現代の国際関係(後期) †
担当者 河村雅美・阿部小涼
火曜日 4時限 2-101教室
概要 †
この科目では、「開発」をキーワードに現代の国際関係をみることを試みる。環境や貧困問題など、開発に関わる問題は、現在でも進行中である。ここでは、「開発」という概念が、いつから世界的な課題となっていったのか、また日本はどのようにその課題と関わってきたのか、開発途上国(本講義では特に東南アジア)においてはどのようにその問題ととりくんできたのか等を歴史的にたどり、現代の国際関係を見る上で、ひとつの視点を提供することを目指す。
また、国際関係とは、単に国家、政府間の問題ではなく、私たちの周りをめぐるイメージや意識、「知」にまで浸透していることを学ぶ。
評価基準 †
ディスカッションでの参加姿勢10点×2回、期末試験は5問(1問20点)中2問以上回答とする。60点以上を合格として評価を行うこととする。
- あらかじめ担当者を決定する。講義内容を参考にしながら、テーマに沿って自分なりの問題提起を行う。参考となる資料などを提示することが望ましい。
- 他の参加者は担当者の提出した問題に対して意見を述べ、議論に参加する。
- テーマは1回目、2回目それぞれについて、講義のなかで示す。
- いわゆるテイクホーム形式と教室での試験の折衷とする。
- 1月10日に試験問題を発表し、2月7日に試験を行う。
- 教室内へあらゆる資料の持ち込みを許可するので、試験時間までに必要な準備をしておくことが期待されている。
- 試験問題は5問出題し、うち2問以上を選択して解答する。問題は講義とディスカッションの内容から出題される。
オリテについて †
10月18日の初回講義で、講義の進め方とスケジュール、教科書や参考文献、評価基準、期末試験についての説明など、オリエンテーションを行います。履修予定の方は必ず出席して下さい。
スケジュール †
月 | 日 | |
10 | 18 | 第1回 オリテ |
| 25 | 第2回 河村<イントロダクション:「開発」と国際関係 |
11 | 1 | 第3回 河村<「開発」問題の背景:第二次世界大戦後の世界 |
| 8 | 第4回 河村<開発途上国と開発(1)開発と国家体制 |
| 15 | 第5回 河村<開発途上国と開発(2)開発イデオロギー |
| 22 | 第6回 河村<開発途上国と開発(3):開発と国民統合 |
| 29 | 第7回 河村<開発途上国と開発(4):開発の「歪み」への動き 1 |
12 | 6 | 第8回 河村・阿部<ディスカッション:被援助国の政治> |
| 13 | 第9回 河村<開発途上国と開発(5):南北問題 |
| 20 | 第10回 河村<開発途上国と開発(6):開発の「歪み」への動き 2 |
| 27 | ふゆやすみ |
1 | 3 | ふゆやすみ |
| 10 | 第11回 河村<開発と日本(1):日本の「開発」史総論/期末試験の問題発表 |
| 17 | 第12回 河村<開発と日本(2):日本の「開発」史各論 |
| 24 | 第13回 河村<開発と日本(3):日本の「開発」史各論 |
| 31 | 第14回 河村・阿部<ディスカッション:開発と沖縄> |
2 | 7 | 期末試験 |
| 14 | 予備日 |
class2005に戻る