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3月5-9日世界反基地ネットワーク設立総会@エクアドル

アジア太平洋反基地東京会議・エクアドル設立総会日本事務局からの情報を転載します。
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2007年3月5日〜9日まで南米エクアドルで「世界反基地ネットワーク」の設立総会が開かれます。
 2004年にインドのムンバイで開かれた世界社会フォーラム(WSF)の中で開かれた「国際反米軍基地会議」で、世界34カ国、125名の反基地・環境・女性・人権・平和活動家などが参加し設立された「世界反基地ネットワーク(正式名称は「外国軍基地撤廃国際ネットワーク」)は、この約2年の間、世界各国・地域で反基地運動に関わる300人もの人が参加するメーリングリストを通じて情報交換を続けてきました。
 特に、いま世界規模で進む米軍再編の動きに抗し、世界中からの基地と軍隊の撤廃に向け、「世界反基地ネットワーク」をより実働的ネットワークとして稼動させるスタートとなるのがこの「エクアドル設立総会」です。・・・・

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「世界反基地ネットワーク エクアドル設立総会」
(2007年3月5日〜3月9日 於エクアドル)
沖縄からの参加者などの旅費・滞在費カンパのお願い
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2007年3月5日〜9日まで南米エクアドルで「世界反基地ネットワーク」の設立総会が開かれます。
 2004年にインドのムンバイで開かれた世界社会フォーラム(WSF)の中で開かれた「国際反米軍基地会議」で、世界34カ国、125名の反基地・環境・女性・人権・平和活動家などが参加し設立された「世界反基地ネットワーク(正式名称は「外国軍基地撤廃国際ネットワーク」)は、この約2年の間、世界各国・地域で反基地運動に関わる300人もの人が参加するメーリングリストを通じて情報交換を続けてきました。
 特に、いま世界規模で進む米軍再編の動きに抗し、世界中からの基地と軍隊の撤廃に向け、「世界反基地ネットワーク」をより実働的ネットワークとして稼動させるスタートとなるのがこの「エクアドル設立総会」です。
 昨年11月に開かれた「アジア太平洋反基地東京会議・エクアドル設立総会」事務局では、東京会議に沖縄平和市民連絡会から参加した3人の方と、現地で通訳および情報収集にあたる事務局メンバー1人の、エクアドル総会参加渡航滞在費を捻出するために、沖縄市民連絡会と一緒になって緊急カンパを始めます!

カンパは一口1,000円から、何口でもよろしくお願いします。皆さんの周りにもぜひ広く広めていただきたいと思います。あと一ヶ月しかありませんが、ぜひとも皆さんからのご支援をよろしくお願いいたします!!
■<<緊急カンパ送付先>>□□■■■■■□□■■■□■
●郵便振替口座番号  00110‐8‐591451
●郵便振替口座名称  アジア平和連合ジャパン
※通信欄に「エクアドル会議カンパ」と記入してください。
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■ 「世界反基地ネットワーク」と「エクアドル設立総会」
2004年にインドのムンバイで開かれた世界社会フォーラム(WSF)の中で開かれた「国際反米軍基地会議」で設立されました(正式名称は「外国軍基地撤廃国際ネットワーク」)。この会議には、世界34カ国、125名の反基地・環境・女性・人権・平和活動家などが参加し、世界各国・地域での、特に、米軍の動向とその被害が報告され、基地と軍隊撤廃に向け、世界的に運動のつながりを強める一歩を踏み出そうということになりました。
 その後、このネットワークは、主にメーリングリストを通じてつながり、米軍やNATO軍の動向分析、各国・地域での抗議行動のお知らせや報告、署名・抗議文送付などの共同行動の呼びかけが行われてきました。また、ウェブサイト(http://www.abolishbases.org/)も立ち上げられ、将来的には世界の反基地運動の情報集約拠点としての役割を果たせるように、整備が進められています。

エクアドル設立総会は、5日間にわたって、世界各国・地域の運動状況や戦略の報告、ジェンダー・環境・先住民・民主主義と主権などのテーマでの分科会、マンタ基地へのデモ、戦略会議などが開かれるほか、3月8日の世界国際女性デーには、キトからマンタへの女性キャラバンも計画されています。
 現在、世界中から約120人が参加を申し込んでいます。現地からの参加もあわせての参加人数は400〜500人です。アジア太平洋地域からも、沖縄、韓国、フィリピン、オーストラリア、ハワイ、グアムから参加します!

