践的思想家フランコ・ベラルディ(bifo)。ラ
ジオ・アーティスト/理論家として、世界のメディア運動に多大な影響を与える
粉川哲夫との対話。
パネラー:フランコ・ベラルディ(メディア理論/活動家)×粉川哲夫(ラジオ
アーティスト、メディア批評家)
問い合わせ:G8対抗国際フォーラム事務局
Tel : 080-5539-6059 Fax : 042-330-5406
Email : info@counterg8forum.org URL : http://www.counterg8forum.org
カンパ・協力金の振り込み先 郵便口座00100-9-357506番 口座名称:G8
対抗国際フォーラム実行委員会