■ エクアドル—盛り上がる米軍基地闘争と世界への呼びかけ
エクアドルは中米に位置し、コロンビアとペルーと国境を接する国です。米国の対ラテンアメリカとカリブ地域の経済・軍事的戦略地とされ、特にコロンビアの「ゲリラ」勢力、麻薬や移民取締りのために米国にとっては手放せない国です。
 1999年に米国とエクアドルの間で、エクアドル軍の基地であったマンタ空軍基地を米国に貸与する協約が結ばれ、この基地は米軍の前方展開基地として使われるようになりました。この協約は、5年で更新、10年で失効になります。
 まず、貸与協定で24000ヘクタールの土地が接収され、多くの人が自分たちの土地を追われました。そして、米軍がエクアドルで活動を始めて以来、地元では、生活費が上がったり、女性や子どもに対する性搾取が起きています。また、漁師は港の使用が禁止され、漁ができなくなり、職を失ったり、移住を余儀なくされています。2001年から2005年にかけて、米軍は45回も不法に漁船に近づき、少なくとも8隻の漁船が破壊されたり沈められたりしています。こうした犯罪も、協約の下で裁かれることはありません。
 米軍に怒る地元は、国内12の先住民グループ全てが参加して1986年に立ち上げられたCONAIEが、対米自由貿易協定締結反対の運動と関連付けながら、反米軍基地闘争を展開しています。彼ら/彼女らの強力な反対活動によって、自由貿易協定は締結が実現していません。また、2009年の軍事協定失効延期を阻止するべく、地元の若者グループ、農民グループ、漁民グループ、平和・人権グループ、女性グループもさまざまな活動を始めています。昨年5月には、若者たち130人が、マンタ基地前でピースキャンプを行いました。基地内の監視塔から米兵が監視を続ける中、地元警察がこのキャンプを強制的に閉じようとしましたが、これにも負けませんでした。
 さらに、エクアドルでは、「エクアドル反基地連盟」が設立されました。米国の世界戦略を挫くために、マンタから米軍を追い出すこと、平和と社会の非軍事化を目的に活動を続けています。この連盟では、人権団体、CONAIE、農民、学生、若者のグループなど、地元と全国的に展開するグループがつながりながら活動を行っています。
 エクアドルでは今回の設立総会を、世界に点在する反基地運動がともにつながり、運動の力をさらに強めるものにするべく懸命に準備を進めています。2006年11月の選挙で米軍基地撤去を訴えた反米左派ラファエル・コレアが大統領に選ばれ、国内の政治状況も盛り上がっています。
 ——「マンタでの私たちの闘いは、世界の中の多くの闘いのひとつです。闘いの中にいる人びとと手を携えることは、私たちの闘いを強めることになると信じています。……『もうひとつの世界』は可能であり、そして必要です。私たちは、世界中でおこっている正義のための取り組みを結合させなければいけません。世界からあらゆる外国軍軍事基地をなくすこと、これもまた正義のための闘いです。エクアドルでお会いしましょう!」(エクアドル設立総会 エクアドル国内準備委員会メンバー ヘルガ・セラーノ)
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■ エクアドル設立総会に参加を希望される方
エクアドル設立総会に参加を希望される方で英語を読む方は、「世界反基地ネットワーク」のウェブサイトから参加申し込みができます。
→ http://www.abolishbases.org/
英語を読まない方は、参加登録のお手伝いなどできますから、以下のメールまでお気軽にお問い合わせください。
→ ppsg@jca.apc.org (アジア平和連合[APA]ジャパン)

アジア太平洋反基地東京会議・エクアドル設立総会日本事務局
事務局長
八木 隆次
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アジア太平洋反基地東京会議・エクアドル設立総会日本事務局
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1F
フォーラム平和・人権・環境  担当:八木
tel.03-5289-8222
fax.03-5289-8223
E-mail: yagi@gensuikin.org
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